国連世界情報社会サミット(World Summit on the Information Society : WSIS)
グローバルフォーラム-情報社会における障害者-のプログラム及び発表
グローバル・フォーラム組織委員会
| 項目 | 内容 | 
|---|---|
| 会議名 | 2005年11月15日~18日開催 国連世界情報社会サミット(WSIS) サイドイベント、チュニス(チュニジア) | 
| 協力 | DAISYコンソーシアム・BASMA障害者雇用促進協会 | 
| 概要 | ICTと障害者に関する認識を高める為、障害者にとって自分自身と他の人々に利用できる様々なICTプログラムを知る機会をもつことを目的として開催された。 | 
2005年11月15日、18日
              チュニス、チュニジア
2005年11月15日 9:00~13:00
              会場:Room Amilcar, Kram PalExpo、チュニス、チュニジア
2005年11月18日 9:00~13:00
              会場:Room Amilcar, Kram PalExpo、チュニス、チュニジア
DAISYコンソーシアムは、2003年12月ジュネーブで開催された世界情報社会サミットフェーズ1において第1回目のグローバルフォーラムをサミットのサイドイベントとして開催いたしました。
そして、世界情報社会サミットフェーズ2が2005年11月16日から18日に開催されます。
これはICTと障害者に関する認識を高める非常に良い機会であります。また障害者にとって自分自身と他の人々に利用できる様々なICTプログラムを知る機会となります。もし障害者の平等な参加が実現し保障されれば、ICTは全ての人にとって将来のリソースとなります。障害に対する認識は開発、デザインから実施、評価段階の全てのICTプログラムに考慮されるべきです。
第2回グローバル・フォーラムは、チュニスサミットの同時イベントとしてDAISYコンソーシアムとBASMA障害者雇用促進協会の協力により推進されました。
以下はフォーラムの目的です:
- 世界的にアクセシブルな情報とコミュニケーションを推進し、
- ICTに関するベストプラクティスの知識を共有し、
- WSISの成果によるさらなる開発の実施、監視、評価の世界的連携を確立すること。
プログラム
第1日目:2005年11月15日 9:00-13:00
9:00-09:40
開会:
チュニジア大統領夫人による開会宣言
              
9:40-09:45 休憩
9:45-09:55
基調演説:
- Andre Van Deventer、南アフリカ、世界盲ろう者連盟
 「情報社会へのアクセシビリティ-社会で完全に 責任を果たすための権利」
 スピーチ
9:55-13:00
セッション1:ICTに関し、成功を収めた事例の紹介
進行役:
              Judy Brewer、アメリカ(WAI/W3C)
              Souad Lamine、チュニジア(BASMA)
インターネット上の情報へのアクセス
- 石川准、日本、静岡県立大学
 「理想のスクリーンリーダーはソフトウェア間対話の実現により可能となる」
 スピーチ
 パワーポイント( HTML 版 ) ( PDF版)
- Jim Fruchterman、アメリカ、ベネテック
 「印刷字を読めない障害のある人々の世界図書館設立への障壁の克服」
 スピーチ
携帯電話技術
- Kajsa Ritzen Frisell・Johnny Kristensen、スウェーデン、Swedish National Post and Telecom Agency
 「3G ポケット・インタープリター」
- Dipendra Manocha、インド、DAISY for All プロジェクト(DFA)
 「携帯電話ー視覚障害者にとってのマルチユーティリティ・ツールとして」
 パワーポイント( HTML版 ) ( PDF版 )
- Andre Van Deventer、南アフリカ、世界盲ろう者連盟
 「盲ろう者が電話をかけるとき」
- Marc Fossier, フランス、フランス・テレコム
 最新技術と障害者
教育とトレーニング
- Saida Agrebi、チュニジア、ATM
 ICTと障害に関する教育
- Maud Hedblom・Lotta Steg、スウェーデン、IRIS Hadar
 視覚障害者のためのITトレーニング
 スピーチ(英語)
 パワーポイント ( HTML 版 ) ( PDF版 )
雇用と所得創出
- Catherine Roy、カナダ、W3Quebec
 「ケベックの障害者コミュニティにおけるキャパシティー・ビルディング」
 スピーチ
 パワーポイント ( HTML 版 ) ( PDF版 )
- Gavin Megnauth、英国、ショウトラストUK
 「ウェブアクシビリティとソーシャル・エンタープライズ」
 パワーポイント ( HTML 版 ) ( PDF版 )
ユーザーとサバイバーはICTをどう活用するのか
障害のある先住民のインクルージョン
- Malia Nobrega、ハワイ、ハワイ大学
 障害のある先住民のインクルージョン
 「私たちの声を届けよう」
権利条約と地域のイニシアチブ
- Imed Eddine Chaker、チュニジア
 「アラブ障害者の10年」
- Khalfan H. Khalfan Al-Salmany, タンザニア
 「アフリカ障害者の10年」
 スピーチ(英語)
- Kicki Nordstrom、スウェーデン
 「国連障害者権利条約 著作権と障害」
 スピーチ
- Linda Misek-Falkoff、アメリカ
 「Matrix RESPECT 」
 スピーチ(英語)
12:30-12:45: 特別報告
- Houlin Zhao, スイス、国際電気通信連合(ITU)
 ITUの防災に関するイニシアチブの概観
14:00: BASMAイニシアチブの見学
- eサービス;電子市場(Ariana)、Zeineb Kilani氏のプレゼンテーション
- 
          
 
- コールセンター(Ghazala)、Fatma Moussa氏のプレゼンテーション
第2日目:2005年11月18日
9:00-10:00
セッション2:障害者の災害への備え
進行役:
              河村宏、日本、国立身体障害者リハビリテーションセンター研究所
- マーク・ハッキネン、アメリカ、DAISYコンソーシアム
 「防災と警告のためのアクセシブルなICT:効果的なコミュニケーションの基準と技術における人間中心のデザイン」
 スピーチ(英語)
- スティーブン・ショア、アメリカ、Autism Society of America
 「自閉症の人と支援者の災害時に対する備え:未来のための過去からの教訓」
 Autism Society of America
 パワーポイント ( HTML 版 ) ( PDF版 )
公開討論
10:00-11:30
セッション3:国際障害同盟(IDA)パネルディスカッション
              ICT開発における平等なパートナーシップ

進行役:
              Raja Ismail、チュニジア(BASMA)
              ジョージ・カーシャー、アメリカ(DAISYコンソーシアム)
パネリスト:
- Khalfan H. Khalfan Al-Salmany (障害者インターナショナル))
- Betty Dion (リハビリテーション・インターナショナル)
 パワーポイント ( HTML版 ) ( PDF版 )
- Kicki Nordstrom (世界盲人連盟)
 スピーチ(英語)
- Antti Raike (世界ろう連盟)
 パワーポイント ( HTML Version ) ( PDF版 )
- Andre Van Deventer (世界盲ろう者連盟)
- Sylvia Caras (世界精神医療ユーザー・サバイバー・ネットワーク )
11:30-12:00
特別報告
- Yvonne Grandbois, スイス
 健康と障害に関するウェブ上のアクセシブルなコンテンツの共有
 世界保健機構(WHO)図書館
- Wantanee Panthachart、タイ
 「タイにおけるICTアクシシビリティの動き」
 国立電子コンピューター技術センター
12:00-12:40
セッション 4: チュニス宣言の採択
議長 :
              Imed Eddine Chaker, チュニジア, (UNAT)
宣言案の発表
              モンティアン・ブンタン、タイ盲人協会
宣言案の採択
12:45-13:00

閉会:
Khedija Hammouda Ghariani, チュニジア
              国務大臣(コンピューター・サイエンス、インターネット、フリー・オープンソース・ソフトウェア)
