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高山市障害者福祉計画

いきがいと思いやりのある福祉のまちづくり

~人にやさしい福祉の生活空間づくり~

平成10年 3月

項目 内容
立案時期 平成10年3月
計画期間 平成10年度~平成17年度(8年間)


本の表紙 本の裏表紙

高山市民憲章

わたくしたちは乗鞍のふもと
山も水もうつくしい飛騨高山の市民です。

○たがいに信じ 助けあい
心のなかにもきれいな花を咲かせましょう。

○環境をととのえ きまりを守り
みんなのしあわせを大事にしましょう。

○からだをきたえ 元気で働き
明るい豊かなまちをきずきましょう。

○文化をたっとび伝統を生かし
正しい教養を身につけましょう。

○こどもを愛し健やかに育て
夢と誇りをもたせましょう。

ノーマライゼーション(normalization)
デンマークのバンク・ミケルセンが知的障害者の処遇に関して唱え、北欧から世界へ広まった障害者福祉の最も重要な理念。
障害を特別視するのではなく、一般社会の中で普通の生活が送れるような条件を整えるべきであり、共に生きる社会こそノーマルな世界であるという考え。

リハビリテーション(rehabilitation)
障害者の身体的、精神的、社会的な適応能力回復のための技術的訓練プログラムにとどまらず、障害者のライフステージの全ての段階において全人間的復権に寄与し、障害者の自立と参加を目指す障害者施策の理念。

バリアフリー(Barrier Free)
障害のある人が社会生活をしていく上で障壁(バリア)となるものを除去するという意味で、もともと住宅建築用語で登場し、段差等の物理的障壁の除去をいうことが多いが、より広く障害者の社会参加を困難にしている社会的、制度的、心理的な全ての障壁の除去という意味でも用いられている。


市長の顔写真

心のかよう福祉のまちづくりをめざして

この度、障害者団体、各関係機関及び障害者市民の代表者のご参加をいただき、平成17年度(2005年度)を目標年次とする「高山市障害者福祉計画」を策定いたしました。
21世紀を間近に控え、高山市は平成8年度から、『緑と歴史の香りに包まれた住みやすく活力あふれる 伝統的文化都市「飛騨高山」』を都市像として、高齢化、国際化、高度情報化と行った時代の流れの中で誰もが住みやすく、住みたくなるような落ち着いた定住環境と、多くの人々が集いふれあえるようなにぎわいのある交流環境を整備し、市民一人ひとりが誇りと生きがいを持てるまちづくりをめざして第六次総合計画を展開しています。
一方、今日の障害者施策については、全ての人々が共に等しく地域で学び、働き、そして豊かに暮らすことのできる社会が本来の社会であるというノーマライゼーションの考え方を基本理念とし、障害をもった人が可能な限り地域の中で普通の暮らしができるよう、施設福祉から地域福祉・在宅福祉へ、そしてまた、自立と社会参加という大きな流れがあります。

本市におきましても、「生きがいと思いやりのある福祉のまちづくり」をテーマに障害者(児)福祉に関する施策を積極的に推進するなか、障害者の自立や社会参加を阻む障壁が依然として存在する現状を踏まえ、高山市第六次総合計画との整合性や関連施策との連携を図りながら、21世紀に向けて長期的展望に立って、より一層の障害者福祉施策を推進するため、この度の「高山市障害者福祉計画」の策定に至りました。
この計画は、その施策の実践的理念としてリハビリテーションとバリアフリーの考え方を中心に置き、各事業の展開の基本的方向を定めたもので、期間は平成10年度から平成17年度までの8年間であります。
本市を取り巻く財政環境は、近年極めて厳しい状況にありますが、社会状況の変化、変容する市民ニーズを的確に把握し、限られた財源を有効に活用するなど効果的な施策実施に努め、生きがいと思いやりのある福祉のまちを築くため、この計画を積極的に推進してまいりたいと考えておりますので、市民の皆様を始め関係各位のより一層のご理解とご協力をお願い申し上げる次第です。

最後に、本計画の策定にあたり、高山市障害者福祉計画策定委員会委員の皆様を始め、数多くの方から貴重なご意見やご提言をいただきましたことに心から感謝申し上げます。

平成10年(1998年)3月
高山市長 土野 守

==高山市障害者福祉計画==

目次

第1部 計画の概要

第2部 施策の体系と分野別施策

第3部 資料


主題:
高山市障害者福祉計画

発行者:
高山市

発行年月:
平成10年3月

文献に関する問い合わせ先:
〒506-8555
岐阜県高山市花岡町2丁目18番地
高山市福祉保健部福祉課
(TEL)0577-32-3333