令和6年1月16日、ダボスで開催された世界経済フォーラムで「アンロック・ザ・エブリイボディ(Unlock the Everyday)」という支援技術へのアクセスを改善するための新しいグローバルキャンペーンが立ち上がりました。
このキャンペーンは、車椅子、眼鏡、補聴器、義足、デジタル機器などの支援技術を使用する権利がすべての人にあることの認識を高めることを目的としています。
世界には、支援技術を必要としている人が少なくとも25億人いるといわれていますが、高所得国では90%の国民がそれらの機器を利用できているにもかかわらず、低所得国ではわずか10%しか利用できていません。
適切な支援機器を利用できなければ、何百万人もの人々が生計を立てたり、教育を受けたり、自立した充実した生活を送ることができず、既存の社会的・経済的不平等をさらに悪化させています。持続可能な開発目標(SDGs)を達成するためには、高品質な支援技術を手頃な価格で利用できることが不可欠であり、支援技術を国家計画やSDGs戦略に優先的に組み入れることを求めています。
世界保健機関(WHO)、ユニセフ(国連児童基金)、国際障害同盟(International Disability Alliance)などのパートナーと共同で、グローバルパートナーシップ「ATscale」が立ち上げられました。
キャンペーンが求めている主なものは次のとおりです。
詳しくは下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://unlocktheeveryday.org/davos/