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発表会:「生活機能」向上をめざして-ICFの保健・医療・介護・福祉・行政での活用-

明老活発でいこう。

生活不活発病チェックリスト

生活不活発病チェックリスト
  〈一年前〉 〈現在〉
屋外を
歩くこと
遠くへも1人で歩いていた 遠くへも1人で歩いている
近くなら1人で歩いていた 近くなら1人で歩いている
誰かと一緒なら歩いていた 誰かと一緒なら歩いている
ほとんど外へは歩いていなかった ほとんど外へは歩いていない
外は歩けなかった 外は歩けない
自宅内を
歩くこと
何もつかまらず歩いていた 何もつかまらず歩いている
壁や家具を伝わって歩いていた 壁や家具を伝わって歩いている
誰かと一緒なら歩いていた 誰かと一緒なら歩いている
這うなどして歩いていた 這うなどして歩いている
自力では動き回れなかった 自力では動き回れない
身の回りの行為(食事・入浴・洗面・トイレなど 外出時や旅行の時にも不自由はなかった 外出時や旅行の時にも不自由はない
自宅内では不自由はなかった 自宅内では不自由はない
不自由があるがなんとかしていた 不自由があるがなんとかしている
時々人の手を借りていた 時々人の手を借りている
ほとんど助けてもらっていた ほとんど助けてもらっている
車いすの
使用
使用していなかった 使用していない
時々使用していた 時々使用
いつも使用していた いつも使用
外出の回数 ほぼ毎日 ほぼ毎日
週3回以上 週3回以上
週1回以上 週1回以上
月1回以上 月1回以上
ほとんど外出していなかった ほとんど外出していない
家事(炊事、洗濯、掃除など 全部していた 全部している
一部していた 一部している
時々していた 時々している
ほとんどしていなかった ほとんどしていない
全くしていなかった 全くしていない
日中どのくらい体を動かしていますか 外でもよく動いていた 外でもよく動いている
家の中ではよく動いていた 家の中ではよく動いている
座っていることが多かった 座っていることが多い
時々横になっていた 時々横になっている
ほとんど横になっていた ほとんど横になっている

(注)このチェックリストで、青太字がある時は要注意です。
(注)特に〈一年前〉と比べて〈現在〉(右側)が一段階でも悪化している場合は、早く手をうたなければなりません。

図2.生活機能モデル(説明図)

図2.生活機能モデル(説明図)

図3.ICF整理シート

図3.ICF整理シート

表1.活動と参加の大分類チェックリスト

<活動>   <参加>
チェックボックスa5 セルフケア(注)  
チェックボックスa6 家庭生活 チェックボックスp6
チェックボックスa7 対人関係 チェックボックスp7
チェックボックスa8 教育・仕事・経済 チェックボックスp8
チェックボックスa9 社会生活・市民生活 チェックボックスp9
チェックボックスa3 コミュニケーション  
チェックボックスa4 運動・移動  
チェックボックスa1 学習と知識の応用  
チェックボックスa2 一般的な課題と要求  

チェックボックス
(上田・大川,2003)

(問題のある項目のチェックボックスチェックを入れる)


表2.「活動」の評価点の基準(最終版)

表2 「活動」の評価点の基準(最終版)
 実行状況
(1桁目)
能力 支援なし
(2桁目)(物的支援なし)
能力 支援あり
(3桁目)(物的支援に限る)
a×××.0「普遍的自立」 (又は「十分に行なっている」)「普遍的独立」(又は「十分に行なえる」)「普遍的独立」(又は「十分に行なえる」)
a×××.1「限定的自立」
(又は「かなり行っている」)
「限定的独立」 (又は「かなり行える」)「限定的独立」 (又は「かなり行える」)
a×××.2部分介助※
(又は「部分的制限」)
部分介助※
(又は「部分的制限」)
部分介助※
(又は「部分的制限」)
a×××.3全介助
(又は「全面的制限」)
全介助
(又は「全面的制限」)
全介助
(又は「全面的制限」)
a×××.4していない(含:禁止)していない(含:禁止)していない(含:禁止)

(注)「部分介助」は「見守り」「口頭指示」を含む

表3.「参加」の評価点基準

xxx. 0 「・・・の役割を十分に果たしている」 0- 4%
xxx. 1 「・・・の役割をかなり果たしている」   5- 24%
xxx. 2 「・・・の役割をある程度果たしている」 25- 49%
xxx. 3 「・・・の役割を一部分しか果たしていない」 50- 95%
xxx. 4 「・・・の役割を果たしていない」  96-100%

表4.「活動」の能力と実行状況に関連しての「環境因子」の評価点の基準

  0 阻害も促進もしていない

-1 これだけで限定的自立(又は「かなり行なっている」)になっている
-2 これだけで部分介助(又は「部分的制限」)になっている
-3 これだけで全介助(又は「全面的制限」)になっている
-4 これだけで実施できないでいる

+1 これがあるために限定的自立(又は「かなり行なっている」)でなくなっている
+2 これがあるために部分介助(又は「部分的制限」)でなくなっている
+3 これがあるために全介助(又は「全面的制限」)でなくなっている
+4 これがあるために実施できている

注1.活動の実行状況と能力との関係に、環境因子がどのように影響しているかをみるために用いる。
注2.-1~-4は、能力(物的支援の有無は実行状況と同じとする)としては普遍的独立(又は「十分に行なえる」)であるものが、環境的な阻害因子によって実行状況がそれぞれ限定的自立(又は「かなり行なっている」)、部分介助(又は「部分的制限」)、全介助(又は「全面的制限」)、またはしていない(含:禁止)状態になっていることを示す。
なお+-の符号が全く付かない、数字だけの場合にはマイナス符号がついた阻害因子として扱う。
注3.+1~+4は環境的な促進因子のために、それがなければ能力(物的支援の有無は実行状況と同じとする)として限定的自立(又は「かなり行なっている」)、部分介助(又は「部分的制限」)、全介助(又は「全面的制限」)、していない(含:禁止)などであるものが、実行状況として普遍的自立(又は「十分に行なっている」)になっていることを示す。
注4.必ずしも能力的に普遍的独立(又は「十分に行なっている」)ではなく.1~.3のどれかであったものが、阻害因子によって更に評価点が下がった場合にはその差(下がった程度)で示す。
たとえば、.1である能力が阻害因子によって.3に下がった場合は-2とする。
同様に、促進因子によって実行状況が向上したが、普遍的自立まではいかなかった場合もその差で示す。
たとえば.3であった能力(物的支援なし)が促進因子によって.1の実行状況になった場合は+2とする。