登下校見守り等支援事業実施にあたり、事業参加者全員に対して個別での最終ヒアリングを行った。ヒアリングでは事前に配布したアンケートを基にコーディネーターが聞き取りをし、登下校見守り等支援事業への感想や今後の継続についてなどの聴き取りを行った。
※対象児F:男児・広汎性発達障害(ADHD・アスペルガー)・軽度精神発達遅滞(小学4年)の最終ヒアリングは、実施期間前半にて支援終了となり最終ヒアリングは行っていないため記載はなし。
・利用児及び保護者最終ヒアリングシート・アンケート用紙:参考資料31参照
・ボランティア最終ヒアリングシート・アンケート用紙:参考資料32参照
<ヒアリング設問>
1) 登下校見守り等支援事業前に不安に感じたこと
① 登下校見守り等支援事業活動について不安があったか?
② 利用者説明会及び事前顔合わせ・交流会について(改善・要望等)
2) 登下校見守り等支援中に感じたこと
① 登下校見守り等支援事業内容について
② 登下校見守り等支援事業対象児の支援過程の変化について
3) 登下校見守り等支援事業関係者間の関係性
① 登下校見守り等支援ボランティア
② 登下校見守り等支援コーディネーター
4) 登下校見守り等支援事業中に感じたこと
① 登下校見守り等支援回数について
② 登下校見守り等支援を受けての感想(利用対象児)
③ 登下校見守り等支援を受けての感想(保護者)
5) 登下校見守り支援の継続について
① 登下校見守り等支援の継続について
② 登下校見守り等支援コーディネーター(調整役)の必要性について
③ 利用者時実費が発生する場合の利用について
6) 登下校見守り等支援事業後の感想
7) 備考(以下設問省略)
【対象児A・男児:軽度知的障害・自閉症(小学1年)】
1) 登下校見守り等支援事業前に不安に感じたこと
①
- アンケート:少し不安だった/支援中に事故に遭ったり、子どもがボランティアを受け入れることができず拒絶して迷惑をかけるのではないかと不安だった。
- ヒアリング:特にボランティアと合わずに子どもが拒絶し、継続が難しくなるのではないかと不安だった。子どもへは支援が始まるまでに事前の説明をしていたが、初回は少し緊張していた。
②
- アンケート:少し足りなかった/支援の計画準備の順序が悪かった。①利用説明②スケジュール決定③対象学校への説明④事前顔合わせ(交流会)⑤支援実施等の流れの方が良かった。学校説明と顔合わせが実施後だったのが考慮する所だと思う。
- ヒアリング:事前の学校への説明と顔合わせがあった方が良かった。利用説明会の内容は理解できた。
2) 下校見守り等支援中に感じたこと
①
- アンケート:心配なかった/開始1週間はボランティアに同行し通学をした。ボランティアを拒絶せず、自然体でいたので安心だった。交差点などの危険回避・指導も習慣づけも協力してもらった。
- ヒアリング:説明があったので心配ではなかった。
②
- ヒアリング:交差点などの危険個所も自分で意識しながら口に出して確認するようになった。ボランティアからの質問などになかなか答えることが難しいこともあったが、自分なりに関わっていた。支援当初ボランティアは女性を希望していたが、男性のボランティアに対しても嫌がらずに登下校できていた。
3) 登下校見守り等支援事業関係者間の関係性
①
- アンケート:良好であった/支援登校日の朝は、ボランティアのお迎えをとても楽しみにしていたことが、保護者としても嬉しかった。
- ヒアリング:支援当初は保護者の同行が気になり、なかなか時間がかかり、初めてボランティアと2人で登校する時に1度ぐずったが、その後はスムーズにできていた。また、今回の固定の女性ボランティアの名前を覚えようとしていた。
②
- アンケート:良好であった
- ヒアリング:いろいろしてもらったので、特にない。
4) 登下校見守り等支援事業中に感じた事
①
- アンケート:少し足りなかった/週3日の登下校支援をして頂くと、自立登校も早く達成できるように思う。
- ヒアリング:週2、3日がいいと思った。現在、3分の1程度を一人で登校できるようになってきているため、登校での支援をしてもらうと助かる。しかし、保護者以外の他の子と一緒に登下校することはなかなか難しく、保育園から一緒の友達はいるが、少し難しい。当学校は集団登下校がなく、あれば自立登下校ができるが、メリット・デメリットもあると思い心配でもある。
②
- アンケート:(対象児)とても楽しかった/朝、迎えに来てくれたことが楽しかった。自宅に帰って来ても安定していたので支援日は良かったと思った。(保護者)
③
- アンケート:(保護者)自立登校を目指して親子で頑張っていたが、親離れが難しく一人では短距離でも行くことができなかった。しかし、ボランティアに任せることで子ども自身も、他の子達みたいに一人で学校に行こうという意思づけができた。そのため3分の1程度は一人で自立登校できるようになり、大変感謝している。
- ヒアリング:今まで(保育園時)送迎をしていたのでそのままでもよかったが、同学校の自閉症6年生が、一人で自転車に乗ったり、近くのお店に買い物に行くようすを見て、子どもにも一人でできるようになってほしいと思った。今回の登下校見守り等支援事業でボランティアに任せることは多少不安ではあったが、チャレンジさせてみなくてはいけないと思っている。いいきかっけとなった。
5) 登下校見守り等支援の継続について
①
- アンケート:継続したい/できるのであれば、登下校見守り等支援の継続を希望。自立登下校の大きな支えになっている。
- ヒアリング:週1、月1回でもいいので継続したい。少しずつ自立登下校を目指し、ボランティアとも良好な関係なので続けたい。
②
- アンケート:常に必要/緊急時など必要。
- ヒアリング:緊急時や何か起きた時などの対応してもらうと助かる。キャンセル時に、直接ボランティアへ連絡することが早いが、間にコーディネーターを置いて連絡した方が状況やボランティアとの関係上、いいと思う。
③
- アンケート:利用したい/多少の費用負担があっても自立の手助けになるため、代えることはできない。
- ヒアリング:子どもの自立を目指しているため、多少の実費であれば利用したい。
6) 登下校見守り等支援事業後の感想
入学したばかりの小学1年生の特殊学級の子どもを持っている保護者の方は、なぜこのボランティアの見守り支援事業に申し込まなかったのか疑問だった。参加して、こんなに役に立つボランティア事業を皆も積極的に利用すればと思った。
7)今回の事業全体について
小学校のお便りに今回の事業内容を見て、参加したいと思った。説明会だけでも聞いてみることも良いのではないかと感じた。子どもは自閉症のため、保護者と一緒に登下校するというパターンを持ってしまうと自立ができなくなってしまうと思い、申込みした。ゆくゆくは自立登下校ができるようにさせたいが、現在通っている小学校では集団登下校がなく、もしあれば自立登下校ができるのではないかとも思った。しかし、集団登下校もメリット・デメリットがあると思う。今回の参加ではボランティアと個別で直接支援ができ自立登下校を目指すための意思づけができたと思う。
【対象児B・女児:ダウン症候群(小学3年)】
1) 登下校見守り等支援事業前に不安に感じたこと
①
- アンケート:少し不安だった
- ヒアリング:初めてのことだったので、どの程度まで支援してもらえるか不安だった。対象児本人に関しての不安というより、ボランティアがどんな人か不安だった。保護者として警戒心と期待感と両方があったが、途中からボランティアへの甘えとは関係なく楽しみになっていった。
②
- アンケート:十分だった
- ヒアリング:始まってみないと分からない部分が大きかった。
2)登下校見守り等支援中に感じたこと
①
- アンケート:少し心配だった/期間の途中でボランティアの方が携帯電話をお持ちでないことが分かり緊急の時はどうなるのかと少し不安になった。
- ヒアリング:携帯電話を持っていた方が安心感がある。事業が大きくなれば携帯電話の貸し出しなどもできると思う。
②
- ヒアリング:大きな変化はなかったが、子どもも学校へ行く楽しみができ、支援の日はとても楽しみにして朝の準備も本人の動きがスムーズになり、気持ちの変化が見られた。
3) 登下校見守り等支援事業関係者間の関係性
①
- アンケート:良好であった
- ヒアリング:ボランティアとの関係は、楽しく登下校していたので良かった。
②
- アンケート:良好であった/コーディネーターには細かい所まで気を配って頂き、大変感謝している。
- ヒアリング:頼りにさせてもらった。人間関係のなどのトラブルで間に入って頂けるのはありがたかった。細かな所までして頂いて助かった。
4) 登下校見守り等支援事業中に感じたこと
①
- アンケート:足りなかった/毎日のことなので希望とすれば多い程ありがたい。
- ヒアリング:やはり回数は多い方が良かった。しかし今回はボランティアの人数などの状況があったので、週2回でも支援があったので良かった。
②
- アンケート:(対象児)とても楽しかった。
- ヒアリング:人と関わることが好きで支援は良い刺激になった。また、言語表現が上手ではないため、子ども自身の世界観やペースで人と関わることで意志表示をしている。
- アンケート:(保護者)/とても楽しかった。
- ヒアリング:家庭や幼い子どもも居るため、親として支援がある日はとても助かった。
5) 登下校見守り等支援の継続について
①
- アンケート:どちらとも言えない/保護者側の負担が増えれば継続は難しいと思う。
- ヒアリング:負担が増えれば難しい。子どもの保護者であり家庭や親としてある程度の協力はできるが、助けとして欲しい。
②
- アンケート:常に必要/ボランティアとの直接的なトラブルを避けるためにも必要だと思う。
- ヒアリング:必要だと思う。人間関係のため、ボランティアと保護者との間に人が入ることで関係や状況に応じて対応してもらえる。
③
- アンケート:どちらとも言えない/金額にもよるが、ある程度までであれば利用したい。
- ヒアリング:生活もあり、実費金額にもよる。
6) 登下校見守り等支援事業後の感想
都会の方がやりやすいかもしれないと思う。なぜなら農家の方は定年を過ぎてからも農業を続けることが多く、都会の方が時間は空いていると思う。
7)今回の事業全体について
障害児童の親としては大変ありがたい事業でした。ただ回数など期待していたよりも少なかったと感じました。緊急対策などまだ考えていくことはあると思う。
【対象児C・男児:ダウン症候群・心膜欠損症・心臓病(小学1年)】
1) 登下校見守り等支援事業前に不安に感じたこと
③
- アンケート:少し不安だった/とにかく初めてのことだったので、支援の内容はいまいち分からなくて不安だった。
- ヒアリング:支援前日にボランティアと顔合わせができていたので、子どもも安心だった。
④
- アンケート:充分だった/説明会は、時間に都合上合わなかったでの行けず内容は分からなかったが、事前に顔合わせ・交流会で支援して頂くボランティアとも話ができてよかった。
- ヒアリング:事業内容の説明は分かりやすかった。ボランティアと子どもの交流会は多い方がいい。今回支援が始まる前にボランティアと子どもと顔合わせができたので安心はできた。直接、学校で子どものようすも見てもらい関係を作ってもらうといいと思う。
2) 登下校見守り等支援中に感じたこと
①
- アンケート:心配なかった/支援初日の前日にわざわざ自宅までボランティアとコーディネーターが来てくれたことで、子どもとも顔合わせができていたので不安はあまりなかった。
- ヒアリング:遊びが入ると、子どもの気持ちが高ぶりボランティアへ迷惑をかけるのではないかと心配であった。
②
- ヒアリング:以前より、一生懸命に歩くことを意識し、登下校している。時々兄弟で一緒に帰るようになり、兄もこの事業を通して、弟への関わり方に変化が見られた。
3) 登下校見守り等支援事業関係者間の関係性
①
- アンケート:良好であった/学生ボランティアだったので、お兄さんお姉さんと本人は結構嬉しそうだった。
- ヒアリング:とても優しかったので、子どもにも良くしてもらい良好だった。
②
- アンケート:良好であった
- ヒアリング:連絡も手配もすごく早く、とても助かった。
4) 登下校見守り等支援事業中に感じたこと
①
- アンケート:充分だった/初めてのことだったので、日数は子どもにとっても親にとってもちょうどいい日数だった。
- ヒアリング:週3回での支援を希望していたが、初めの中は週2回程度で十分だった。今後は少しずつ回数が増えていくことを希望。
②
- アンケート:(対象児)とても楽しかった/“しりとり”をしたり、“鬼ごっこ”をしたり楽しみながら登下校ができたようすだった。
- アンケート:(保護者)寒い時期で、朝早いのでボランティアやコーディネーターに本当によく頑張って支援して頂き感謝の気持ちでいっぱい。親では甘えが出て、わがままも多く出てしまうが、頑張ることの大切さを本人も学ぶいい機会だった。
- ヒアリング:今回の事業はいい経験だった。初めはどこまで介入したらいいのか、コミュニケーションの取り方などの不安はあった。しかし、今回の事業に参加して親が子どもから少し離れることができるようになった。
5) 登下校見守り等支援の継続について
①
- アンケート:継続したい/できることであれば継続してもらいたい。
- ヒアリング:来年より学年が2年生に上がり、そのためにも自立登下校ができるように準備として、継続したい。
②
- アンケート:最初だけ必要/ボランティアとの関係が上手く取れるようになるまでは、やはり必要。時間帯やキャンセル変更などはボランティアと利用者間でも連絡は可能だと思う。
- ヒアリング:ボランティアが固定であれば、キャンセルなどの連絡は直接して調整ができると思う。しかし、支援日程の調整などはコーディネーターにしてもらった方がいいと思う。状況によっては必要と思う。
③
- アンケート:利用したい/運営費は必要だと思う。利用者としても少々実費があってもいいと思う。
- ヒアリング:利用する際にある程度の実費は大丈夫。遠慮してしまうこともあるので、多少の実費があった方がいいと思う。
6) 登下校見守り等支援事業後の感想
事業自体も初めて、ボランティアも利用者も初めてのことだったので、何かと大変だったと思う。でもこの支援を始めようと考えてくれた事に感謝している。できれば継続を目標に頑張ってもらいたいと思う。よろしくお願いします。
7)今回の事業全体について
今回の参加は、利用している保護者から話を聞いた。学校からのお便りではなく直接話を聞いたので参加しやすかった。今までは保護者と一緒に登下校していたが、兄弟で行ったり、第三者が子どもと関わることでどのような変化が見られるかなど、今までできなかったこともできるようになったりした。子どもにとっても保護者にとってもいい経験・きかっけとなった。他の保護者にも、是非声をかけたいと思っている。
【対象児D・男児:知的障害・ダウン症候群(小学3年)】
1) 登下校見守り等支援事業前に不安に感じたこと
①
- アンケート:少し不安だった/人なつっこい性格ではある。相手を自分なりに見極めるまで時間がかかるので、ボランティアの方が気を悪くしないか、待てるかなど心配だった。又、本人なりの見極めは、一見イタズラされている、イジ悪に見られるようなことをする。
- ヒアリング:新しい事柄に対する不安があった。子ども自身、初めての人(ボランティア)に対して試すことがあり、ボランティアとの関係が短期の人もいたので不安だった。また、双方への情報不足だったと思う。
②
- アンケート:足りなかった/ボランティアの方と利用者側の顔合わせ回数、交流会などの回数がもっと欲しかった。
- ヒアリング:交流会など早い時期に行うべきだったと思う。今回の事業では保護者から小学校の校長や担任に報告していた。担任の協力もあり、子どももスムーズにできていたと思う。研修などで対象児の教室のようすや担任から話を聞くことも必要だと思う。情報不足だと思った。
2)登下校見守り党支援中に感じたこと
①
- アンケート:すこし心配だった/初日に遅刻があり、その時誰に連絡していいか分からずとても困った。遅刻に困ったのではなく、それについて対処の方法が確立していなかったことに慌てた。
- ヒアリング:ボランティアの情報、対象児の情報が少なく、連絡体制が整ってなかったので初めは不安だった。支援が始まってから回数も増えると思っていたため、週2日だったので少し不安があった。
②
- ヒアリング:自立登校ができた。初めは担任の先生が途中から見守ってくれ、少しずつ距離を離して1週間で自立登校できるようになった。今回の事業に参加したことで、子どもも親も安心して1人で学校へ出せるようになり、いいきっかけとなった。
3)登下校見守り等支援事業関係者間の関係性
①
- アンケート:まあまあ良好であった/ボランティアと子どもとの交流がなかったため、本人への理解不足に不安を感じた。
- ヒアリング:交流がなかったのが不安だった。遅刻より連絡体制の悪さに不安を感じた。
②
- アンケート:まあまあ良好であった/この事業を始める前の準備不足、知識不足に驚いた。全国的に初ということで失敗を恐れていることを強く感じたので、もっと大胆に実行力を発揮して欲しかった。初めから守りに入っていたようだった。
- ヒアリング:当初はコーディネーターが事業でどのような役割なのか、何をする人なのかなどの説明不足を感じた。
4)登下校見守り等支援事業中に感じたこと
①
- アンケート:足りなかった/最初から毎日とは思ってなかったが、少しずつに日数を増やしていくものだと思っていた。
- ヒアリング:少しずつ回数は後から増やすものだと思っていた。
②
- アンケート:(対象児)どちらとも言えない/回数が増すことに本人の理解が増し楽しみにしているようすが学校で見られた。担任がこの事業に関して理解と協力があったので送迎ボランティアの声かけをたくさんしてくれ、子どもにとって成功へ近づいたと思う。(保護者)
- アンケート:(保護者)これをきっかけに自立できたので嬉しかった。
- ヒアリング:今回の事業参加で、子ども本人にも一人で学校へ行くことの認識や意識づけになったと思う。また、保護者や家族以外の第三者の介入によって、成長のきかっけにもなった。子どものできることの可能性が広がったと思う。
5)登下校見守り等支援の継続について
①
- アンケート:継続したい/継続して欲しい。他校や市内全体へ広げて欲しい。
- ヒアリング:継続希望。障害児は孤立しやすく、人と繋がる場を多くあげたい。
②
- アンケート:常に必要/利用者の都合(体調不良や家・学校の行事の変更など)やボランティアのその時々の都合(体調不良や事故など)の変化もあるため、絶対必要。
- ヒアリング:ボランティアと保護者で一つの団体として活動するとしても、組織には責任者が必要。そのためにコーディネーターは必要。
③
- アンケート:利用したい/あまり高額にならないようにしてほしい。
- ヒアリング:保険加入代も、子どもだけでなくボランティアが子どもをかばって事故が起こることもあるから料金は必要。保護者としても料金を払ってボランティアに支援に入ってもらう方が少しは遠慮しなくてよい。ある程度の線引きの意味でも料金を払う方がいいと思う。
6)登下校見守り等支援事業後の感想
本市は高齢者サービスの提供はあるが、障害児者の福祉サービスが少なく、なかなか利用したくてもできなかった。今回の事業の対象が障害児であり、障害児者へ目を向けてくれたことがとても嬉しかった。子どもも自立登校ができるようになり、この支援を必要としている他の保護者にも勧めたいが、今の継続状況では難しいため、少しでも活動しやすいような環境作りを求めている。
7)今回の事業全体について
この事業をやってみようというチャレンジ精神は嬉しかったしありがたいと思ったが、こと実践となると、なかなか進まず積極性や実行力不足にがっかりした。ボランティア募集と、ボランティア養成についての努力不足、認識不足をすごく感じた。でも、この老人の街、大牟田に障害児者に市役所が関心を寄せてくれたことを高く評価したい。孤独になりやすい障害児者本人と保護者に“勇気と元気、育てていこう”という意欲を与えてくれる事業だと思う。絶対継続して欲しい。協力は惜しみません。
【対象児E・男児:自閉症(中学2年)】
1)登下校見守り等支援事業前に不安に感じたこと
①
- アンケート:少し不安だった
- ヒアリング:ボランティアとの相性や声かけの仕方などの不安はあった。
②
- アンケート:少し足りなかった
- ヒアリング:知人からの紹介だったのでスムーズに参加できた。今回子どもの意志での参加もあり、交流会や説明会では長時間初めての人、場所に居ることができた。
2)登下校見守り支援中に感じたこと
①
- アンケート:心配なかった
- ヒアリング:支援開始から保護者も同行し、状況を見ていたので心配はなかった。子どもにも支援前日に事前説明をしていたので、スムーズにできていたと思う。
②
- ヒアリング:支援当初は保護者同行だったので、子どもの可能性が広がっていくのが見えた。学生ボランティアの最終日、保護者を確認することなく自宅まで2人だけで下校していた。だた、今日で学生ボランティアと“お別れ”という言葉の理解ができていなかった。しかし、子どもにとってボランティアの存在が新鮮なものとして感じ、別れがどのような物なのかを知ることができ、いい経験だったと思う。
3)登下校見守り等支援事業関係者間の関係性
①
- アンケート:良好であった
- ヒアリング:学生ボランティアと子どもはとても仲良くしていたので良好だった。また、一般ボランティアとは面識があったため、子どもも安心していたと思う。
②
- アンケート:良好であった/必ず連絡が取れていたので安心だった。
- ヒアリング:緊急時や途中での変更など、必ず連絡ができていたので安心だった。
4)登下校見守り等支援事業中に感じたこと
①
- アンケート:少し足りなかった
- ヒアリング:週1回だったため、次回までの間隔が長かった。支援だけではなく、時々会うだけでも子どもにとっては安心すると思う。
②
- アンケート:(対象児)とても楽しかった
- アンケート:(保護者)初めは、保護者自身も一緒に下校していたが、最後では子どもから「一緒に来なくていいよ。」と言いボランティアと帰って来た時は本当に嬉しかった。
- ヒアリング:今まで送迎していたが、保護者ではなく子どもの知らない人と一緒に下校することができるようになり保護者自身も安心して子どもから離れることができた。また、いろいろできるようになり、子どもの世界も少しずつ広がっているように思う。
5)登下校見守り等支援の継続について
①
- アンケート:継続したい
- ヒアリング:週1、月1回でもいいので継続したい。少しずつ保護者から離れ、他者と一緒に下校できているので継続したい。
②
- アンケート:常に必要
- ヒアリング:緊急時の対応や、全体のまとめ役として必要。
③
- アンケート:利用したい
- ヒアリング:多少の実費は、必要なものだと思う。
6)登下校見守り等支援事業後の感想
今回の支援参加は子どもの意志によって参加し、子ども自身もお兄さんと一緒に帰るという楽しみができた。支援申し込み時、この支援で他者と関係でつまずくことが心配だった。しかし支援が始まり子どもも達成感が得られ、保護者以外の人と一緒に下校(歩く)することができ、これによって他の支援に参加してみようという意気込みが出た。参加してとてもいい経験だった。
7)今回の事業全体について
送迎ボランティアを必要とされる方は、たくさんいると思う。保護者自身も登下校見守り等支援事業に参加できて良かった。この事業がこれからも継続できたらいいなと思う。
<ヒアリング設問>
1)登下校見守り等支援事業活動前
① 登下校見守り等支援事業活動について不安があったか??
② ボランティア説明会及び事前研修について(改善・要望等)
2)登下校見守り等支援事業ボランティア活動中の感想
③ 登下校見守り等支援事業内容について
④ 登下校見守り等支援事業対象児の支援過程の変化について
3)登下校見守り等支援事業関係者間の関係性
⑤ 登下校見守り等支援利用対象児
⑥ 登下校見守り等支援事業対象児保護者
⑦ 登下校見守り等支援コーディネーター
4)登下校見守り等支援事業ボランティア活動中の感想
⑧ 活動曜日・時間帯について
⑨ 支援先までの交通方法について
⑩ 交通費について
⑪ コーディネーター(大障協・市役所)についての感想及び要望
5)登下校見守り等支援事業活動後の活動
6)登下校見守り等支援の今後について
⑫ ボランティア活動の継続について
⑬ 登下校見守り等支援コーディネーター(調整役)の必要性について
7)備考(以下設問省略)
【1.ボランティアA/学生ボランティア】
1)登下校見守り等支援事業活動前
①
- アンケート:少し不安だった
- ヒアリング:支援内容の把握ができていなかったので、どのようなことをするのか不安だった。顔合わせの時に子ども達の顔は見て分かったが、その子どもの性格・行動の特徴などの実態が分からず、支援が始まったらどのように対応すればいいのか分からず不安だった。
②
- アンケート:少し足りなかった
- ヒアリング:支援事業自体が、全国で初めてのことだったので、前例がなくてどのようにしていくのか分からなかった。対応の仕方も支援内容も始まってから分かった。例えば、支援の道順でもどこを通り、どこが危険個所なのかも支援しながら把握していった状態だった。事前にどのようなことをするのか具体的な説明が欲しかった。
2)登下校見守り等支援事業ボランティア活動中の感想
①
- アンケート:問題なかった
- ヒアリング:対象児Aは、母親から離れずこちら側から話しかけても後ずさりしていた。話しかけても、返事がなかったり、問いかけても問いかけとは違う答えが返ってくるため、相性が合わないのではないかと思った。数回支援している内に対象児の横に並んで下校支援ができた。
②
- ヒアリング:支援期間中に1度だけ対象児Aから話しかけてくれた。その時、対象児の周りに同学年の友達がいて話をしていた。その流れで対象児から“スポンジ・ボブ”の話をしてくれた。支援期間中に1度、通常とは行動が違うと思った日があった。下校の通学路でガードレール横の水路土手にあるススキを取ろうとして危険だということを伝えるとススキを取るのを止めたが、また同じ行動を繰り返した。
3)登下校見守り等支援事業関係者間の関係性
①
- アンケート:(対象児との関係性)まぁまぁ良好であった/利用児からの問いかけがないので、どのように思われているか分からなかった。しかし、こちら側の話かけには応じてくれるので、ある程度受け入れてくれているものと思えた。
- ヒアリング:対象児から話しかけてくるような自発的な行動はなかったが、関係は悪くはなかったと思う。ただ、話し過ぎると嫌がるのではないかとも思え、ほどよい会話の量が分からなかった。
②
- アンケート:(保護者との関係性)まぁまぁ良好であった
- ヒアリング:対象児Aの保護者とは支援前後のあいさつのみであった。自分から「今日はどうですか?」など直接、支援後に話や状況報告をすればよかった。
③
- アンケート:(コーディネーターとの関係性)まぁまぁ良好であった
- ヒアリング:問題なくできたと思う。支援する子どものマッチングが良かった。
4)登下校見守り等支援事業ボランティア活動中の感想
①
- アンケート:やりくりすれば問題はなかった
- ヒアリング:学校の講義があるため、講義と講義の間で支援できるかやってみたが、スクールバスには間に合わなかった。路線バスには間に合い、講義にも間に合った。講義の間で支援するのは難しい。支援対象児が自宅付近であれば、どしゃぶりなどの雨天時の支援は可能。
②
- アンケート:問題はなかった/自転車を利用しているので、雨などの天候が悪い日は対策が必要だと思う。
- ヒアリング:支援先までは自転車で10分。駐輪場は問題なく止めることができた。
③
- アンケート:不要
- ヒアリング:ボランティアだったので交通費は不要。バイクを使う人もいたのでガソリン代などもかかるので自転車も一緒に配慮して頂いていたのかと思った。自分が自転車ではなくバイクであっても交通費は不要だった。
④
5)登下校見守り等支援事業活動後の感想
- アンケート:まぁまぁやりがいがあった
- ヒアリング:他のごみ拾いボランティア活動などには参加していたが、今回のようなボランティア活動は初めてで、支援始めはどのように障害児に接すればいいのか分からなかった。支援をしてみて、やりがいはあった。
6)登下校見守り等支援事業の今後について
①
- アンケート:どちらとも言えない
- ヒアリング:・登下校見守り等支援事業ボランティアは時間があれば参加したい今は学校があり、今後長期実習が始まるので難しい。
・ボランティア活動は、時間があればいろいろ参加してみたい。
②
- アンケート:未記入
- ヒアリング:対象児と保護者とボランティアとの関係が良好であればコーディネーターは不要だが、万が一、事故が起きた時の対応や、支援対象児の個人情報の管理などがあるので、コーディネーターが必要だと思う。
7)備考
- 今後してみたい支援やボランティア活動について今後、病院や施設で年末大掃除があり、それに参加して病院内での交流を通して、いろんなことを見てみたい。また、子どもにも関わるボランティア活動にも参加してみたいと思う。今回の登下校見守り等支援ボランティアがいいきっかけとなった。
【2.ボランティアB/学生ボランティア】
1)登下校見守り等支援事業活動前
①
- アンケート:少し不安だった/障害がどの程度なのか、障害を持った子どもとどのように接して、コミュニケーションを取ればいいのか分からず不安だった。
- ヒアリング:コミュニケーションの取り方をどのようにすればいいのか不安だった。
②
- アンケート:充分だった/子ども達一人ひとりの情報を書いたレジメがあったので、好きな物、注意すべきことなどのその子に応じた対応がしやすかった。
- ヒアリング:対象児のレジメがあったので大丈夫だった。11月15日の初めての顔合わせに参加できなかったので、そのような機会があった方がいいと思う。また、対象児の授業風景なども見学できるのなら見学したい。
2)登下校見守り等支援事業ボランティア活動中の感想
①
- アンケート:すこし問題なかった/初めての時、どのように支援していいのか分からず、見守るだけで良いのか、必要最小の声かけだけでいいのか分からなかったが、今は大丈夫。
- ヒアリング:支援中の通学路が分からず、学校到着が通常より遅れてぎりぎりだった。全体的な情報の把握ができていればよかった。対象児全てに対して声かけの反応はあり、伝えていることの理解はしてくれていたので大丈夫だった。また、支援当初どのようにしたらいいのか分からない時などには、ボランティア2名での支援の方が良かった。
②
- ヒアリング:・対象児Aは、支援当初1週間は保護者が同行してくれ、次回より対象児とボランティアとの登校に対して保護者から前日に説明してもらっていたが、当日家を出てから10分程ぐずった。しばらくしてから一緒に学校へ2人で行くことができた。全体的に対象児から話かけてくれることはなかった。どちらかというと話さず、真っ直ぐ学校へ行くという感じだった。声かけに対しての反応はあった。
対象児Cは通学路中に“鬼ごっこ”をしたかったのか、数回「しよう!」と誘われた。しかし危ない場所があったので、「危ないからできないよ。」と注意をした後は誘わなくなった。
3)登下校見守り等支援事業関係者間の関係性
①
- アンケート:(対象児との関係性)良好であった
- ヒアリング:対象児Dの初支援の日、突然走りだすなどのボランティアへの試しがあって心配だったが、2回目はちゃんと一緒に並んで帰ることができた。
- 対象児Cは、“しりとり遊び”などをしながら支援をしていたが、“鬼ごっこ”は危なかったので“じゃんけん”をしながら支援をした。初回、通学路の道順が分からず迷ってしまい、学校到着がぎりぎりだった。
②
- アンケート:(保護者との関係性)良好であった
- ヒアリング:特に情報交換などはしていなかったが、支援前後での状況報告はできていたと思う。
③
- アンケート:(コーディネーターとの関係性)良好であった
- ヒアリング:特になし。
4)登下校見守り等支援事業ボランティア活動中の感想
①
- アンケート:問題はなかった/登校時間が大学の授業と重なることがなかったので、特に問題はなかった。ただ、下校時間に都合がつかず、そちらに関しては少し厳しかった。
- ヒアリング:学校の講義時間と重ならなかったので、大丈夫だった。問題なかった。雨天時やどしゃ降りの時など、歩いて行ける距離であれば支援は可能。
②
- アンケート:問題はなかった
- ヒアリング:バイクだったので雨天時が不安だった。駐輪場は問題はなかった。
③
- アンケート:不要/本来ボランティアなのでお金は必要ないと思う。ボランティアを通じて、私も多くのことを経験できて、すごく勉強になっているので、それで本当に充分だと思う。
- ヒアリング:活動自体が今後のいい経験だったので、貰えるとは思わなかった。
④
- アンケート:障害を持った子どもさんが就学することの難しさを知り、ボランティアで関わった保護者に実際に接することで、他人事ではないと思えた。もしかすると、将来自分の子どもが障害を持って生まれてくることも考えられる。そのような時、このようなボランティア活動があると障害を持った子どもや親の方も、私達ボランティアも社会での共存の場が実感できていいと思った。もっと多くの活動の場があってもいいと思う。コーディネーターはこれからも必要な存在だ。
- ヒアリング:特になし。
5)登下校見守り等支援事業活動後の感想
- アンケート:やりがいがあった/得るものが多い。
- ヒアリング:ボランティアとして支援することで、障害児の支援も初めてだったし、支援した子どものことや講義の内容なども照らし合わせながら考えることができた。地域密着的なことも現在なかなかないので参加できてよかった。
6)登下校見守り等支援事業の今後について
①
- アンケート:継続可能/大学の方もこれから忙しくなるが、時間の都合がつくならこのまま活動を継続したいと思う。
- ヒアリング:登下校見守り等支援事業ボランティアは時間があれば参加したい。
- ボランティア活動は、できるならいろいろ参加してみたい。
②
- アンケート:常に必要/何か起こった時などの対応が自分一人では難しいので、コーディネーターの方といつでも連絡を取れる体制が整っていると助かる。
- ヒアリング:全体的な連絡体制や支援日程調整に、コーディネーターが必要。
7)備考
- 今後してみたい支援やボランティア活動について登下校見守り等支援というボランティアが初めての試みということもあり、ボランティア側も事業主催者も不安がある中での活動だったと思う。しかし実際活動を始めて、1か月半が経ちますが特に問題もなく、すごくいい活動ができていると思う。
【3.ボランティアC/学生ボランティア】
1)登下校見守り等支援事業活動前
①
- アンケート:少し不安だった
- ヒアリング:説明だけではどのような登下校見守り等支援(ボランティア活動)なのか、内容が分からず仮実施期間でやっと内容が実感できた。
②
- アンケート:少し足りなかった
- ヒアリング:支援内容が分からなかったので、具体例があればよかった。(支援のデモンストレーションや映像説明など)また、道順なども事前に把握できていればよかった。
2)登下校見守り支援事業ボランティア中の感想
①
- アンケート:問題なかった
- ヒアリング:登下校見守り等支援(ボランティア)というよりも楽しく一緒に登下校するという感じだった。対象児2名への支援をしていたが、2名とも明るく楽しかったのでとても癒された。
②
- ヒアリング:対象児Aは、支援始めは母親から離れなかったが、数回支援に行くようになると自宅前で母親に「行って来まぁす。」と言い、校門到着時はボランティアからの声かけに対して「バイバイ。」とボランティアとスムーズに離れることができた。
対象児Bは、積極的にボランティアに話しかけたり手を繋いだり、とてもフレンドリーで関わりやすかった。なぜなら、ボランティアCが入る前に他のボランティアが支援に入っていたからではないかと思う。支援中に後ろから来る車・自転車から対象児を避けさせようとしたら、逆に「来てるよ。」とボランティアの心配をしてくれた。寒い時期だったので「体力が落ちているから、手を繋いであげてください。」と保護者から要請を受け、手を繋ごうとすると対象児から手を繋いでくれた。
3)登下校見守り等支援事業関係者間の関係性
①
- アンケート:(対象児との関係性)良好であった
- ヒアリング:対象児Aからの話かけは少なかったが、話せば応答してくれるので支援をする時、対象児に会うことが楽しみであった。
- 対象児Bと他の対象児の支援中に会ったので、「おはよう。」と声かけしたら「おはよう。」と応答があった。顔を覚えていてくれたのが嬉しかった。
②
- アンケート:(保護者との関係性)良好であった
- ヒアリング:(対象児Aの保護者)仮期間中しか会うことができなかった。なかなか時間がなく話ができなかった。
(対象児Bの保護者)登校支援前に対象児の体調報告などの会話があったので、関係は良好だったと思う。ボランティア側としても状態把握ができたので良かった。
③
- アンケート:(コーディネーターとの関係性)まぁまぁ良好であった
- ヒアリング:支援する対象児との組み合わせが良かった。また、固定での支援がとてもしやすかったので安心して支援できた。
4)登下校見守り等支援事業ボランティア活動中の感想
①
- アンケート:やりくりすれば問題はなかった
- ヒアリング:支援場所へは自転車だったので、対象児と保護者に申し訳なかった。支援対象児が自宅付近であれば、どしゃぶりの雨以外の雨天時の支援は可能。
②
- アンケート:問題はなかった
- ヒアリング:支援先までは自転車で15分。駐輪場は問題なく止めることができた。
③
- アンケート:充分だった
- ヒアリング:ボランティアだったので、交通費はないという前提でいた。アンケートには“充分であった”にチェックしたが、交通費は不要。
④
- アンケート:最初だけ必要
- ヒアリング:メールでの連絡や、連絡後の返信がしやすかった。
5)登下校見守り等支援事業活動後の感想
- アンケート:やりがいがあった
- ヒアリング:初めての(障害児の支援・ボランティア活動)経験だったので、参加して良かったと思う。
6)登下校見守り等支援事業の今後について
①
- アンケート:どちらとも言えない/時間に余裕があれば、継続したい。現在は学校が試験・実習前で大変なので時間的に厳しい。
- ヒアリング:登下校見守り等支援事業ボランティアは時間が合えば参加したいが、今は学生なので厳しい。
現在、公民館や地域ボランティア活動に参加している。事前に声かけがあれば参加可能。一人暮らしなので、自分の住んでいる地域での関わりができて、とても楽しい。
②
- アンケート:最初だけ必要
- ヒアリング:最初の段階は、コーディネーターにいてもらうと助かるが、常に支援中にいるのはよくないと思う。また30~40%の降水確率の雨天時の連絡方法で、どしゃぶりなどの場合は当日・前日にでもキャンセルの連絡が必要。コーディネーターの介入は、利用者・保護者とボランティアが密に連絡が取れる状態であれば不要である。しかし、ヒアリングやアセスメント・利用者の自宅地図・レジメなどのことを考えるとコーディネーターが必要だと思う。
7)備考
- 今後してみたい支援やボランティア活動についてやってみないと分からないがボランティア活動などをいろいろと経験したい。
【4.ボランティアD/学生ボランティア】
1)登下校見守り等支援事業活動前
①
- アンケート:少し不安だった/バスなどの交通手段を使って支援する場合になった際、しっかり支援できるか不安だった。また、子ども達と仲良くなれるか、コミュニケーションの取り方なども不安だった。
- ヒアリング:施設訪問(肢体不自由・知的などの施設)に行ったことはあった。子どもは好きだが、障害児への支援方法や関わり方などはどうすればいいのか分からなくて不安だった。また、バスを利用したことが少なかったので、もしバス支援があった場合や学校の授業時間と重ならないか不安だった。(曜日指定の支援でよかった。)
②
- アンケート:少し足りなかった
- ヒアリング:支援前の『りんどう学園』への研修がキャンセルになったのが残念だった。『あけぼの学園』への研修は、行く前は不安だったが、行ってみたら楽しかったので、いろいろな施設へ行ってみたかった。支援する子どもと直接の交流がある方がいいと思った。
2)登下校見守り等支援事業ボランティア活動中の感想
①
- アンケート:問題なかった
- ヒアリング:対象児Aは、母親から離れなかったので、初めは困ったがボランティア2名で支援に入ったので何とか支援ができた。支援初めはボランティア2名で支援する方がよかった。また、支援当初に母親に同行してもらったのでとても安心した。
②
- ヒアリング:支援期間中に1度、対象児Aと会い「おはよう。」と声かけすると、あいさつをしてくれた。また同日の下校支援中に対象児Bと会ったので「こんにちは。」と声かけをしたらあいさつの応答があった。
3)登下校見守り等支援事業関係者間の関係性
①
- アンケート:(対象児との関係性)まぁまぁ良好であった
- ヒアリング:初めはどのように支援したらいいのかわからなかったが、少しずつ回数が増えて顔を覚えてくれたのか、支援中に会ったので声かけをすると、あいさつの応答があった。
②
- アンケート:(保護者との関係性)良好であった
- ヒアリング:支援初回では、ボランティアは対象児の横に並び、保護者とコーディネーターが後方から同行していた。支援後、保護者から対象児への対応の仕方などの説明を受けた。自分は赤ちゃんと接しているつもりではなかったが、子どもがメインなので子どもの自立支援とはどういったことか?と考えさせられた。支援中はあいさつ・信号機・危機管理の判断などの支援をした。利用者日誌(利用者証)の受け渡しについて統一した方がいいと思う。
③
- アンケート:(コーディネーターとの関係性)良好であった
- ヒアリング:特になし。
4)登下校見守り等支援事業ボランティア活動中の感想
①
- アンケート:やりくりすれば問題はなかった
- ・ヒアリング:朝が少し苦手だったため、登校時の支援は少し大変だった。雨天やどしゃ降り時で歩いて行ける距離(自宅近辺)であれば支援は可能。
②
- アンケート:問題はなかった
- ヒアリング:支援先まではバイクだったので雨天時が不安だった。駐輪場は問題なく止めることができた。
③
- アンケート:充分だった
- ヒアリング:ボランティアとして参加していたので、交通費は不要。
④
- アンケート:未記入
- ヒアリング:支援当初、一緒に入ってくれたコーディネーターよりお茶を頂き、嬉しかった。雨天時(12月22日・学生ボランティア支援最終日)の対応が少し悪かった。
5)登下校見守り等支援事業活動後の感想
- アンケート:やりがいがあった/障害を持つ子どもさんと接するいい機会になった。どの子も一人ひとりの良さがあって、いつも子ども達から元気を貰っていたような気がする。また保護者の方の登下校見守り等支援事業ボランティアに対する考え方などを聞くことができたのも自分を高める上で、すごくいい経験になったと思う。ボランティア最終日に天候が悪くてボランティアに行けなかったことが心残りだ。
- ヒアリング:障害児のボランティア活動をしたことがなかったので、今回支援できて楽しかった。朝早いのに元気で歌を歌いながら登校するので逆に元気を貰った。また、保護者の生の声が聞けて、とても良かった。
6)登下校見守り等支援事業の今後について
①
- アンケート:どちらとも言えない/1月は後期試験があるのでボランティアの参加は難しいと思われる。2月は実習が入り、3月も里帰りなどで予定がはっきりしていない。できるならボランティアは続けたいが、まだ予定がはっきりしていないので今はどちらとも言えない。
- ヒアリング:登下校見守り等支援事業ボランティアは時間があれば参加したい。
ボランティア活動は子ども関係のボランティアに参加してみたい。
②
- アンケート:常に必要
- ヒアリング:必要と思う。支援する対象児が固定であれば、コーディネーターを通す必要はないと思うが、ローテーションの場合や支援コーディネートする時などは、コーディネーターが必要と思う。
7)備考
- 今後してみたい支援やボランティア活動について1回しか支援に行ったことのない子どもさんもいたので、もっと支援に行きたかった。今回、このボランティアに参加して本当によかった。今までは机上でしか学べなかったことも、このボランティアでたくさん学ばせて貰った。本当にありがとうございました。
【5.ボランティアE/学生ボランティア】
1)登下校見守り等支援事業活動前
①
- アンケート:少し不安だった/事前にボランティアとして対象児の顔合わせがあって良かったと感じた。
- ヒアリング:支援当初から不安はなかった。幼い頃から障害児と関わることがあったため。ボランティアとしての支援経験はなかったが楽しみであった。
②
- アンケート:充分だった
- ヒアリング:事前の顔合わせがあり、全体的な流れがあった方がよかった。例えば前日に「明日来るからね。」というような事前での顔合わせがあった方がいい。また、授業風景なども見学できるのなら見学したい。
2)登下校見守り等支援事業ボランティア活動中の感想
①
- アンケート:すこし難しかった/会話のスムーズさに欠ける自分のコミュニケーション能力のなさが心配であった。
- ヒアリング:対象児Aは学校ではとても元気で、校舎の窓から他の児童に「名前は?」と積極的に働きかけているように見られたが、支援中は話かけると答えてくれるが、あまり喋らないように見られた。研修などで学校と家での自己表現が違ってくるので授業風景も見学できるのであれば見学し、子どもの行動・性格を見たかった。
②
- ヒアリング:ボランティア自身(ボラE)が、当初よりも子どもに質問する様になり、会話も増えスムーズになった。
対象児Aとの会話の間が支援当初より短くなったと思う。横に並んで帰れるようになった。
対象児Cは3回支援し、朝の支援後「下校は来てくれる?」と積極的に関わってくれ、対象児から手を繋いでくれた。通学路の道順もスムーズで、学校到着時にボランティアが「バイバイ。」と言うとスムーズに離れて行けた。
3)登下校見守り等支援事業関係者間の関係性
①
- アンケート:(対象児との関係性)まぁまぁ良好であった/明確な拒絶が対象児Fとの間にあった。恐らくパーソナルスペースの関係と思う。
- ヒアリング:対象児Fの初支援日で、対象児のパーソナルスペースの認識不足がとても気になった。
対象児AとCの2名との関係は良好だった。
②
- アンケート:(保護者との関係性)まぁまぁ良好であった
- ヒアリング:支援状況報告も兼ねて会話ができたと思う。
③
- アンケート:(コーディネーターとの関係性)良好であった
- ヒアリング:キャンセル時の対応が早くてよかった。
4)登下校見守り等支援事業ボランティア活動中の感想
①
- アンケート:問題はなかった/キャンセルも上手くコーディネーターが対応してくれたので、特に問題はなかった。
- ヒアリング:子どもの時間に合わせる方が優先だった。今回の登下校見守り等支援事業の時間帯は大丈夫だった。
②
- アンケート:問題はなかった/あまり問題はないが、何件か道に迷った。
- ヒアリング:バイクでの移動距離は大丈夫だった。事前に貰った対象児宅近辺の地図があってよかった。駐輪場は問題なかった。雨天やどしゃ降りの時など、歩いて行ける距離であれば支援は可能。
③
- アンケート:充分だった
- ヒアリング:交通費は充分だった。
④
- アンケート:未記入
- ヒアリング:特にないが、ヒアリングなどがあったので、その時に聞いてもらい変更などもあったので良かった。支援のなどにプラスαの“何か”があればよかったと思う。例えば、授業風景の見学や、一緒に遊ぶ時間を作ったりなど。
5)登下校見守り等支援事業活動後の感想
- アンケート:やりがいがあった/自分の知らないことなどが多く、学ぶことが多かった。特に自分は会話が未熟だと感じたので、改善が必要と思った。
- ヒアリング:いろいろな子どもの対応について臨機応変にできればよかった。小学生と接することが少なかったので、改めて学べた。また会話の内容で話が広がるように、子ども一人ひとり考え、改善しながら支援ができるようなった。
6)登下校見守り等支援事業の今後について
①
- アンケート:どちらとも言えない
- ヒアリング:登下校見守り等支援事業ボランティアは、自身のためになったし、日程次第では続けたい。大学3年次は人によって忙しさはバラバラだと思う。
ボランティア活動は、時間や機会があれば参加したい。現在、登下校見守り等支援学生メンバーで病院へのボランティア活動をしてみようというきっかけにもなった。
②
- アンケート:常に必要
- ヒアリング:雨天時のキャンセルは、ボランティアの判断よりコーディネーターなどの判断があると安心する。今回の連絡体制は連絡がしやすかった。初回でのコーディネーターは必要と思う。しかし、コーディネーター介入は、利用者とボランティアの関係次第だと思う。
7)備考
- 今後してみたい支援やボランティア活動について今後ボランティア活動はしたい。今回の登下校見守り等支援ボランティアは楽しかったし、負担ではなかった。ただ、支援後に利用者日誌(利用者証)の書き込む時間がかかってしまい、保護者に申し訳なかった。時間をかけて書いた方が、書く内容も濃く書けると思う。支援期間中に数回、保護者と話をしながら記入することができた。その時は自分の判断・考えだけではなく、保護者から話を聞きながら、内容を理解して書くことができた。また、支援後に支援方法の改善点を考え、次回チャレンジしてみるなどのフィードバックもできたと思う。
【6.ボランティアF/学生ボランティア】
1)登下校見守り等支援事業活動前
①
- アンケート:少し不安だった/最初は不安だったが少しずつ慣れていき楽しくなった。
- ヒアリング:健常児とは違い、支援する障害児のことや関わり方を知らないし、支援できるのか不安だった。
②
- アンケート:充分だった
- ヒアリング:保護者ともっと早めに話ができていればよかった。顔合わせがなかったら、支援する子どもの顔や性格も分からなかった。もっと顔合わせや会話が必要と思った。
2)登下校見守り等支援事業ボランティア活動中の感想
①
- アンケート:問題なかった
- ヒアリング:対象児Fは中学生で、考え方も自立していたので支援をするというよりも友達という感覚で一緒に帰る感じだった。対象児Cは道順が分からず違う方向に行ってしまった。
②
- ヒアリング:対象児Fは自閉症で、パーソナルスペースの認識不足で初回は対象児から拒否されてしまった。次回パーソナルスペースの改善をしたところ、一緒に帰ることができた。支援中に対象児が好きな電車の話をしようと思ったが、続かないと思い、自分も好きな食べ物の話をしたところ、話が広がった。最終的に一緒に写真を撮ろうと言ってくれた。また、対象児Fは、雨天時に傘をさして帰ったことがなかったが、今回の支援で初めて傘をさしてボランティアと一緒に帰った。その時はなかなか話ができなかったが、保護者も初めてのことでとても驚いていた。
3)登下校見守り等支援事業関係者間の関係性
①
- アンケート:(対象児との関係性)良好であった
- ヒアリング:初めての支援の時は構えて行ったが、2回目以降は対象児から話してくれる時など良好な関係であったと思えた。
②
- アンケート:(保護者との関係性)まぁまぁ良好であった
- ヒアリング:対象児Fの保護者とは良好だったと思う。支援前に体調報告などしていた。
- 対象児Cの保護者とは1回しか会えず、あまり会話ができなかった。
③
- アンケート:(コーディネーターとの関係性)良好であった
- ヒアリング:コーディネートしてもらった対象児Fと、とても合っていた。
4)登下校見守り等支援事業ボランティア活動中の感想
①
- アンケート:問題はなかった/対象児Fともう少したくさん話したかった。
- ヒアリング:対象児Fは自閉症のため、支援の期間が空くとよそよそしかったので、週2回程度入れてもらっていればよかったと思う。
②
- アンケート:問題はなかった
- ヒアリング:支援先までバイク15~20分。駐輪場は対象児の学校と相談していたので問題なかった。雨天時やどしゃ降りの時など、歩いて行ける距離であれば支援は可能。
③
- アンケート:不要/ボランティアでやっているのに、交通費を貰うのは少し申し訳なかった。
- ヒアリング:ボランティアとして参加していたので貰って申し訳なかった。
④
- アンケート:本当にいい経験ができと思う。今後、この活動が広まっていくことを期待したい。また、コーディネーターのおかげで楽しく行うことができた。ありがとうございました。
- ヒアリング:今回のコーディネーターの配慮はよかったと思った。
5)登下校見守り等支援事業活動後の感想
- アンケート:やりがいがあった
- ヒアリング:このボランティア活動に参加して、対象児Fの心を少しは開けたかなぁと思い、達成感があり、やりがいがあった。
6)登下校見守り等支援事業の今後について
①
- アンケート:継続可能
- ヒアリング:移動支援事業ボランティアは時間の関係がなければ参加したい。しかし、今後3年次に上がると実習があり難しくなる。
- ボランティア活動は、公民館のボランティアとして呼ばれることが多くある。
②
- アンケート:常に必要
- ヒアリング:支援を1週間、1カ月してみてヒアリング(相性)をし、コーディネートしたりする時は必要と思う。対象児(利用者)のストレスにならないようにコーディネーターは必要だと思う。自分は対象児Fと合っていたので良かったが、別の場合もあるので必要と思う。今回、対象児及び保護者とはコミュニケーションは取れていたが、数回しか支援がない所などは何かあった場合、連絡をしづらいのではないかと思う。十分な顔合わせがあれば連絡など取りやすくなればコーディネーターは不要。今回事前に支援する対象児のレジメ(情報など)はとてもよかった。
7)備考
- 今後してみたい支援やボランティア活動について今回支援していた対象児の中学校の教室に、大学の先輩がボランティアとして行っているので、一緒に行って勉強したい。
【7.ボランティアG/一般ボランティア】
1)登下校見守り等支援事業活動前
①
- アンケート:不安はなかった
- ヒアリング:今回に支援対象児・保護者とは以前面識があったため、支援に入りやすかった。だた、初対面であった場合は不安であったと思う。
②
- アンケート:足りなかった/ボランティアにも経験などの個人差があると思う。個々に応じた研修を考えた方がいい。
- ヒアリング:学校への現場研修や見学など、学校と連携が取れていればいいと思う。交流会や顔合わせなど少なかったと思う。ボランティア同士の交流もなかったので情報などの交流ができれば良いが、最近では個人情報について厳しくなっているため、自発的にやりにくい。
2)登下校見守り等支援事業ボランティア活動中の感想
①
- アンケート:問題はなかった
- ヒアリング:ニーズがあり、実際支援を受けて自立登下校できるなどのいいきっかけになったと思う。また、障害を持つ保護者として、第三者(ボランティア)の介入で子どもから自立するきかっけになったのではないかと思う。子どもの世界観が広がったのではないかと思う。
②
- ヒアリング:・対象児Dは、最近では下校中に楽しく遊びながら帰り、たまにボランティアを干渉しながら試したりする。
- 対象児Fは、初回では音に敏感で、耳をふさぐなどがあったが、最近は見られず、鼻歌を聞くことがあった。
3)登下校見守り等支援事業関係者間の関係性
①
- アンケート:(対象児との関係性)良好であった/対象児とは面識があった。
- ヒアリング:対象児と面識があり、支援の回数が増えるにつれて繋がりやすかった。
②
- アンケート:(保護者との関係性)良好であった/保護者とは面識があった。
- ヒアリング:子どもと他の人に預けることはとても不安があったと思う。その中で支援の回数が増えるにつれ、学生ボランティアなど保護者から認められるようになり、保護者も少しずつ安心していったのではないかと思った。
③
- アンケート:(コーディネーターとの関係性)良好であった
- ヒアリング:特になし。
4)登下校見守り等支援事業ボランティア活動中の感想
①
- アンケート:問題はなかった
- ヒアリング:他の予定と重ならなかったので問題はなかった。
②
- アンケート:問題はなかった
- ヒアリング:支援は2か所行っていたが、遠方は車で行き、健康のためにも自宅近くの支援先には徒歩で行っている。
③
- アンケート:未記入
- ヒアリング:ボランティアだったので、少し多かったと思う。
④
- アンケート:未記入
- ヒアリング:コーディネーターにいろいろとしてもらっていたので、特にない。
5)登下校見守り等支援事業活動後の感想
- アンケート:やりがいがあった
- ヒアリング:今回の事業で、対象児が良い方向へ向かったことが嬉しかった。例えば自立登下校ができるようになったことなど。
6)登下校見守り等支援事業の今後について
①
- アンケート:継続可能
- ヒアリング:学生ボランティアはどうしても一時的なものであって、今後継続ということでは、地域の年配の人や、社会福祉協議会のボランティア登録している人などがいいと思う。しかし、時間的なこともあるとは思う。また知的障害へのボランティアは極端に少ないこともある。研修なども概論はできるが研修は難しいと思う。
②
- アンケート:最初だけ必要
- ヒアリング:ボランティアや保護者との間に入ってもらったり、支援当初などにいてもらう方がいい。日程やコーディネートはしてもらいたい。一対一での支援であれば、難しいことではないと思う。
7)備考
今回の事業全体についての意見
対象の方に、この事業の周知されているのか?という疑問もある。また、実施期間が遅かったのではないか。年度初めの4月からであれば利用しやすかったと思う。そのような保護者の意見を聞いたので、実施期間を考慮すべきだと思った。
【8.ボランティアH/一般ボランティア】
1)登下校見守り等支援事業活動前
①
- アンケート:少し不安だった
- ヒアリング:事前の顔合わせの時に保護者から『他の人に預けるのは不安』という意見を聴き、きちんと子どもとコミュニケーションが取れるか、対応できるか不安だった。
②
- アンケート:充分だった
- ヒアリング:事前研修や講習会などがあればいいと思うが、子どもの対応や研修に入る前の心がまえなどのオリエンテーションがあればいいと思った。また、事前に対象児の学校・授業風景の見学ができるといいと思う。
2)登下校見守り等支援事業ボランティア活動中の感想
①
- アンケート:すこし難しかった
- ヒアリング:対象児Bは支援当初から、明るく元気で会話も良くしてくれた。会話の内容が聞き取れず、どのように会話を進めたらいいのか不安だった。
②
- ヒアリング:対象児Bは、始めから会話が上手でとても元気だった。逆に会話ができなくて不安だったが支援していて元気を貰った。初回に対象児に荷物を持ってしまったが、次回より自分で持って帰るようになった。
3)登下校見守り等支援事業関係者間の関係性
①
- アンケート:(対象児との関係性)良好であった
- ヒアリング:対象児Bからの会話が多くあり、常に話しながらの支援であった。教室まで迎えに行き、対象児がボランティアに気づくと笑顔で手を振ってくれた。
- アンケート:(保護者との関係性)良好であった
- ヒアリング:下校支援終了後に状況報告など、気づかいなどをして頂いた。
②
- アンケート:(コーディネーターとの関係性)良好であった
- ヒアリング:良くして頂いたので特にない。
4)登下校見守り等支援事業ボランティア活動中の感想
①
- アンケート:問題はなかった
- ヒアリング:午前から午後の支援に変更してもらってからは、曜日も支援時間も問題はなかった。
②
- アンケート:問題はなかった
- ヒアリング:徒歩で支援する距離が長いと難しいが、今回の支援した距離(徒歩10分程度)であれば問題はなかった。支援対象児が自宅付近であれば、どしゃ降りの雨以外の雨天時の支援は可能。
③
- アンケート:不要
- ヒアリング:ボランティアなので不要。
④
- アンケート:未記入
- ヒアリング:良く対応して頂いたので特になし。
5)登下校見守り等支援事業活動後の感想
- アンケート:やりがいがあった
- ヒアリング:支援当初に比べて不安はなくなった。しかし、会話はやはり不安。対象児がとても明るく元気なので、支援していて毎回逆に元気を貰っていた。
6)登下校見守り等支援事業の今後について
①
- アンケート:継続可能
- ヒアリング:
- 登下校見守り等見守り支援は、曜日・時間が決まっていて、時間があれば週に数回の支援もできる。
- ボランティア活動は、できるなら参加してみたい。
②
- アンケート:常に必要
- ヒアリング:最初のコーディネートや支援時間、曜日などを決めてもう方がいい。固定での支援であれば、コーディネーターを介さなくても支援できると思う。
7)備考
- 今回の見守り等支援事業でボランティア活動してみて参加できて嬉しかった。支援していて逆に元気を貰って帰って来ていた。また、交流会などで保護者の話を聞くことができた。一対一での会話は難しいが複数で多くの情報が聞けてとてもよかった。今後コーディネーターがいなくなってからこの事業を継続する時に、ボランティアの中で中心となる人がいればとても助かる。
【9.ボランティアI/一般ボランティア】
1)登下校見守り等支援事業活動前
①
- アンケート:少し不安だった
- ヒアリング:初めは登下校の送迎をするという感じだと思っていたが、実際してみると支援する子ども一人ひとりに合わせた接し方や家族からの情報もあり、幼い子どもと接することがなかったので、いろいろと接し方が分からず不安だった。また、事前の説明が欲しかった。
②
- アンケート:すこし足りなかった
- ヒアリング:保護者と事業をする側とのニーズの把握、噛み合いがズレていたように思った。また、事前での研修は密に多くあった方がよかったと思った。研修も学校見学で子どもを取り巻く環境や友達等のようすも知りたかったし、支援ルートも事前に行って把握したかった。
2)登下校見守り等支援事業ボランティア活動中の感想
①
- アンケート:問題なかった
- ヒアリング:支援のことがよく分からず、またボランティア経験がなく、障害児のこともよく分かっていなかったが、支援をしてから少しずつ分かってきた。
②
- ヒアリング:対象児Aが興味を持ったことにボランティア側から引き出すような、声かけをした方がよかったのか分からなかった。しかし興味のあることについて多く話すことがあった。
3)登下校見守り等支援事業関係者間の関係性
①
- アンケート:(対象児との関係性)良好であった
- ヒアリング:下校中に突然、「暑い。」と言って洋服や靴を脱いだりすることがあったが、声かけをすると納得してくれたり、興味があることには対象児から話をしてくれ話が弾むことがあった。例えば下校中にある小川にゴミがあることについて、必ず話をする。「僕(対象児)は、きれい好きなんだよ。」など。少しずつボランティアに甘えてくれているようで、対象児の持ち物を持ってなどのお願いもされるようになった。
②
- アンケート:(保護者との関係性)良好であった
- ヒアリング:対象児Aの保護者とは、支援後の状況報告等、会話はできていたと思う。
③
- アンケート:(コーディネーターとの関係性)良好であった
- ヒアリング:いろいろしてもらったので、今はない。
4)登下校見守り等支援事業ボランティア活動中の感想
①
- アンケート:少し難しかった/時間的にあと1時間遅い位の時間帯が良かった。
- ヒアリング:今回支援対象が小学校低学年だったので16時以降ではなかったが、16時以降の方が時間的によかったと思った。固定での支援曜日だったのはよかった。
②
- アンケート:問題はなかった
- ヒアリング:駐車場に車で支援場所に行くことは問題なかった。利用者が自宅付近での支援は可能だが、自宅より遠い場所への支援でもまったく問題はない。
③
- アンケート:充分だった
- ヒアリング:ボランティアだったので不要。今後も不要。
④
- アンケート:未記入
- ヒアリング:今のところ特になし。
5)登下校見守り等支援事業活動後の感想
①
- アンケート:まぁまぁやりがいがあった/なかなか自身の子どもも大きくなり、幼い子ども達と接する機会がなく、触れ合うことができてよかった。少しでも福祉に興味があってもどうしたらいいのか分からなかったが、この機会に事業に参加できてよかった。
②
- ヒアリング:先日参加したプロジェクト会議で、支援利用保護者と事業側の事業の噛み合わせが合っていないように思った。誰でも人の役に立ちたいと思うことはあるが、どのようにしたらいいのか分からない人が多いと思う。そのような人達が居るので福祉のボランティア活動の方法や機会などを増やしたらいいのではないか。
今回の広報の内容では難し過ぎて、よく内容が分からなかった。また、オリエンテーションをするのもいいと思った。
6)登下校見守り等支援事業の今後について
①
- アンケート:継続可能/長期継続は難しいが、今回の事業参加で勉強したことが役に立つことがあれば参加したい。
- ヒアリング:登下校見守り等支援事業ボランティアは時間があれば参加したい。
ボランティア活動は、できるなら参加してみたい。
②
- アンケート:常に必要/自分だけではどの様にしたらいいのか分からないこともあるので、指導という立場でサポートして欲しい。
- ヒアリング:ボランティアや保護者の双方の状況を把握し、間に入ってくれるような第三者での介入役は必要。
7)備考
今回の事業について
今回の事業で大牟田市内の福祉について知ることができた。自身が障害や知的障害ということに対して偏見を持っていたところもあり、事業に参加して見方が変わった。また自宅近くに障害を持った人が居て、その人の役にも立ちたいと思った。当初は大変なのではないかと思っていたが、子ども一人ひとり素晴らしい物も持っていてとても勉強になった。子ども達と関わってよかった。また、障害を持った保護者に会って話を聞く機会があり、困っている人も多くいるので、もっと窓口を作ったらいいと思う。
【10.ボランティアJ/一般ボランティア】
1)登下校見守り等支援事業活動前
①
- アンケート:少し不安だった/やはりどうなるか、ちゃんと道を連れて帰れるか不安だった。
- ヒアリング:道順以外では、以前障害児者の訓練会(動作法)に参加していた頃の経験で、一人ひとり行動パターンが違い、子どもに適した対応が一人でできるのか心配だった。事前に支援対象児の自宅付近と通学路の下見をしたが、実際支援中での道が変更になったりしたので不安だった。
②
- アンケート:充分だった
- ヒアリング:対象児に事前に顔合わせができたので良かった。顔合わせは充分必要だと思う。研修よりも現場や、対象児の学校風景などの見学ができたらいいと思う。
2)登下校見守り等支援事業ボランティア活動中の感想
①
- アンケート:すこし難しかった/支援対象児Cは遊びながらテンションが上がると、手を繋いでいても急に離れていくので少し危険性を感じた。
- ヒアリング:支援曜日によって個別でのローテーション(月曜Aクン、火曜Bちゃん、水曜Cクン・・・各週支援者の曜日は固定)での支援は可能だと思う。対象児Cは、物に石を当てて音を楽しむことをしていた時、石が車道に落ちていたのを見つけ、突然走りだした。危険だったので注意したところ、驚いて戻って来た。支援中におしっこに行きたいと言い、家まで我慢できるか対象児に確認し、家まで帰ったこともあった。
②
- ヒアリング:対象児Cに回数が増える度に、愛着が生まれ対象児も支援がある時は「ボランティアのお姉ちゃん」というように認識・愛着が出てきていたのではないかと思った。しかし、慣れてくると支援中に遊び時間が増えてしまい、下校時間が長くなることがあった。
3)登下校見守り等支援事業関係者間の関係性
①
- アンケート:(対象児との関係性)良好であった
- ヒアリング:対象児Cもボランティアの認識・愛着が見受けられた。
②
- アンケート:(保護者との関係性)まぁまぁ良好であった
- ヒアリング:支援3回中保護者とは2回会い、保護者にもよくして頂いた。また、対象児Cが帰って来ると優しく迎えていたのが印象的だった。1回は祖母と会い、その時の状況報告を行った。
③
- アンケート:(コーディネーターとの関係性)良好であった
- ヒアリング:初回にどの子どもに支援するのか決まっていなかったのが不安だった。
4)登下校見守り等支援事業ボランティア活動中の感想
①
- アンケート:問題はなかった
- ヒアリング:特に問題はなかった。雨天時やどしゃ降りの時など、歩いて行ける距離・自宅近辺であれば支援は可能。
②
- アンケート:問題はなかった
- ヒアリング:交通、駐車場も問題はなかった。
③
- アンケート:充分だった/少し道を覚えるのが大変だった。
- ヒアリング:支援活動の場所、距離にもよる。
④
- アンケート:丁寧にやって下さったと感謝している。コーディネーター(女性)とは年齢も近く、障害児への関わり方などの学ぶところも多く、やりやすかった。こちらの疑問にも良く答えて頂いたと思う。また、緊急時の対処・連絡も迅速に密にして頂いた。
- ヒアリング:コーディネーターに付いてもらいボランティアをするのは初めてだったので、話をしたこと全てが感想と要望。
5)登下校見守り等支援事業活動後の感想
- アンケート:やりがいがあった/対象児Cのキャラクターも有り、楽しい時間だった。障害児・者でも地域やその周辺で支えて生活すれば、その子の持っている力も発揮出来る可能性はあるし、輝いて生きることもできるのではないかと感じた。
- ヒアリング:登下校支援という今回の事業によって、支援をした対象児の自宅近辺の方に知ってもらう機会となったと思う。下校支援中に自宅近くの方から声をかけてもらったりした。
6)登下校見守り等支援事業の今後について
①
- アンケート:継続可能
- ヒアリング:・登下校見守り等支援事業ボランティアは時間があれば参加したいが、1・2・3月は難しいと思う。
ボランティア活動は、できるなら参加してみたい。
②
- アンケート:常に必要/やはり緊急で支援に行けなくなった場合など、いて頂くと安心できる。
- ヒアリング:ボランティアとボランティアとを繋ぐ役としても、またボランティア間でのトラブル時など、間に入って問題解決してもらう時など必要と思う。
7)備考
・今後してみたい支援やボランティア活動について
初めて参加させて頂きましたが、新しい取り組みで素晴らしいと思った。長く続けて頂けるといいなぁと思った。今後参加してみたい活動としては、高齢者のボランティアにも参加したい。
参考資料31:登下校見守り等支援事業利用者(保護者)
ヒアリング日: |
利用児氏名: (保護者名: ) |
登下校見守り支援事業活動前 |
①見守り支援活動について不安があったか??□不安だった □少し不安だった □不安はなかった |
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②利用説明会及び事前顔合わせ・交流会について□充分だった □少し足りなかった □足りなかった |
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登下校見守り支援事業ボランティア活動中の感想 |
③見守り支援内容について □心配なかった□少し心配だった□心配だった |
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見守り支援事業対象児の支援後の変化について |
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移動支援事業関係者間の関係性 |
④ボランティアとの関係 □良好であった□まぁまぁ良好□あまり良好ではなかった□問題があった |
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⑤コーディネーターとの関係 ※コーディネーター(大障協・市役所)への感想及び
□良好であった□まぁまぁ良好□あまり良好ではなかった□問題があった |
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平成20年度 見守り支援事業 最終ヒアリング②
ヒアリング記入日: |
登下校見守り支援事業ボランティア活動中の感想 |
⑥見守り支援回数について□充分だった □少し足りなかった □足りなかった |
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⑦登下校見守り支援を受けての感想※利用対象児(子ども)□とても楽しかった □楽しかった □どちらとも言えない□少し嫌だった □嫌だった |
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⑦登下校見守り支援を受けての感想※保護者自由回答 |
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⑧見守り支援の継続について □継続したい □継続できない □どちらとも言えない |
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備考 |
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平成20年度 見守り支援事業 最終ヒアリング③
ヒアリング記入日: |
移動支援事業の今後について |
⑨コーディネーター(調整役)は必要か?□常に必要 □最初だけ必要 □必要ではない |
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⑩利用者実費が発生する場合の利用について□利用したい □利用できない □どちらとも言えない |
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今回の事業全体についての意見 |
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保護者アンケート用紙
保護者アンケート用紙の内容
参考資料32:登下校見守り等支援事業 ボランティア
平成20年度 移動支援事業 最終ヒアリング①
ヒアリング日: |
ヒアリング対象ボランティア名: |
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移動支援活動について不安があったか?? |
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ボランティア説明会及び事前研修について(改善・要望等) |
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登下校見守り支援事業ボランティア活動中の感想 |
移動支援内容について |
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移動支援事業対象児の支援過程の変化について |
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移動支援事業関係者間の関係性 |
移動支援利用対象児 |
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移動支援利用対象児保護者 |
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移動支援コーディネーター |
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平成20年度 見守り支援事業 最終ヒアリング②
ヒアリング記入日: |
登下校見守り支援事業ボランティア活動中の感想 |
活動曜日・時間帯について |
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支援先までの交通方法について |
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コーディネーター(大障協・市役所)についての感想及び要望 |
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移動支援活動後の活動 |
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平成20年度 見守り支援事業 最終ヒアリング③
ヒアリング記入日: |
移動支援の今後について |
ボランティア活動の継続について |
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移動支援コーディネーター(調節役)の必要性について |
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備考 |
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ボランティアアンケート用紙
ボランティアアンケート用紙の内容