リハ協ブログ2020年12月12日より転載
2020年12月11日、クイーンズランド州議会で新しい法律が通過しました。法律名は、「障害サービス法と関連法(労働者審査)改正法(Disability Services and Other Legislation (Worker Screening) Amendment Bill 2020)」です。
この法律は、障害のある人々の安全確保のために、性的犯罪や重大な暴行犯罪などで有罪判決を受けた個人が国民障害保険制度(NDIS)において施設職員等として働くことを監視することを認めるものです。
この法律改正により、このような人々の採用の際には過去の経歴などの情報を詳しく調査することが認められます。また、障害のある人々に害を及ぼす容認できないリスクがある場合には就労許可を取り消すことができます。
この法律の背景には、オーストラリアの障害者施設などで障害のある人々に対する虐待がしばしば発生していることがあります。
詳しくは下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://www.parliament.qld.gov.au/work-of-assembly/bills-and-legislation/whats-new
法律は下にあります。
https://www.parliament.qld.gov.au/documents/tableOffice/TabledPapers/2020/5720T254.pdf