平成21年度 国際セミナー報告書
障害者の新しい雇用 -インクルーシブな雇用の実現-
Development of inclusive employment for persons with disabilities
近年、社会的企業に対する関心の高まりのなか、障害者分野においては、ソーシャル・ファームなど、障害者福祉の領域を超えた新しい雇用形態が世界各国で生まれてきています。日本でも、ソーシャルファームジャパンが設立されるなど、障害者の新しい雇用に対する取り組みがはじまっています。本セミナーでは、これまでの実績を踏まえ、先進国の専門家を招聘し、わが国の障害者の雇用を促進するためのインクルーシブな雇用の取り組みの発展にむけての具体的な方策について、事例にもとづく検討を行いました。
日時:平成22 年1月31 日 ( 日) 10:30-16:40
会場:全国社会福祉協議会・灘尾ホール
助成:全国労働者共済生活協同組合連合会
東京都民共済生活協同組合
主催:財団法人 日本障害者リハビリテーション協会
日英高齢者・障害者ケア開発協力機構
後援 英国大使館
目次
1部 講演
- 開会挨拶
鴨下 重彦 国立国際医療センター名誉総長 - 基調講演「インクルーシブな雇用の実現」
炭谷 茂 日英高齢者・障害者ケア開発協力機構副委員長 - 講演1「社会的企業の発展に向けた戦略
ゲーロルド・シュワルツ MDG・F(国連ミレニアム開発目標達成のための基金)とセルビア政府による共同プログラムコーディネータ - 講演2「ソーシャル・ファイナンス-社会貢献活動のための財源-」
フィリーダ・パービス リンクス・ジャパン会長 - 講演3「ソーシャル・エンタープライズの設立-ホワイトボックス・デジタル社の経験から-」
デビッド・バーカー ホワイトボックス・デジタル社創設者
2部 パネルディスカッション
- 話題提供1「共働学舎の今まで35 年、これからのイメージ」
宮嶋 望 農事組合法人共働学舎新得農場代表 - 話題提供2「たんぽぽにおけるインクルーシブな雇用の実現」
桑山 和子 NPO 法人ぬくもり福祉会たんぽぽ会長 - パネルディスカッション「日本におけるインクルーシブな雇用の実現
関連資料
主催者について
この事業は全国労働者共済生活協同組合連合会及び、東京都民共済生活協同組合の助成により行いました。