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普及活動

平成20年度

「キュリー夫人の理科教室」にてマルチメディアDAISY図書の紹介

日時:2008年12月21日(日)第1回 11:00-12:00 第2回 14:00-15:00

主催:サイエンススタジオ・マリー
後援:(財)日本科学技術振興会・科学技術館
場所:科学技術館(北の丸)

講演の様子

「サイエンス スタジオ・マリー」は東邦大学大学院、非常勤講師の吉祥瑞枝氏が、アートとサイエンスの融合を掲げて、2002年に結成された。 子どもやお母さんに科学に親しみ、楽しんでもらおうと、 日本伝統の”紙芝居”と「キュリー夫人の理科教室」からの"実験ショー"という構成で公演を重ねている。

2008年の夏、吉祥瑞枝氏より自作の紙芝居「はじめての科学:かぜ ふうふう」をDAISY版にしたいと提案があり、(財)日本障害者リハビリテーション協会がDAISY版を製作。朗読は吉祥氏本人が行い、英語版は英国人のアスコー氏が朗読した。絵は吉祥氏のお嬢さん、山内のどかさんによる。7月にはフランスで開催された国際女性科学者会議で「DAISY版かぜ ふうふう」を吉祥氏が紹介。

この日の理科教室では、吉祥氏が紙芝居の上演を行うと、集まった子どもたちは目を輝かせながら見入っていた。かぜのしくみについてやさしく、また楽しく明るいタッチで描かれた絵は子どもたちの興味を引いた。また、キュリー夫人の一生を描いた紙芝居上映や、実験ショーは、科学のおもしろさについて子どもだけでなく、一緒に参加していた保護者も楽しんでいた。

当日、DAISYについてのアンケートに答えていただいた方には、「DAISY版かぜ ふうふう」を差し上げた。デモコーナーでは、パソコンを用意し、試したい方に見ていただいた。

かぜふうふうを見る子どもたち

このような理科教室でのDAISYの展示は初めてだったが、ある科学の先生は読むことに困難のある児童へのこのような支援はとても意義のあることだとの感想をいただいた。今後一見ニーズのなさそうな集まりでも、紹介することによって、必要としている方に伝える機会につながると感じた。