[厚労省] 精神科病院における業務従事者による障害者虐待の状況を報告
令和8(2026)年1月19日、厚生労働省は、社会保障審議会障害者部会(第154回)・こども家庭審議会障害児支援部会(第18回)合同会議において、精神科病院における業務従事者による障害者虐待の状況等について報告しました。
令和4年の精神保健福祉法(昭和25年法律第123号)の改正により、令和6年4月以降、精神科病院の業務従事者による虐待を受けたと思われる患者を発見した者は、速やかに都道府県・指定都市に通報することが義務づけられ、また、都道府県知事(指定都市の市長)に精神科病院における業務従事者による障害者虐待の状況等を公表することが義務づけられており、本報告は、その状況を集計したものです。
報告の概要は、次のとおりです。
| 1. 業務従事者による障害者虐待の状況 • 法第40条の3に基づき、通報・届出があった件数は、全体で6,258件であり、その内訳は、業務従事者による障害者虐待を受けたと思われる精神障害者を発見した者による通報・相談件数が1,514件、業務従事者による障害者虐待を受けたとする精神障害者による届出・相談件数が4,744件であった。 • 虐待の事実を認定した件数は260件あり、認定した虐待の事実に係る被虐待者数は413人であった。その内訳は、男性192人、女性209人、不明・その他12人であった。 • 認定した虐待の種別・類型毎の件数は、身体的虐待158件、心理的虐待131件、性的虐待23件、放棄・放置(ネグレクト)23件、経済的虐待4件であった。 2. 業務従事者による障害者虐待があった場合に採った措置 業務従事者による障害者虐待があった場合に採られた措置は、次のとおりであった。 • 業務従事者による障害者虐待についての通報や届出に関して、報告徴収を行った件数:258件 • 診療録や帳簿書類の提出・提示を命じた件数:170件 • 職員又は精神保健指定医により、診療録や帳簿書類を検査した件数:172件 • 職員又は精神保健指定医により、入院患者や関係者に質問を行った件数:220件 • 精神保健指定医により、入院患者の診察を行った件数:16件 • 改善計画の提出を求めた件数:189件 • 提出された改善計画の変更を命じた件数:4件 • 必要な措置を採ることを命じた件数:8件 • 法第40条の6第1項の命令に従わなかった病院のうち、その旨を公表した件数:0件 • 入院に係る医療提供の全部又は一部の制限を命じるとともに公示を行った件数:0件 3. 虐待を行った業務従事者の職種 認定した虐待の事実に係る被虐待者に虐待を行った業務従事者の主たる職種ごとの人数は、次のとおりであった。 • 医師14人、看護師202人、准看護師58人、看護助手54人、保健師0人、作業療法士2人、精神保健福祉士3人、社会福祉士0人、公認心理師0人、医療事務0人、その他業務従事者9人、不明9人 |
詳しくは、下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_68808.html