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シンポジウム 「もっと知ろう、デイジー教科書を!」
日時:2013年02月03日(10:30~16:00)
場所:戸山サンライズ 大研修室
 

Enjoy Daisy 読めるって楽しい!

公益財団法人日本リハビリテーション協会は国際シンボルマークの取扱いを行なっています。

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注釈

*1自我 さまざまなことを感じ、考え、知り、決意し、行動するのは自分であると自覚するのが自我。主体性・同一性・独自性が特徴である。

*2アイデンティティ 主体的に価値観(かちかん)適性(てきせい)を発見し、自分らしい生き方をすることによってはっきりしてくる、自分は自分であるという気持ち。自我同一性。

*3統合(とうごう)教育 障害児を普通学級で健常児とともに教育すること。障害児が普通学級で十分に能力を発揮(はっき)できるように、障害児教育専門の教師の配置、障害に応じた設備や教材の確保、関係機関との連携(れんけい)などの配慮がなされて、初めて厳密(げんみつ)な意味での統合教育が成立する。

*4失読症 脳に何らかの病変があるために、文字を読みとって理解する働きがうまくいかない。音読や意味理解に障害がある。一般的には後天的に生ずるが、特に幼児期より読字が困難なものは発達性失読症とよばれる。

*5文化を(うば)われたために 十分な教育的文化的刺激(しげき)が与えられないこと。発展途上国の子どもたちは人口の急激な増加と貧困のためこの問題が深刻である。

*6発達性失語症 言葉が獲得(かくとく)される以前の脳障害のためにおきる言語の発達障害。

*7アストリッド・リンドグレーン スウェーデンの児童文学作家。作品に『冒かまし村の子どもたち』『長くつ下のピッピ』『カッレくんの冒険』など。

*8心理士(カウンセラー) カウンセラーは心の問題の相談や治療をするが、心理士はさらに広く臨床心理(りんしょうしんり)検査なども行う。

*9ソーシャル・ワーカー 医療や社会福祉の領域(りょういき)で、対象となる人の社会適応を助けるため環境の調整や社会資源の活用を担当する。

*10一次的欲求 人間の生命を維持(いじ)するのに必要不可欠な欲求。人間らしく生活するには衣・食・住にプラスするものが必要となる。

*11不随意運動 悩性まひの主な運動障害のひとつで、大脳の神経核(しんけいかく)損傷(そんしょう)されているため、運動のコントロールがうまくいかない状態。

*12ルイ・プレイユ フランス人で一八二九年に六点点字を考案。今日では世界中で使われている。プレイユは点字という意味になっている。

*13盲人の機関 日本では日本点字図書館・日本ライトハウス図書館・東京点字出版所・東京へレンケラー協会などがある。

*14シンボル 抽象的なものを有形なもので表わしたのがシンボル。シンボルとして言葉が使えるのは精神活動にとって大切であるが、この多くが視覚的に表現されるので視力のない人にとっては不利益である。

*15ヴァージニア・アレン・イエンセン アメリカに生まれ、デンマークで児童書の出版と視聴覚教材(しちょうかくきょうざい)の製作会社の設立・指導に当たる。目の見えない子も楽しめる絵本『これ、なあに?』『ザラザラくん、どうしたの?』の作者。

*16フィリップ・ニュート ノルウェーの絵本作家で、目の見えない子も楽しめる絵本『ちびまるのぼうけん』などの作者。

*17低視力訓練 適切な指導の下に視力を使う訓練をすれば、ものを見る能力が向上し、見る学習もふくめて一般の児童と同じような学習ができるようになる。

*18オプタコン 触覚を通して盲人が本を読めるように作られた器械。右手に小さなカメラをもって活字を追い、読みとれた文字が触知盤(しょくちばん)に現れるので、それを左手で読む。

*19閉回路テレビ 電子回路による映像拡大装置で実用的な弱視者用読書器。二十倍まで拡大ができ、操作も簡単。オプチスコープ(テレビ読書器)ともいう。

*20読む姿勢の改善 視力が弱いと目を本に近づけて見る悪い姿勢が習慣化しやすいが、文字を大きくすることによって改善できる。

*21手話 音声言語をコミュニケーションの手段とする口語法が日本の聾教育の主流であるが、限界があるので、多くの先進国のように手話や指文字を併用する方法が望まれる。

*22知覚の混乱 世界保健機関が使っている自閉症の定義の最初に、「聴覚的視覚的刺激(ちょうかくてきしかくてきしげき)に対する反応が通常でなく」とある。

*23人称代名詞 話し手を第一人称、聞き手を第二人称、それ以外を第三人称といい、名前に代えて人を示す語が人称代名詞(私、あなた、彼など)。

*24思春期 子どもから大人への過渡期。心身の機能の発達と社会生活を通して自我意識を高め主体性を確立する時期。青年前期ともいう。

*25積極的動機づけ 一定の方向に向けて行動を起こすエネルギーを動機づけと呼び、強さ・速さ・持続性などが含まれる。動機づけを積極的に促進するには、目標を定める、賞賛(しょうさん)叱責(しっせき)、競争と協同、興味や関心、結果のフィードバック、既存(きそん)の知識や信念、自信や自尊心などが影響してくる。

*26分かち書き 文の語と語の間に空白を置くこと。単語が並ぶ欧文では当り前であるが、平仮名もこうすると言葉をつかみやすい。

*27絵文字 歴史的には象形文字の前段階など文字発生の初期に絵によって意思を表わした。「数字の歌」、「へのへのもへじ」などこれに類した絵文字の遊びがある。

*28情動的な欲求 怒り、恐れ、悲しみ、喜びなど急激にその時だけ生じる強い心理的生理的過程をいう。ある刺激を感覚的にキャッチし、快-不快や興奮-沈静が生じ、その刺激(しげき)に接近するか回避する。

*29おちつきのない時期 専門用語で多動と呼ばれ、そわそわしたり落ち着きがなく、他の子と比べてより多くの運動や行動を示す状態をいう。精神的な原因のため多動な場合もあるが、脳に損傷(そんしょう)がある場合にも多動の傾向がある。他にも衝動的であったり、注意散漫な特徴がみられることがある。

*30ラルシュ運動 知恵遅れの人や障害者が健常者と暮らし、互いに人間として成長を目指す生活共同体を推進する運動。ラルシュは旧約聖書のノアの箱舟の意味で、カトリック教徒のジャン・ヴァニエが北フランスで二十数年前に始めて以来、宗教を越えて二十一ヵ国八十五ヵ所に広がっている。グループホームともいう。

*31拒否しようとする傾向(けいこう) 客観的科学的根拠がないのに(たとえば16ページにもあるように)、あわれみ・軽蔑(けいべつ)・無関心・無視などによって教育・職場・結婚などの一般の社会生活の場から障害者が締め出された世界をつくる心の営みといえる。

*32ファンタジー 空想的な物語の総称。作者の創造的想像力によって意図的に生み出された世界をつくる心の営みといえる。

*33ボディ・イメージ 自分の身体の主観的な像。皮膚・内臓・運動・視覚・聴覚などの身体感覚に、他人の態度による情緒的経験(じょうちょてきけいけん)が加わって作られる。身体障害のため特定の部分が強調・注目・差別されボディ・イメージがゆがみ、心理的な価値を引き下げないように、身体の意識を伸ばしたい。