[文科省] デジタル教科書推進ワーキンググループ審議まとめを公表
令和7(2025)年10月6日、文部科学省は、「デジタル教科書推進ワーキンググループ審議まとめ」を公表しました。
同グループは、次期学習指導要領の検討やGIGAスクール構想第2期を見据えつつ、デジタル教科書の効果・影響を検証し、デジタル教科書の在り方と推進方策について検討する場として、「中央教育審議会初等中等教育分科会デジタル学習基盤特別委員会」の下に令和6年7月に設置されました。令和6年9月4日から令和7年9月24日まで12回の会議が開催されました。令和7年2月14日には、中間まとめを公表していました。
審議まとめの「Ⅲ.当面の推進方策」の概要は下のようになっています。
| 基本的考え方 〇現行の課題を改善しつつ、紙に加えてデジタルを取り入れた教科書も選択できるようになる制度改正を見据えた取組が必要 〇制度改正により新たな教科書が配布されるまでの当面の間、引き続き教科書代替教材であるデジタル教科書を配布する デジタル教科書の配布 〇小5〜中3を対象とした英語、算数・数学に加え、その他の教科・学年についても、多角的な効果検証の観点も含め、現場のニーズや導入による影響等を勘案しながら配布を進めることが重要 教師の指導力の向上 〇効果的な活用方法の発信や教員研修による教師の指導力向上が極めて重要であり、その他の教科や高校の実践事例の充実、広域での教員研修の更なる充実、教員養成課程でのデジタル教科書の利用環境の改善の検討などに取り組むことが必要 アカウント管理等の負担軽減 〇R6・7年度から官民でアカウント管理等の負担軽減の取組(例:登録支援・児童化サービスや学習eポータルによる一括管理)が進められてきているが、十分に活用されていない面も見られることから、取組の更なる周知や、国が主導的に発行者等と連携して取組を強化していくことが重要 健康影響への対応 〇健康影響に関する専門家の主な意見は、授業では常に手元の教科書を見ているわけではなく、紙かデジタルかを問わず長時間継続して近距離で注視するのは避けるべきといったもの。そうした状況にあるとすれば新たな学びの観点からも憂慮。最新の知見も取り入れつつ、ガイドライン等で周知を徹底 ICT環境の改善 〇GIGAスクール構想第2期において、端末の着実な更新を進めるとともに、同時に全ての授業で多数の児童生徒が高頻度で端末を活用する場合にもネットワークを原因とする支障がほぼ生じないよう「当面の推奨帯域」の早期達成に向けた支援を実施 関係者への理解 〇教育委員会や学校、教師、児童生徒、保護者などの関係者に対し、デジタル活用を自己目的化するものではなく、児童生徒の学びの充実が最も重要な目的であるという趣旨の十分な理解を図る |
詳しくは下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/100/index.html