地域発~人をつなぐ地域をつなぐ-梅田おにごっこ 新しいまちのバリアフリーを楽しむ!

「新ノーマライゼーション」2026年3月号

特定非営利活動法人ちゅうぶ
石田義典(いしだよしのり)

今年のテーマは「ミッション・インクルーシブ」

障害のあるなしにかかわらず誰でも参加できるまち歩き企画が、おにごっこ。2012年に梅田でスタート。新世界、あべの天王寺、コロナ禍も乗り越え、なんばで7回開催。今年は大阪の超一等地のJR大阪貨物駅跡地のグラングリーン大阪すぐ隣の梅田スカイビル1階のワンダースクエア広場を使って開催(JR大阪駅周辺は梅田といいます)。テーマは昨年上映のミッションインポッシブルをパクりました。

朝からの雨…でも参加者減らず

10月4日(土)、2日前まで雨無しの天気予報でしたが、朝からしっかり雨。でも、363人の参加があり、雨だから不参加という人はほぼいませんでした。車いすユーザーの他、盲ろう者やさまざまな障害をもつ人、子ども、東京、名古屋、福井、愛媛からの参加もありました。

10時前からワンダースクエアで受付。毎年Xmasマーケットで賑わう場所。見上げると40階の空中庭園が見えますが、しっかり濡れます。今回は特製ファイルに西梅田エリアマップ、バリアフリートイレマップ、謎解き冊子を入れ配布しました。受付後は数人のグループでウォークラリーへ出発。今回のエリアは新しいまちでバリアフリー。でもエレベーターはどこにあるのか、地下街がどうつながっているのか、バリアフリートイレや大人用ベッドはどこにあるのか、意外とわかりません。マップのプロの力も借り、エリアマップに加え、2階(デッキ)・地上・地下街だけのマップも作りました。トイレマップは事前に全部のトイレをチェックしました。大人用介護ベッドは西梅田エリアだけで20か所以上ありました。ただ表示はイマイチわかりにくいのが難点。

ちょっと凝ったクイズのウォークラリー

ウォークラリーエリアはJR大阪駅から北西、グラングリーン大阪周辺。参加者は4つのコースに分かれて出発。今回は『謎解き形式に設定されたウォークラリー』と『公式LINE』の活用。例えばAルートでグラングリーン南館に行き、「タイムアウトスクエア」と入力し、次のポイントに行くと「壁面アートの通路は何メートル?」現場を見て返信次の指令が出る…を繰り返してゴールへ。

ワンダースクエアでも盛り上がる

ワンダースクエアでは一般の観光客も無料で楽しめるフェイスペインティング、IMC(インクルマスターチャレンジ)と銘打った福祉障害体験コーナー実施。フェイスペインティングは、プロの画家が顔や腕に好きな絵を描いてくれ、雨にもかかわらず子どもや外国の観光客も行列。IMCは電動車いす・視覚・聴覚障害体験、言語障害聞き取り体験を実施、参加者にはチェキの写真と駄菓子プレゼント。

ラストの寸劇~暴走するバリバラちゃんを制止するんだ!

14時からはミニコンサート、3人の松竹芸能ピン芸人によるお笑い企画、そしてラストの寸劇。今年のテーマを元ネタに、「誤情報によって暴走したバリバラちゃんを巨大注射器で修正するインクルハント…」のドタバタ劇。最後は6メートルの手作りエア人形登場!みんなで記念撮影する頃には晴れ間も見えました(写真)。
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参加者から

「謎解き、バリアフリールート、トイレマップ、観光スポット、オブジェなど見どころ満載!クイズやマップと向き合って頭を使いながら歩き、ルートを発見することの充実感を味わえた」など嬉しい声をたくさんいただきました。みんながまちに出ることでバリアフリーを進めたい。今年は10月10日(土)なんばおにごっこです!