[フランス] 障害のある子どもと性的暴力に係るシンポジウム開催

2025年11月26日、フランス政府は、保健省、自治省、家族省、障害者省で、12月3日の国際障害者デーを記念し「障害のある子どもと性的暴力:保護、尊厳、共通の責務」と題したシンポジウムを開催することを発表しました。開催は、児童に対する性的暴力に関する独立委員会によるもので、シャルロット・パルマンティエ=ルコック自律・障害担当大臣等が出席する予定です。

フランス国内では、障害のある子どもたちが性的暴力の被害者となるケースが問題視されており、障害のない子どもと比較し被害者となる可能性が最大5倍高くなるとされています。特に、自閉症の女子の約47%が14歳未満で性的暴力の被害者となっているという報告もあります。

家庭、社会福祉施設、医療施設、交通機関、警察署や裁判所など、子どもたちを守るべきあらゆる場所で、どのように子どもの尊厳と安全を確保できるかシンポジウムで議論し、行動計画策定の一翼を担います。シンポジウムは一般公開し、研究者や専門家、公務員、性的暴力の被害者やその家族が3つの円卓会議に参加し、知識・経験を共有し合い、いくつかの重要な課題について議論します。以下に、取り上げられる課題を一部示します。

  • 暴力を抑止し、障害者の権利に関する国際条約の尊重をいかに保証するか。
  • 家庭、学校、社会福祉施設、医療施設、避難所、交通機関などで子どもたちが安全な環境をどのように確保するか。
  • 通報と司法へアクセスしやすくするためにできる対策はなにか。
  • すでに効果を上げている事例より、得られる教訓とはなにか。

フランスは、国際的コミットメントにならい、障害者の保護を重要な政治課題としています。立場の弱い人々の安全を強化することは、社会全体の保護を強化することに繋がると考えています。

詳しくは下のサイトをご覧下さい。(笹子)
https://solidarites.gouv.fr/colloque-de-la-ciivise-enfants-en-situation-de-handicap-et-violences-sexuelles