[オーストラリア]新しい国家障害戦略を発表

リハ協ブログ2021年12月5日より転載

2021年12月3日、オーストラリア政府はオーストラリア障害戦略 2021-2031(Australia’s Disability Strategy 2021-2031)を公表しました。

同計画は、国家障害戦略2010-2020に代わるもので、今後10年間の政府のすべてのレベルで取り組まれる障害者政策の枠組みを定めています。

オーストラリアには、人口の6分の1、440万人の障害者が生活しており、同計画では、インクルーシブなコミュニティづくりを基本に、すべての生活面においてインクルーシブとアクセシビリティの実現を目標にしています。

基本的な視点としては、障害者が地域の平等な構成員としてその潜在能力を発揮できるインクルーシブなオーストラリア社会の構築であり、目標として、障害者の強力なインクルージョンに向けた国家的リーダーシップを提供する、障害のインクルージョンのための公共政策のすべての分野における活動を指導する、障害者のための施策の改善のためにサービスとシステムを主流化する、より包摂的な社会を実現するためにコミュニティ全体に情報提供し関与させることを掲げています。

具体的には雇用・社会保障、家庭・コミュニティ、安全・権利・正義、個人・地域支援、教育・学習、健康・福祉、心のバリアフリーについて戦略を述べています。

詳しくは下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://www.disabilitygateway.gov.au/ads/strategy

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