注釈
*1自我 さまざまなことを感じ、考え、知り、決意し、行動するのは自分であると自覚するのが自我。主体性・同一性・独自性が特徴である。
*2アイデンティティ 主体的に
*3
*4失読症 脳に何らかの病変があるために、文字を読みとって理解する働きがうまくいかない。音読や意味理解に障害がある。一般的には後天的に生ずるが、特に幼児期より読字が困難なものは発達性失読症とよばれる。
*5文化を
*6発達性失語症 言葉が
*7アストリッド・リンドグレーン スウェーデンの児童文学作家。作品に『冒かまし村の子どもたち』『長くつ下のピッピ』『カッレくんの冒険』など。
*8心理士(カウンセラー) カウンセラーは心の問題の相談や治療をするが、心理士はさらに広く
*9ソーシャル・ワーカー 医療や社会福祉の
*10一次的欲求 人間の生命を
*11不随意運動 悩性まひの主な運動障害のひとつで、大脳の
*12ルイ・プレイユ フランス人で一八二九年に六点点字を考案。今日では世界中で使われている。プレイユは点字という意味になっている。
*13盲人の機関 日本では日本点字図書館・日本ライトハウス図書館・東京点字出版所・東京へレンケラー協会などがある。
*14シンボル 抽象的なものを有形なもので表わしたのがシンボル。シンボルとして言葉が使えるのは精神活動にとって大切であるが、この多くが視覚的に表現されるので視力のない人にとっては不利益である。
*15ヴァージニア・アレン・イエンセン アメリカに生まれ、デンマークで児童書の出版と
*16フィリップ・ニュート ノルウェーの絵本作家で、目の見えない子も楽しめる絵本『ちびまるのぼうけん』などの作者。
*17低視力訓練 適切な指導の下に視力を使う訓練をすれば、ものを見る能力が向上し、見る学習もふくめて一般の児童と同じような学習ができるようになる。
*18オプタコン 触覚を通して盲人が本を読めるように作られた器械。右手に小さなカメラをもって活字を追い、読みとれた文字が
*19閉回路テレビ 電子回路による映像拡大装置で実用的な弱視者用読書器。二十倍まで拡大ができ、操作も簡単。オプチスコープ(テレビ読書器)ともいう。
*20読む姿勢の改善 視力が弱いと目を本に近づけて見る悪い姿勢が習慣化しやすいが、文字を大きくすることによって改善できる。
*21手話 音声言語をコミュニケーションの手段とする口語法が日本の聾教育の主流であるが、限界があるので、多くの先進国のように手話や指文字を併用する方法が望まれる。
*22知覚の混乱 世界保健機関が使っている自閉症の定義の最初に、「
*23人称代名詞 話し手を第一人称、聞き手を第二人称、それ以外を第三人称といい、名前に代えて人を示す語が人称代名詞(私、あなた、彼など)。
*24思春期 子どもから大人への過渡期。心身の機能の発達と社会生活を通して自我意識を高め主体性を確立する時期。青年前期ともいう。
*25積極的動機づけ 一定の方向に向けて行動を起こすエネルギーを動機づけと呼び、強さ・速さ・持続性などが含まれる。動機づけを積極的に促進するには、目標を定める、
*26分かち書き 文の語と語の間に空白を置くこと。単語が並ぶ欧文では当り前であるが、平仮名もこうすると言葉をつかみやすい。
*27絵文字 歴史的には象形文字の前段階など文字発生の初期に絵によって意思を表わした。「数字の歌」、「へのへのもへじ」などこれに類した絵文字の遊びがある。
*28情動的な欲求 怒り、恐れ、悲しみ、喜びなど急激にその時だけ生じる強い心理的生理的過程をいう。ある刺激を感覚的にキャッチし、快-不快や興奮-沈静が生じ、その
*29おちつきのない時期 専門用語で多動と呼ばれ、そわそわしたり落ち着きがなく、他の子と比べてより多くの運動や行動を示す状態をいう。精神的な原因のため多動な場合もあるが、脳に
*30ラルシュ運動 知恵遅れの人や障害者が健常者と暮らし、互いに人間として成長を目指す生活共同体を推進する運動。ラルシュは旧約聖書のノアの箱舟の意味で、カトリック教徒のジャン・ヴァニエが北フランスで二十数年前に始めて以来、宗教を越えて二十一ヵ国八十五ヵ所に広がっている。グループホームともいう。
*31拒否しようとする
*32ファンタジー 空想的な物語の総称。作者の創造的想像力によって意図的に生み出された世界をつくる心の営みといえる。
*33ボディ・イメージ 自分の身体の主観的な像。皮膚・内臓・運動・視覚・聴覚などの身体感覚に、他人の態度による