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ケアサービスへの公正なアクセス:実際的ガイダンス---実施に関するQアンドA

FAIR ACCESS TO CARE SERVICES: Practice Guidance
IMPLEMENTATION QUESTIONS AND ANSWERS
6 March 2003
イギリス保健省 2003年 (佐藤久夫・仮訳 2007)

本ガイダンスは2002年8月以来に寄せられた質問を取り上げるべく、また実施の最終段階に役立つよう、更新されたものです。従来の質問への修正された回答および、新しい質問と回答は本文中に明記してあります。その記載のない質問と回答は変更なしのものです。

今回の更新で質問には番号が付けられました。事例を紹介した付属資料が追加され、いろいろなニーズとそれに伴うリスクがどのようにFACS政策ガイダンス(ケアサービスへの公正なアクセス:成人への社会ケアの受給資格基準に関するガイダンス)の第16項の受給資格枠組みに該当するかを示しています。

目次

備考:

この文献のオリジナルは以下のページからダウンロードできます。

http://webarchive.nationalarchives.gov.uk/20130107105354/http://www.dh.gov.uk/prod_consum_dh/groups/dh_digitalassets/@dh/@en/documents/digitalasset/dh_4019641.pdf
※"Fair access to care services - guidance on eligibility criteria for adult social care"

はじめに

「ケアサービスへの公正なアクセス」(FACS)についての政策ガイダンスが2002年5月28日に地方自治告知LAC(2002)13の表紙をつけて発行されました。このガイダンスは、自治体がその成人社会ケアの受給資格基準を設定し、適用するときに使うための受給資格枠組みを提供しています。このガイダンスと告知はwww.doh.gov.uk/scg/facsで見ることが出来ます。

このガイダンスの実施を支援するために、本実際的ガイダンスは政策ガイダンスに関してもっともよくだされる質問とそれへの答えを述べたものです。また事例も含まれています。

もし自治体やその他の関心のある人々がさらに質問をもった場合、保健省020 7 972 4117またはTitilayo.Sylvester@doh.gsi.gov.ukまで連絡してください。

難しい論点や共通の関心事に関わる質問であれば、本文書に追加され、その他の質問は直接返答されます。

自治体やその他の関係者はまた、実施に当たってよい実践例を情報交流する方法も採用したいと考えるでしょう。上記Eメールアドレスに電話番号と住所を付記しつつ関係情報を送ってください。

発行

Q1.1 政策ガイダンスの必要性は1998年に報道されました。その発行が遅れた理由は?

A 2つ理由があります。第1に、これは複雑な政策分野であり、適切なものにするために相当なフィールドワークと協議が必要とされました。第2に、個々人のサービスの受給資格を効果的に決定するには、よい査定(assessment)が必要とされます。高齢者の「単一の査定プロセス」と知的障害者用の「人々の価値を尊重して」(Valuing People)の刊行までの間、「公正アクセス」ガイダンスの開発は遅れることとなりました。

Q1.2 完全版の実際的ガイダンスがないのに、自治体はどうして政策ガイダンスの実施に着手できるのでしょうか?

A 政策ガイダンスは、よいスタートを切るのに十分な程度の詳しい内容を自治体に提供しています。さらにこの文書(実際的ガイダンス)も助けになります。ここには、政策ガイダンスが発行されて以来もっともしばしば出されてきた質問への回答が載っています。

実施時期

Q2.1 (新規) 自治体は、地方の手続きを完了させ、職員の訓練を行うために、FACS政策ガイダンスの実施を遅らせることが出来ますか?

A 実施を遅らせてはなりません。(以下、訳を略)