音声ブラウザご使用の方向け: ナビメニューを飛ばして本文へ ナビメニューへ

アジア太平洋障害者の10年推進NGO会議(Regional NGO Network for the Promotion of the Asian and Pacific Decade of Disabled Persons : RNN)
アジア太平洋障害フォーラム(Asia Pacific Disability Forum:APDF)

解説

RNNは、1993年に沖縄で開催された「アジア太平洋障害者の十年のNGO会議」の成果として設立された、ESCAPのアジア太平洋障害者の十年(1993-2002)推進のための同地域の民間団体のネットワークである。メンバーは、ESCAP域内各国国内団体と国際団体のアジア太平洋地域組織(いずれも、障害当事者団体と支援団体を含む。)から構成される。日本の「新障害者の十年推進会議」が、そのメンバーとして中核的な役割を担った。同十年の間、毎年域内の国や地域でのキャンペーン会議の開催、ロゴマークやテーマソングの作成などにより、同十年の啓発に貢献した。その活動を総括するため、各国メンバーからなるタスクフォースチームを組織し、報告書『アジア太平洋障害者の十年の評価:<完全参加と平等>へのNGOの展望』を作成・刊行した。DINFではそのレポートを掲載している。

RNNの活動は、最終年に終了し、翌年から開始された、第二次アジア太平洋障害者の十年を民間で推進する新たな地域NGOネットワークである、アジア太平洋障害フォーラム(Asia Pacific Disability Forum:APDF))に引き継がれた。APDFのメンバー構成は、基本的にはRNNと同様である。日本からは、日本障害フォーラム(JDF)が、加盟している。

APDFは、2003年11月26日から28日までシンガポールにおいて開催された「アジア太平洋障害フォーラム(APDF)設立会議」で、正式に発足した。APDFの主な目的は、障害者権利条約の推進、およびBMF実施の促進などである。

隔年に開催されるAPDF会議の第二回目は2006年10月にバンコク(タイ)で、第三回目は2008年2月にダッカ(バングラデシュ)で開かれた。

日本障害者リハビリテーション協会は、APDFの事務局として、またJDFの構成団体として、APDFへの支援を行なっている。