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財団法人日本障害者リハビリテーション協会

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地域に根ざしたリハビリテーション(Community Based Rehabilitation:CBR)

解説

CBRは、1980年代初期に、地域社会にある既存のさまざまな資源を活用することにより、途上国の農村に住む障害者にそのニーズに応じた、リハビリテーション・サービスを提供する方式として、WHOなどによって開発された。CBRはその後世界の各地でさまざまな形で発展している。1994年に国際労働機関(ILO)、国連教育科学文化機構(UNESCO)、世界保健機関(WHO)がまとめたジョイント・ポジション・ペーパーでは、「CBRは、障害をもつすべての子どもおよび大人のリハビリテーション、機会均等化および社会統合に向けたコミュニティ開発における戦略の一つである。CBRは、障害者本人、その家族およびコミュニティ、ならびに適切な保健医療・教育・職業・社会サービスが一致協力することによって実施される」と定義されている。

2003年にはWHOは「CBR再考のための国際会議」を開催し、2004年にはCBRジョイント・ポジション・ペーパーの改訂版を発表した。2004年版では、障害者の人権とコミュニティのかかわりが強調され、CBRは障害者の貧困の問題に包括的に取り組むために重要である、という方向性が示された。

日本障害者リハビリテーション協会では、2004年版のCBRのジョイント・ポジション・ペーパー(CBR研究会訳)、WHOとスウェーデン障害者援助団体協会(SHIA)の共同による調査報告書"Part 1 Community-Based Rehabilitation as we have experienced it : voices of persons with disabilities"の英語原文と当協会による日本語訳をDINFに掲載している。

また、ESCAP主催のCBRに関するワークショップで発表されたCBRの専門家であるマヤ・トーマスやバングラデシュでのCBRの取り組みに関する論文も掲載している。