リハ協ブログ2021年12月22日より転載
2021年12月21日、キャシー・ホクル(Kathy Hochul)ニューヨーク知事は、ニューヨークの障害者を支援するための一連の法律に署名しました。
法律S.1035-A / A.4685は、入院期間中、障害のある個人に不可欠な支援者を同行させる権利を保護します。これにより、パンデミックや災害緊急事態宣言時でも入院中の世話をする親、配偶者または世話人を一人指定することができます。
この法律は「フレッドの法(Fred’s Law)」と呼ばれ、自閉症のフレッド・ダミコ(Fred D’Amico)さんが、COVID-19のために入院したときに長年世話をしてもらっていた両親の付き添いを許可されなかったために、2020年3月31日に病院で亡くなったという事件があり法案が起草されたという経過があります。同法では対象となる障害について、「自閉症や脳性麻痺を含むがこれらに限定されない、病状や特定のまたは日常のニーズを伝えることを困難にする状態または障害を持っている個人」と定義しています。
また、法律S.6293 / A.7358は、発達障害諮問委員会のメンバーの指名者を変更する法律です。
法律S.6294-A / A.7381は、発達障害諮問委員会に対して、知的障害または発達障害のある人に対するCOVID-19の緊急事態への対応を評価し、レポートを作成することを義務付けています。
法律S.6276 / A.7223は、州公務員の採用に関して、公務員法に定められたホストに障害者および退役軍人をより多く雇用する必要があるかどうかについて勧告を行うことを義務付けています。
詳しくは、下のサイトをご覧ください。
https://www.governor.ny.gov/news/governor-hochul-signs-package-legislation-help-individuals-disabilities
なお、各法律はニューヨーク州議会のサイトで検索できます。
法律S.1035-A / A.4685:
https://www.nysenate.gov/legislation/bills/2021/s1035/amendment/a
https://nyassembly.gov/leg/ 等(寺島)