令和5年12月1日、一般社団法人日本精神科看護協会は、「精神科病院における障害者虐待防止の手引き」を公表しました。
本手引きは、精神科病院における障害者虐待防止に関する基本的な対応において留意すべき事項をまとめたものとして作成したとのことです。特に、障害者虐待を未然に防止する観点から、障害者虐待の定義に関する理解を深めるとともに、正しい理解に基づいた患者の意思決定、権利擁護に向けた支援のあり方について解説をしています。また、業務従事者の対応及び業務に関して、倫理的感受性を働かせて継続して安心安全な医療サービスの提供に努められるよう、自己点検チェックリストを作成しています。
目次は次のとおりです。
はじめに.・・・1 1.精神科病院における「障害者虐待」とは・・・2 2.精神科病院における虐待防止措置・・・4 3.障害者への虐待行為に対する刑事罰・・・6 4.精神障害者への虐待の判断・・・7 1)虐待をしているという虐待者の「自覚」は問わない・・・7 2)障害者(被虐待者)の「自覚」は問わない・・・7 3)親や家族の意向が障害者本人から得た情報と異なる場合がある・・・7 4)人権擁護者としての業務従事者の役割に対する認識・・・7 5. 障害者虐待を未然に防止するための体制整備・・・8 1)精神科病院における障害者虐待防止チェックリストの活用・・・8 A)体制整備チェックリスト・・・9 B)業務従事者自己点検チェックリスト・・・11 C)虐待行為のチェックリスト・・・13 2)精神科病院における業務従事者に対する研修・・・14 3)患者や業務従事者が利用できる精神科病院内の相談窓口の設置・・・17 6. 虐待防止委員会の設置と機能・・・18 1)虐待防止委員会の構成・・・18 2)委員会の機能・・・18 7. 精神科病院の通報義務と対応・・・20 1)障害者虐待を受けたと疑われる事案を発見した場合の通報義務・・・20 2)通報後の通報者の保護・・・21 3)都道府県等からの通報連絡を受けたときの対応・・・21 |
詳しくは下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://jpna.jp/cms/wp-content/uploads/2023/12/JPNA_gyakutaiboshi-tebiki_20231201.pdf