「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2013年7月号
(第33巻 通巻384号)毎月1回1日発行 800円
(財)日本障害者リハビリテーション協会発行
【7月号の特集】
障害者と選挙
今年3月に東京地裁で成年被後見人に選挙権がないことを違憲とする判決が下され、被後見人にも選挙権があることが盛り込まれた改正公職選挙法が今国会で成立した。障害のある人の参政権については、当事者団体や関係団体による運動により徐々に改善されてきてはいるが、まだまだ課題が残されている。障害者権利条約第29条では政治的及び公的活動への参加をうたっており、同条約批准に向けた課題の解決が求められている。
特集では、障害のある人の政治参加、特に選挙に焦点を当てて、3月の東京地裁での違憲判決の意義、重い障害のある人の在宅投票や視聴覚障害のある人たちの情報保障など、選挙に関する現状と課題を明らかにし、課題解決のための方策を探る。
- 【グラビア】
- やっぱり描くことが好き
写真・文:橋本和典
- やっぱり描くことが好き
- 【時代を読む】
- カナタイプによる視覚障害者の職域開発
―「タイプライタ速記」をめざして― - 光岡法之
- カナタイプによる視覚障害者の職域開発
- 【特集】 障害者と選挙
- 障害のある人の参政権の保障
植木淳 - 被後見人の選挙権回復訴訟
~被後見人の選挙権を奪う公職選挙法第11条第1項第1号の違憲性を争う~
杉浦ひとみ - 知的障害者等の選挙権行使を支援しよう
柴田洋弥 - 自書できない障害者と患者の投票
~「郵便等による不在者投票における代理記載制度」を利用して
青木良浩 - 視覚障害者と選挙
~知る権利・投票する権利等の保障に向けて~
渡辺昭一 - 聴覚障害者の情報保障の課題
中橋道紀 - 盲ろう者の参政権保障
~情報保障とアクセスの問題
庵悟 - 精神科病院に入院している人の課題
加藤真規子
- 障害のある人の参政権の保障
- 【1000字提言】
- 「道徳の確信犯」を育てない社会へ
三宮麻由子 - ボランティアはさせてもらうもの
萱嶋陸明
- 「道徳の確信犯」を育てない社会へ
- 【文学やアートにおける日本の文化史】
- 呼び合う古代史
―加古里子と横田弘の共鳴する一面と―
花田春兆
- 呼び合う古代史
- 【ほんの森】
- 澤村誠志監修 日本リハビリテーション病院・施設協会編集
『地域リハビリテーション白書3―地域包括ケア時代を見据えて―』
評者:栗原正紀
- 澤村誠志監修 日本リハビリテーション病院・施設協会編集
- 【ワールドナウ】
- 防災グローバル・プラットフォーム会合参加報告
石井靖乃 - 夢を生きるブラジル当事者たち
~DPI日本会議の国際支援・ブラジルたんぽぽプロジェクト~
盛上真美
- 防災グローバル・プラットフォーム会合参加報告
- 【証言3.11その時から私は】
- 再生に向けて
~盲ろう者支援に必要なこと
早坂洋子
- 再生に向けて
- 【知り隊おしえ隊】
- 大阪はええとこだっせ!
赤尾広明
- 大阪はええとこだっせ!
- 【列島縦断ネットワーキング】
- 〈東京〉働きたい人を支援する
~発達障害の強みを活かすKaienの事例~
藤恭子 - 〈滋賀〉アール・ブリュットネットワークが発足しました!
笹山衣理 - 〈大阪〉洋菓子工房「ハイワークひびき」の取り組み
山田紀子
- 〈東京〉働きたい人を支援する
- 【工夫いろいろエンジョイライフ】
- 実用編●床の配線は極力なくして安全に、他●
提案者:岡田健司 イラスト:はんだみちこ
- 実用編●床の配線は極力なくして安全に、他●
- 【お知らせ】
- 【インフォメーション】
- 【編集後記】