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国際児童図書評議会(International Board on Books for Young People:IBBY)
社団法人日本国際児童図書評議会(Japanese Board on Books for Young People:JBBY)

解説

IBBYは、1953年に子どもと子どもの本に関わるすべてのひとをつなぐ世界的ネットワークとして設立された。現在、70ヶ国以上が加盟し、本部をスイスのバーゼルに置き、1990年に国連で批准された「子どもの権利条約」の基本に則って活動している。

IBBY障害児図書資料センターでは、隔年で世界各国から集めた資料の中から40タイトルを選び、IBBY障害児図書推薦リスト(Outstanding Books for Young People with Disabilities)を作成、それらの図書を世界各国に巡回展示し、注目すべきアプローチの紹介や、こうした図書の製作出版に携わる関係者への励ましとなっている。日本国内でもJBBY主催の「世界のバリアフリー絵本展」が各地で巡回開催されている。

JBBYは、IBBYの「子どもの本を通して国際理解を」という理念に共鳴して1974年に設立された社団法人で、IBBYの日本における窓口を担っている。広く子どもの本に関する国際協力の対外機関として、国内外でさまざまな活動を行なっている。子どもの本に関する国際交流を通じて、子どもの本の質を高め、読書活動を促進し、これによって子どものすこやかな成長に寄与することを目的としている。

日本障害者リハビリテーション協会では、「世界のバリアフリー絵本展(2002年)」で、推薦図書に選ばれた『赤いハイヒール』を翻訳し、マルチメディアDAISY図書のCD-ROMをつけて販売している。また、当協会でDAISY版を作成した『バースデーケーキができたよ!』は2005年のIBBY推薦図書に選ばれた。

また、平成18年11月12日に「障害児に豊かな読書体験を」と題する講演会を開催し、IBBY障害児図書資料センター長のハイジ・コートナー・ボイエセン氏とJBBYバリアフリー絵本展実行委員長の撹上久子氏からご講演をいただいた。