[英国] 下院図書館が鉄道駅のアクセシビリティについての小レポートを公表

2025年11月3日、下院図書館が、英国の鉄道駅のアクセシビリティについての小レポートを公表しました。レポートの名称はなく、ウェブサイトでの報告で、ブリーフィングという名称になっています。

本レポートにおいて、「アクセシビリティ」とは、環境やシステム、サービスの物理的またはヴァーチャルな障壁を取り除き、能力に関係なくすべての人がそれらを利用し、交流できるようにすることとされています。

アクセシブルな鉄道駅とは、物理的な障壁を取り除いた鉄道駅のこととされており、具体的には、次の6つの指標が用いられています。

  • アクセシブルな券売機があるか。
  • スロープなど列車に乗り込む設備があるかどうか。
  • 全国共通鍵制度(National Key Scheme:NKS)に対応したトイレの有無

NKSは、「RADARキー」(Royal Association for Disability and Rehabilitation)と呼ばれ、英国全土のバリアフリートイレを使うことができる共通の鍵で、障害者等が購入することができます。英国全土に10,000か所以上あると言われています。

  • 階段などを使わずにアクセスできるか。
    例えば、スロープやエレベーターがあるかどうか。
  • 車椅子利用者のための駐車場や支援を待つ間の待機スペースがあるかどうか
  • 聴覚誘導ループの設備があるかどうか。

ループは、補聴器や人工内耳に直接電波を送り、外界からの音を聞こえようにする機器です。

調査結果の一部を紹介しますと次のようになっています。
(設置している駅の割合)

券売機乗車設備RADAR段差解消駐車場ループ
ロンドン95%73%27%53%20%90%
イースト・イングランド87%90%29%68%29%100%
サウス・ウェスト58%85%6%62%63%100%
スコットランド58%37%6%62%16%96%
ウェールズ50%97%10%63%21%100%

詳しくは、下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://commonslibrary.parliament.uk/how-accessible-are-britains-railway-stations/