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ゆめはま2010プラン 5か年計画

1997~2001

NO.1

GOKANENKEIKAKU 1997-2001

項目 内容
立案時期 平成9年5月
計画期間 平成9年度~平成13年度(5年間)

はじめに

1997(平成9)年度を初年度とする‘ゆめはま2010プラン’の5か年計画をとりまとめました。
1994(平成6)年に現行の5か年計画を策定して3年がたちますが,近年の社会・経済情勢は,バブル経済の崩壊にはじまり,大きく変動し続け,地方分権や行財政改革への期待のたかまりなど,21世紀を目前に控え,まさに時代の転換期を迎えています。
私は,今こそ「市民生活の視点に立った市民本位の市政」を着実に推進し,市民の「安全・安心・安定」をはかっていきたいと考え,5か年計画を改訂しました。厳しい財政状況ではありますが,福祉・保健の充実や活力ある地域社会づくりなど,市民生活に直結する施策に重点をおき,効果的・効率的に事業を推進してまいります。
また,何よりも,市民と行政がお互いに信頼関係を築き,パートナーシップを大切にしながら,常に新しい時代感覚を発揮して,取組をすすめるとともに,新たな視点で改善を行い,今日的な課題に迅速かつ的確に対応していく必要があります。
そのため,計画の推進にあたりましても,より市民生活に即した施策展開がはかれるよう創意工夫を行い,新たな課題にも積極的に取り組むなど,柔軟に対応していきたいと思います。
今後も激動の時代が続きますが,市民の皆様と手をたずさえながら,この横浜を‘夢と希望にあふれるまち’にしていくため,全力投球してまいります。
皆様の温かいご支援,ご協力をお願いいたします。

横浜市長 高秀 秀信
平成9年5月

5か年計画(1997~2001)の概要

■策定の趣旨
1994(平成6)年にゆめはま2010プランの事業計画(基本計画,5か年計画)を策定して以来,3年が経過しました。この間,社会・経済情勢は大きく変化し,現行5か年計画の策定当時とは,状況も様変わりしました。
平成7年1月の阪神・淡路大震災や,平成8年夏以来のO-157による感染症など,安全・安心な市民生活をおびやかす予測困難な出来事が発生し,また,バブル経済の崩壊が国や地方自治体の財政に深刻な影響を及ぼし続け,経済情勢は緩やかな回復基調にあるものの,行財政運営は厳しさを増しています。さらに,少子・高齢化の進行が加速度を増し,社会保障制度の改革など,新たな社会システムの構築に向け検討もすすめられています。
このような情勢のなかで,市民は,老後や子育てなど,生活に安心感を求める傾向を顕著に示すとともに,それぞれの地域のなかで,生活に密着した諸課題に主体的に取り組む動きも活発化しています。市民生活に身近な地方自治体として,こうした市民の多様な二ーズに的確に応えていくことが求められています。以上の考え方にもとづき,市政運営の実施計画である5か年計画を見直し,新たな5か年の施策・事業についてとりまとめを行いました。
厳しい財政状況のなかにあっても,ゆめはま2010プランの長期ビジョンに描かれている市民生活像や基本計画に掲げられている目標に,一歩一歩着実に近づけていくことが重要であります。このため,新しい5か年計画においても,基本計画との整合をはかりつつとりまとめましたが,近年の社会・経済情勢や市民ニーズの変化などをふまえて,市民生活に直結する分野を中心に施策の優先順位を明確にし,計画事業の重点化を行いました。

■計画の期間
5か年計画の期間は,1997(平成9)年度から2001(平成13)年度までの5か年とします。

■施策届開の考え方
社会・経済情勢の変化に的確に対応するため,長期ビジョンや基本計画をふまえつつ,市民生活に直結する分野に重点をおき,計画事業をとりまとめました。とくに,一人ひとりの市民生活を重視する視点から,現行の計画事業を総点検し,事業の優先順位を明確にしました。また,より効果的・効率的な代替的手法の導入や,事業の統合,施策の総合化などにより,事業効果を最大限たかめるよう工夫し,市民生活の新たなニーズに積極的に対応していくこととしました。
こうした観点から,1997(平成9)年度からの5か年計画では,次の5つの考え方を基本に,計画事業の重点化を行っています。

(1)福祉・保健施策の推進
少子・高齢化が急速にすすむなかで,老後や子育てなどへの不安が増大しており,効果的かつ緊急な対応が求められています。また,公的介護保険制度の導入や児童福祉法の改正など,福祉・保健に関する諸制度について,国レベルで改革に向けた検討がすすめられています。
こうした状況をふまえながら,子ども,障害者,高齢者の施策を,一人ひとりのニーズや生活環境に即して,きめ細かいサービスが提供されるよう,充実していく必要があります。
子どもの施策については,区役所を中心に地域における子育ての機能を充実するとともに,いじめの根絶をめざした取組を,学校と地域が連携しながらすすめていけるようにします。また,保育所に入所できない,いわゆる’保留児’の解消を緊急課題として,認可保育所の整備や本市独自の制度による横浜型保育施設の整備をすすめます。
障害児・者については,障害者地域活動ホームの機能強化をすすめることなどにより,家族の相談や必要なサービスが身近なところから受けられ,地域のなかでより充実した生活ができるよう,地域ケアシステムの構築をめざします。
高齢者については,公的介護保険制度の導入に向けた国の動向を見据えながら,在宅サービスを中心に横浜市高齢者保健福祉計画の目標水準の達成に努め,住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるようにしていきます。

(2)活力ある地域社会づくり
横浜に定住を希望する市民の割合は,ここ数年8割前後と,高い水準で推移しています。これは,市民の「わが町意識」が定着してきたあらわれであり,定住都市として,きめ細かなまちづくりをすすめていくことが求められています。また,高齢者福祉・子育て・環境など,地域住民に共通の悩みや課題の解決に主体的に取り組む新しい活動も活発化しており,新旧さまざまな形で行われている地域活動に対する支援の強化や,市民と行政の役割についての新たな形づくりが求められています。
このため,市民と行政が互いに知恵を出し合い,工夫しながら,地域特性に応じたきめ細かいまちづくりを行っていくパートナーシップ型の事業手法を,より一層推進するとともに,地域の多様な人材やグループの相互交流を促進していきます。また市民生活の質の向上をめざして,’駅まで15分道路’の整備などにより,地域における生活の利便性をたかめるとともに,行政の仕組みや施設の内容を,市民にわかりやすい形に改善していきます。

(3)安全・安心な都市作りの推進
阪神・淡路大震災やO-157による新たな感染症の発生など,市民生活の安全・安心をおびやかす出来事が連続して起こり,その対応策について多くのことを学びました。これらの教訓をいかして,市民生活を守るための対策を着実に実行していくとともに,市政運営のなかに危機管理的な発想を取り入れて,迅速・的確に対応できる体制としていくことが求められています。
また,横浜市防災計画にもとづき,地域防災拠点を中心に,市民の地域における助け合いや日常的な防災活動への支援を推進していくとともに,地震に強い都市づくりをめざして,水道,下水道などのライフラインや鉄道,道路などの耐震性をたかめていきます。
さらに,感染症対策を充実するため,横浜市立大学の研究機能と衛生研究所の調査機能とを総合化しながら,衛生研究所の機能を強化し,迅速で効果的な対策がはかれるようにしていきます。

(4)特色ある「よこはま」の確立
開港以来,横浜は,日本の文化,経済などの発展に大きな役割を果たしてきました。今後とも,国際文化都市として大きく飛躍していくためには,市民レベルでの国際交流活動の活発化や,横浜で生活する外国人が住みやすい環境づくりをすすめるとともに,歴史と町並みをいかした魅力ある都市づくりをすすめていく必要があります。
このため,都心臨海部においては,山内ふ頭周辺から山下・新山下までを一体的に整備しながら,臨海部プロムナードなど’にぎわい空間’を創出するほか,関内・関外地区の活性化をはかっていきます。また,京浜臨海部において,産学官が連携して研究開発機能を強化することにより,既存産業の高度化と新産業の創出をはかるなど,国際産業拠点としての再整備をすすめます。

(5)市民生活に密着した社会資本整備の計画的推進
社会資本の整備は中長期的な視点から取り組むべき課題として,計画的に,すすめていくべきですが,現在の財政状況を考慮すると,事業の優先順位や着手時期等について,事業の熟度や関連する事業主体等との調整の状況などをふまえ,慎重に検討していく必要があります。
こうした観点に立ちつつ,実効性の高い計画とするため,5か年においては,高速鉄道1号線やみなとみらい21線などの鉄道整備や,戸塚駅周辺地区をはじめとする市街地整備,地区センター,コミュニティハウスなど市民ニーズに対応した公共施設整備などについて,着実に推進していきます。

表現例につて
計画の目標について
基本計画における2010年の計画目標をあらわしています。

施策の方向性について
5か年計画における2001年までに取り組む施策の方向性をあらわしています。

主な事業豪について
1996年……1996(平成8)年度の水準をあらわしています。
2001年……2001(平成13)年度末の水準をあらわしています。
2010年……2010(平成22)年度末の水準をあらわしています。
「事業内容」欄の< >……5か年間の事業量を示しています。ただし,単館の施設整備などどについては< >書きはありません。
r事業名」の左に付した☆印……新規施策,新規事業をあらわしています。
※個々の施策・事業の名称については,仮称のものも含まれています。

5か年計画

1997~2001

目次

はじめに

5か年計画(1997-2001)の概要

5か年計画

2010-よこはまの明日を拓<リーディングプラン11

2010-豊かな暮らしをつくる プラン32

5か年計画事業費

2010-よこはまの明日を拓く

リーデイソグプラン11

  1. ふれあいのまちをつ<る5つのプラン
    1. いつでも安心シニアプラン
    2. 活気あふれる地域育成プラン
    3. 生き生きはまっ子プラン
    4. 環境エコアッププラン
    5. リサイクル都市形成プラン
    1. 快・速・安・信ネットワークプラン
    2. 特色ある都市拠点強化プラン
    3. 世界都市・横浜再生プラン
  2. はつらつのまちをつ<る3つのプラン
    1. アートシティ横浜プラン
    2. 水と緑のトライアングルプラン
    3. みなとまち快遊プラン

    1 ふれあいのまちちをつ<る5つのプラン

    1 いつでも安心シニアプラン

    高齢者が住み慣れた地域や家庭でいきいきと暮らし続けることができるよう,保健・医療・福祉などが連携した地域ケアサービスを充実し,在宅支援体制を強化します。

    身近な地域でのケアサービスの展開/支援施設の整備と介護者への支援/高齢者住宅の整備・改善/健康管理と寝たきり・痴呆などの予防策の充実/自立と支えあい活動への支援

    事業名
    1996年水準2001年水準
    区福祉保健センターの整備18か所
    (福祉保健サービス課)
    18か所
    (各区に1か所)
    地域ケアプラザ35か所66か所
    地域ケアセンター1か所18か所
    (各区に1か所)
    ホームヘルプサービスの充実常勤ヘルパー換算
    1,817人
    常勤ヘルパー換算
    4,122人
    ディサービスの充実66か所168か所
    ショートステイの充実589床1,145床
    特別養護老人ホーム3,730床
    (44か所)
    5,300床
    (61か所)
    老人保健施設504床
    (6か所)
    3,114床
    (32か所)
    痴呆性高齢者特別介護棟498床982床
    (特別養護老人ホームの内数)
    痴呆性高齢者のための治療・療養施設150床
    (3か所)
    300床
    (6か所)
    高齢者グループホームの整備3か所推進
    高齢者用市営住宅1,022戸3,272戸
    福祉機器サービス拠点モデルルーム
    構想・検討
    方面別拠点
    事業中
    モデルルーム
    完成
    方面別拠点
    3か所
    福祉のまちづくりをすすめるための条例などの制定条例検討中制定・推進
    スポーツ医科学センター事業中完成
    脳血管医療センター事業中完成
    福祉保健研修交流センター事業中完成
    シルバー社会活動センター本部事業中本部1か所
    民間福祉保健活動拠点事業中9か所

    高齢者を支える保健・医療・福祉の在宅支援システム

    2 活気あふれる地域育成プラン

    市民が相互に支えあい,心の通いあう豊かな地域社会の実現をはかるため,さまざまな活動や交流を通して,連帯と協調の心を育て「ふるさと」と呼べる地域社会づくりを促進します。

    「ふるさと」と呼べる地域社会づ<り/コミュニティハウスの整備/地区センターの整備促進

    事業名1996年水準2001年水準
    地区センター60館81館
    コミュニティハウス69か所105か所
    ボランティア情報センターの設置構想・検討設置・推進
    市民参加の街づくり推進
    (都市計画マスタープラン)
    構想・検討市・区プラン
    策定
    地区プラン
    一部地域で策定
    市民利用施設予約システムの整備一部稼動稼動
    地域総合行政機関としての区役所機構の整備実施推進
    生涯学習の推進構想・検討推進
    図書館(図書サービスネットワークの整備)-推進

    身近な地域活動の拠点づくり

    3 生き生きはまっ子プラン

    子育てに悩む養育者の不安を解消し,子育てへの多様な支援を行います。
    子どもの心身の健康づくりや子どもをはぐくむ多様な場づくりをすすめます。

    子育て不安の解消/子育て支援の拡充/子どもの心身の健康づくり/子どもをはぐくむ多様な場づくり

    事業名1996年水準2001年水準
    子育て支援・子供・家庭支援センターの整備構想・検討
    (地域子育て支援センター3か所)
    18か所
    (各区に1か所)
    ・子育て支援者の育成37人推進
    ・子育てサロンの整備構想・検討推進
    ・保育所の整備等223か所
    (20,379人)
    244か所
    (23,400人)
    障害児保育の公立全園での実施
    ・横浜型保育施設の設置促進構想・検討100か所
    (3,000人)
    ・小児医療費助成制度の充実実施推進
    いじめ対策の充実・教育総合相談センターの設置-設置
    ・相談の場の設置-18か所
    (各区に1か所)
    ・カウンセラーの派遣一部実施実施・推進
    ・青少年相談センターの機能充実構想・検討実施
    コミュニティハウス69か所105か所
    はまっ子ふれあいスクールの整備125校305校
    野外活動センター市内3か所
    市外3か所
    市内4か所目事業中

    健やかな子どもを育てる環境づくり

    4 環境エコアッププラン

    快適な市民生活にとって欠かすことができない良好な環境の保全と創造に積極的に取り組み,うるおいとやすらぎのある「人と自然が共生できる街」づくりをすすめます。

    エコロジー拠点の形成/エコアップ運動の推進

    事業名1996年水準2001年水準
    環境エコアップ推進-ビオトープ整備
    40か所
    環境保全活動センター構想・検討開設

    人と自然が共生できる街づくり

    5 リサイクル都市形成プラン

    市民,事業者,行政が一体となって廃棄物の減量化・資源化に取り組むとともに,都市活動を支えるエネルギーなどを有効にすることによって,省資源・環境型都市づくりをすすめます。

    ごみの減量化・資源化の推進/家庭系ごみの減量化・資源化/事業系ごみ等の減量化・資源化/都市エネルギー等の有効活用

    事業名1996年水準2001年水準
    分別収集の拡大と充実缶・びん
    100%
    ペットボトル
    100%
    資源集団回収の推進推進推進
    資源デポ(常設資源置き場)の整備11か所187か所
    家庭用コンポスト容器等の普及・拡大推進推進
    公共用コンポスト設備の整備モデル実施設置
    生ごみたい肥化施設の整備構想・検討完成
    廃木材再利用施設の整備検討構想・検討事業中
    リサイクルコミュニティセンターの整備事業中1か所
    2か所目事業中
    潔できれいな街づくりの推進実施
    (都心部)
    推進
    広域中間処理施設事業中1か所
    リサイクル工場団地-推進
    下水の高度処理施設2か所事業中7か所事業中
    焼却灰高度利用技術開発構想・検討事業中
    下水汚泥資源化施設事業中事業中

    省資源・環境型都市づくり

    2 はつらつのまちをつ<る3つのプラン

    1 快・速・安・信ネットワークプラン

    大都市としてふさわしい水準の交通ネットワークを形成し,快適性,速達性,安全性および信頼性の高い交通体系を確立します。

    最寄駅まで15分の交通体系整備/都心まで30分の交通体系整備/全国各地,首都圏の主要都市や空港を結ぶ交通体系整備

    事業名1996年水準2001年水準
    高速鉄道1号線戸塚~湘南台間事業中開業
    相鉄いずみ野線いずみ中央~湘南台間事業中開業
    横浜環状鉄道日吉~港北NT~中山間構想・検討事業中
    みなとみらい21線事業中開業
    こどもの国線通勤線化事業化検討実現
    ドリームランド線運行再開事業化検討実現
    バス路線の再編成,拡充推進推進
    停留所への上屋等の設置507か所600か所
    駅前広場,バスターミナル46駅
    52か所
    51駅
    57か所
    ノンステップバス等だれにもやさしいバスネットワークの構築市営25台市営65台
    民間バスへの導入促進
    地区幹線道路12キロメートル32キロメートル
    幹線道路339キロメートル386キロメートル
    横浜環状道路南側区間事業中事業中
    北側区間事業化検討事業中
    西側区間構想・検討事業中
    高速湾岸線並木~本牧間事業中完成
    保土ヶ谷バイパスの改築
    (東名横浜町田インターとの直結および拡幅)
    事業中完成
    東名横浜青葉インターの新設事業中完成
    新湘南国道の整備構想・検討事業中
    空港対策推進推進

    快適で便利な交通網の実現

    2 特色ある都市拠点強化プラン

    首都圏における業務核都市として,横浜経済の活力向上をはかり,さまざまな市民ニーズに対応し,都市生活における利便性や快適性を享受できる都市づくりをすすめます。
    そのため,交通ネットワークの強化をはかりつつ,地域の拠点において商業,文化等日常生活にかかわる多様な機能の立地を促進するとともに,特に都心部(都心,新横浜都心),5つの副都心および京浜臨海部については,首都圏を代表する業務核都心として重点的に機能強化し,職住が近接した多心型の都市構造を形成していきます。

    都心臨海ビジネスベルトの形成/新横浜都心の拡充/副都心の整備促進/京浜臨海部の再編整備

    事業名1996年水準2001年水準
    みなとみらい21事業の推進事業中一部を除き完成
    横浜駅周辺地区の整備・北部自由通路・南部自由通路・南北連絡通路の整備事業中完成
    ・西口・東口周辺地区の再開発等事業化検討事業中
    ・ポートサイド地区の再開発等事業中一部完成
    関内・関外地区の整備・北仲通地区の再開発等事業中一部完成
    ・伊勢佐木町,馬車道,日本大通等の街づくり事業化検討一部完成
    ・関内・関外地区活性化推進事業-事業中
    山内ふ頭周辺地区の再整備等構想・検討事業中
    山下・新山下地区の再整備事業中事業中
    新横浜都心の整備・新横浜駅南部地区土地区画整理事業事業化検討事業中
    ・新横浜長島地区土地区画整理事業事業化検討完成
    ・総合運動公園・国際総合競技場事業中国際総合競技場
    完成
    戸塚駅周辺地区の整備・西口第一地区の再開発等事業化検討事業中
    上大岡駅周辺地区の整備
    ・西口駅周辺地区(B地区等)の再開発
    構想・検討事業中
    京浜臨海部の再編整備・生産機能と連携した研究開発拠点の形成構想・検討推進
    ・ファクトリーパークの整備構想・検討推進
    ・産業基盤の整備構想・検討事業化検討

    ゆとりある職住近接都市の実現

    3 世界都市・横浜再生プラン

    世界の人びとが安心して働き,学び,暮らし,憩う都市…世界都市…を再生,創造し,横浜らしい魅力や世界への情報発信力などをたかめます。

    国際的なビジネス活動を発展させる拠点の確立/世界的な交易ゾーンの形成/世界の発展と平和への貢献/創造的コンベンションシティの形成

    事業名1996年水準2001年水準
    ワールドビジネスセンター構想・検討完成
    横浜インポートマート
    (ワールドトレードマート)
    事業中完成
    外国企業の誘致推進推進
    外国人市民施策の充実-推進
    国際交流センター-開設
    パートナーシッププラザ-推進
    都市発展記念館構想・検討事業中
    国際総合競技場事業中完成

    世界の人が集い,働き,暮らしを楽しむまちづくり

    3 ときめきのまちをつ<る3つのプラン

    1 アートシティ横浜プラン

    開港とともに培われた横浜の個性ある「みなとまち文化」を継承し,さらに発展させるため,国内外のさまざまな芸術文化が行きかい,情報の発信する都市「アートシティ横浜」をめざします。

    アートシティ横浜の形成/国際的に発信カのある芸術文化を育てる仕組みづくり/都市文化の基盤形成/幅広い文化施設づくりと連携の強化

    事業名1996年水準2001年水準
    区民文化センター4館5館
    3館事業中
    市民文化ホール1館2館目事業中
    市民ギャラリー1館2館
    芸能センター構想・検討完成
    歴史的景観保全事業-推進

    個性ある芸術文化を育む基盤の形成

    2 水と緑のトライアングルプラン

    横浜の特色でもある丘,川,海のアメニティ資源を保全,活用し,将来にわたって市民が自然に親しみながらスポーツ・レクリエーションを楽しむ空間の整備をすすめます。
    特に,緑の七大拠点を中心とする丘の軸,市内の代表的河川である鶴見川の川の軸,海岸の水際線沿いの海の軸,といった都市の骨格の形成をすすめ,都市と自然が共生したバランスのとれたまちづくりをめざします。

    よこはま未来の森づくり/鶴見川タウンリバー/海の広場づ<り

    事業名1996年水準2001年水準
    よこはま未来の森づくり構想・検討事業中
    緑地保全の推進・円海山近郊緑地特別保全地区100ヘクタール234ヘクタール
    ・緑地保全地区81ヘクタール271ヘクタール
    市民の森431ヘクタール497ヘクタール
    都筑自然公園事業中動物園
    一次開園
    キャンピングパーク3か所4か所
    恵みの里構想・検討4地区
    河川親水公園14ヘクタール36ヘクタール
    総合運動公園事業中国際総合競技場
    完成
    市民に開かれた魅力的な親水ゾーンの整備・臨海部海の広場づくり構想・検討事業中
    金沢マリーナ・横浜ベイサイドマリーナ2期事業中完成

    豊かなレクリエーション都市をめざして

    3 みなとまち快遊プラン

    国際性豊かなにぎわいのある海辺の街づくり,歴史や文化が融合した趣のある街づくりをすすめ,市民や来街者が憩い楽しめる遊空間を形成し,新しい発見に心ときめく横浜らしい魅力を創造します。

    市民と港がふれあう水際ゾーンの演出/多彩な地区の個性をいかした街づくり/みなと・街・快遊ネットワークの形成/遊空間形式のための仕組みづくり

    事業名1996年水準2001年水準
    赤レンガ倉庫の保存・活用事業中一部を除き活用
    市民に開かれた魅力的な親水ゾーンの整備・臨海部プロムナードの整備事業中事業中
    ・インナーハーバー水域活用事業-事業中
    ・水上交通ネットワーク構想・検討事業中
    大さん橋地区の再整備構想・検討一部完成
    関内・関外地区活性化推進事業-事業中
    歴史的景観保全事業-推進
    芸能センター構想・検討完成
    情報文化センター事業中完成
    人形の家の再整備構想・検討完成
    駐車場の整備推進推進

    楽しさ広げるミナトヨコハマの演出

    2010-豊かな暮らしをつくるプラン32

    • 第1章 安心な私たちの暮らし
      ~住む・暮らす~
    • 第2章 いきいきとした私たちの暮らし
      ~働く・学ぶ~
    • 第3章 魅力ある私たちの暮らし
      ~やすらぐ・憩う~
    • 第4章 暮らしを支えるまちづくり

    第1章
    安心な私たちの暮らし
    ~住む・暮らす~

    • 第1節 心がよう福祉社会
      • (1)福祉の基盤
      • (2)高齢者
      • (3)障害児・者
      • (4)児童・青少年
      • (5)健康づくりと地域医療

    第2節 人権を尊重する社会

    第3節 男女共同参画社会

    • 第4節 快適な生活環境
      • (1)地域社会と身近な行政
      • (2)住宅と住環境
      • (3)環境の保全と創造
      • (4)廃棄物とリサイクル
    • 第5節 災害対策
      • (1)都市防災
      • (2)消防力の強化

    第1節
    心かよう福祉社会

    (1)福祉の基盤

    人にやさしい福祉のまちづくり

    1 計画の目標

    市民の理解と積極的な参加のもとに,福祉サービスのゆきとどく仕組みや,まちづくりをすすめ,市民が住み慣れた地域や家庭で安定した生活がおくれるようにします。

    DATA

    ホームヘルパーの利用者数・年間利用回数の推移グラフ

    資料:福祉局調べ

    地上からホームまで連続してエレベーター・エスカレーターが設置されている駅

    市営地下鉄設置駅14駅10.2%
    市営地下鉄未設置駅13駅9.4%
    民間鉄道未設置駅81駅58.7%
    民間鉄道設置駅30駅21.7%
    市内全域138駅-

    資料:福祉局調べ/1997(平成9)年3月現在

    地域ケアシステムのイメージ

    地域ケアシステムのイメージ図

    2 施策の方向性

    1. 保健・医療・福祉の連携の推進
      援護を必要とする高齢者や障害児・者などが,地域のなかで安心して生活をおくれるよう,保健・医療・福祉の関係機関・団体や市民の福祉活動の連携をめざす地域ケアシステムの確立をすすめます。また,市民が積極的に地域の福祉活動に参加できる仕組みづくりを支援するとともに,身近なところから在宅サービスが提供されるよう,地域ケアプラザなどを整備します。
    2. だれにもやさしい福祉のまちづくり
      高齢者,障害児・者など,だれもが生活しやすいまちづくりをすすめるため,建築物や道路,公共交通機関などの整備を総合的に推進します。また,鉄道駅舎へのエレベーター,エスカレーターの設置については,市営地下鉄の全駅への設置をめざします。
    3. 人材の養成・確保・定着
      ホームヘルパー,訪間看護婦など,福祉・保健サービスのにない手の育成・確保をはかるとともに,地域の福祉活動を活発化するため,研修,情報提供,福利厚生などの面から支援します。
    4. 生活の安定と自立
      保護施設の再整備を救護施設を中心にすすめるとともに,寿地区について,国・県と協調しながら高齢化等の状況に応じた対策をすすめます。
      国の社会保障制度の充実に向けて,国,県,企業などへの働きかけを行います。

    3 主な事業

    事業名事業内容水準
    1996年2001年2010年
    区福祉保健センターの整備地域ケアシステムを推進する福祉・保健に関する中心的機関として整備18か所
    (福祉保健サービス課)
    18か所
    (各区に1か所)
    18か所
    (各区に1か所)
    地域ケアプラザ在宅生活を支援するための24時間の相談,デイサービスの実施,安否の確認,ホームヘルパー・訪間看護婦などの活動拠点,機能訓練や地域のボランティアの活動・交流の場となる施設の整備<31か所>35か所66か所中学校区程度に1か所
    地域ケアセンター地域ケアプラザの機能に加えて,福祉機器サービスセンターの相談,サービス調整などの機能を吸収し,区における福祉保健活動の拠点施設として整備<17か所>1か所18か所
    (各区に1か所)
    福祉機器サービス拠点福祉機器等に関する相談・情報提供・展示・体験などの拠点機能を有する施設(福祉機器モデルルーム)の整備と,訪間リハビリテーション等の拠点となる施設の方面別整備モデルルーム
    構想・検討
    方面別拠点
    事業中
    モデルルーム
    完成
    方面別拠点
    3か所
    -
    民間福祉保健活動拠点区社会福祉協議会を機能拡充し,区域の福祉保健活動への支援機能とボランティアの育成機能をあわせもつ拠点の整備<9か所>事業中9か所18か所
    (各区に1か所)
    福祉のまちづくりをすすめるための条例などの制定高齢者・障害者をはじめ,だれもが生活しやすい福祉のまちづくりを総合的にすすめるための条例の制定条例検討中制定・推進推進
    鉄道駅舎へのエレべー夕ー,エスカレーターの設置エレベーター,エスカレーターの市営地下鉄駅舎への設置と,民間鉄道駅舎への設置の誘導・支援<47駅>45駅92駅市営地下鉄全駅設置と民間鉄道拠点駅への設置推進
    ☆ノンステップバス等だれにもやさしいバスネットワークの構築拠点駅と障害者施設・総合病院等を結ぶ路線を中心に,ノンステップバス等だれにもやさしいバスの導入と民間事業者への誘導・支援<市営40台>市営25台市営65台
    民営バスヘの導入促進
    推進
    福祉保健研修交流センター福祉・保健の推進に必要な人材を養成,確保するため,研修,情報提供,福利厚生,交流の諸機能を備えた拠点施設の整備事業中完成-
    市立大学四年制看講学部の設置高度医療への対応と福祉・医療の連携をめざした四年制看護系学部の設置の検討-構想・検討設置
    ☆保護施設の再整備保護施設の再整備などによる,救護施設や緊急援護施設の整備推進構想・検討1か所完成
    1か所事業中
    推進

    (2)高齢者

    高齢者が安心していきいきと暮らせる福祉都市の実現

    1 計画の目標

    高齢者が社会のにない手としていきいきと活躍でき,だれもが住み慣れた地域や家庭で安心して暮らし続けられる都市づくりをすすめます。

    DATA

    横浜市の高齢者の人口と割合の推移グラフ

    資料::国勢調査

    援護を必要とする高齢者等

    区分1993(平成5)年
    高齢者(65歳以上)数313,590人
    (100%)
    後期高齢者(75歳以上)115,096人
    寝たきりの高齢者16,500人
    (5.3%)
    虚弱な高齢者20,400人
    (6.5%)
    介護が必要な痴呆性の高齢者4,100人
    (1.3%)

    資料:横浜市高齢者保健福祉計画/1994(平6)年1月

    介護が必要となったとき暮らしたいところ

    介護が必要となったとき暮らしたいところのグラフ

    資料:横浜市高齢者生活実態基礎調査/1993(平5)年3月

    2 施策の方向性

    1. いきいきと活躍できる環境の実現
      高齢期の積極的な社会参加や健康で生きがいのある生活をおくれるよう,就労機会の拡充やボランティア活動への参加を支援します。また,老人福祉センターなど,高齢者の社会参加と交流を促進する施設の整備をすすめるとともに,高齢者保養研修施設の拡充を検討していきます。
    2. 健康づくりと寝たきり・痴呆の予防策の充実
      一人ひとりにあった健康づくりプログラムの提供や,機能訓練・訪間リハビリテーション・訪間指導サービス等の充実による寝たきり・痴呆の予防など,高齢者の健康の保持・増進を支援していきます。
    3. 安心して生活できるサービスの実現
      援護を必要とする高齢者とその家族を支援するため,ホームヘルプサービス,デイサービス,ショートステイなどの在宅サービスを充実・強化します。また,特別養護老人ホーム,老人保健施設,痴呆性高齢者のための治療・療養施設の整備などを拡充するとともに,痴呆性高齢者等への支援や,家族など介護者の負担を軽減するための対策をさらにすすめます。
      さらに,公的介護保険制度など新しい介護システムに対応した仕組みづくりをすすめるとともに,横浜市福祉サービス協会区支部のあり方について検討していきます。
    4. 人にやさしい住宅・街づくりの実現
      住み慣れた地域で暮らし続けられるよう,民間住宅の借上げによる高齢者用市営住宅の整備など,高齢者に配慮した人にやさしい住宅づくりを推進します。
    5. 支えあい活動などへの支援策の充実
      地域ケアプラザや民間福祉保健活動拠点を中心に,地域における自主的な福祉活動や支えあい活動などへの支援をすすめます。

    3 主な事業

    事業名事業内容水準
    1996年2001年2010年
    シルバー社会活動センターシルバー人材センターの機能を拡充し,就労の機会の提供,あっせん,研修,相談やボランティア活動の支援を行う拠点の整備<本部1か所>本部
    事業中
    本部
    1か所
    本部1か所
    支部18か所
    (各区に1か所)
    老人福祉センター高齢者を対象に健康相談,健康づくり,趣味,レクリエーション活動の場を提供する施設の整備(金沢区,青葉区)<2館>16館18館
    (各区に1館)
    18館
    (各区に1館)
    生活習慣病(成人病)予防の推進がん,心臓病,脳卒中などの生活習慣病(成人病)の早期発見と一人ひとりにあった健康づくりプログラムを提供するための健康診査や健康教育・健康相談の充実受診率25.7%
    (がん11.9%)
    充実充実
    脳血管医療センター脳血管疾患について,予防,発症直後からの診断・治療,リハビリテーションに一貫して取り組む専門医療機関の整備事業中完成-
    ホームヘルプサービスの充実日常生活を営むのに支障のある高齢者に,家事援助,介護を行うホームヘルプサービスの充実,介護については,24時間サービスを拡充<常勤ヘルパー換算2,305人>常勤ヘルパー
    換算
    1,817人
    常勤ヘルパー
    換算
    4,122人
    常勤ヘルパー
    換算
    6,600人
    デイサービスの充実在宅の高齢者に,日中,地域ケアプラザ,特別養護老人ホームなどで,日常動作訓練,入浴,食事などを行うサービスの充実<102か所>66か所168か所290か所
    ショートステイの充実家族など介護者の負担を軽減し,介護者の休息日を確保するため,介護を必要とする高齢者が,一定期間,特別養護老人ホームなどに入所できるサービスの充実<556床>589床1,145床2,000床
    訪間サービスの実施保健婦等が訪間し,寝たきり・痴呆性高齢者やその家族などの介護者に療養方法・看護方法を修得してもらうとともに,必要に応じて,歯科衛生士,栄養士が家庭を訪間して,口腔指導,栄養指導を実施178人/日
    (訪間指導)
    充実充実
    訪間看護ステーション看護婦が医師の指示のもとに訪間して,床ずれの防止・手当,病状の観察などを実施281人/日充実充実
    機能訓練の実施脳血管疾患の後遺症などにより心身の機能が低下している高齢者等に,機能の維持・回復をはかり,寝たきり・痴呆の予防と日常生活の自立を助ける訓練の実施236人/日充実充実
    入浴サービスの充実在宅の寝たきり高齢者などの健康保持と保健衛生の向上をはかるための訪間入浴の充実427人/日充実充実
    食事サービスの充実食事づくりが困難なひとり暮らしの高齢者や高齢夫婦世帯などに提供する食事サービスの充実310食/日充実充実
    特別養護老人ホーム常に介護を必要とし,在宅で介護を受けることが難しい高齢者が入所するための施設の整備。介護を必要とする在宅の高齢者に,デイサービス,ショートステイも実施<1,570床>3,730床
    (44か所)
    5,300床
    (61か所)
    7,300床
    (77か所)
    老人保健施設リハビリテーションや看護・介護を必要とする高齢者の家庭復帰をめざして・医療ケアと日常生活サービスをあわせて提供する施設の整備。デイケアとショートステイも実施<2,610床>504床
    (6か所)
    3,114床
    (32か所)
    6,700床
    (68か所)
    ケアハウス食事,入浴などのサービスを提供し,介護が必要な場合は外部からホームヘルプなどのサービスを導入できる施設の整備<260人>90人350人1,100人
    痴呆性高齢者特別介護棟重度の痴呆症状のある高齢者が入所するための施設の特別養護老人ホームへの併設整備<484床>498床982床推進
    (特別養護老人ホームの内容)
    痴呆性高齢者のための治療・療養施設精神症状や問題行動のある痴呆性高齢者に精神科的医療やケアを提供する施設の整備<150床>150床
    (3か所)
    300床
    (6か所)
    300床
    (6か所)
    高齢者グループホームの整備中程度の痴呆性高齢者などが共同して生活する場の整備促進3か所推進推進
    高齢者用市営住宅民間住宅の借り上げと新設により,所得の低い高齢単身者や高齢2人世帯に供給。巡回相談員の派遣・緊急時対応などによる生活支援を実施<2,250戸>1,022戸3,272戸4,600戸

    主題:
    ゆめはま2010プラン 5か年計画 1997~2001 №1 1頁~42頁

    発行者:
    横浜市企画局

    発行年月:
    1997年05月

    文献に関する問い合わせ先:
    〒231-80 横浜市中区港町1丁目1番地
    TEL (045)671-2027
    FAX (045)662-7362

  3. ときめきのまちをつ<る3つのプラン