2024年2月8日、英国国家統計局(Office for National Statistics: ONS)は、2021年の国勢調査の結果から、イングランドとウェールズにおける年齢、性別、地域別の障害の出現率を発表しました。
国勢調査では、2021年3月21日現在「12か月以上続く、または続くと予想される身体的または精神的な不調や病気はありますか?」という質問項目があり、「はい」と答えた場合は、「あなたの状態や病気によって、日常生活の能力が低下していますか?」とさらに質問され、「はい、たくさん」、「はい、少し」、「全くない」から選びます。
主な調査結果は次のようになっています。
・イングランドでは、2021年に女性の18.7%、男性の16.5%が障害者であったが、ウェールズでは女性の22.3%、男性の19.8%が障害者であった。 ・活動が制限されている障害のある男女の割合は、2011年から2021年にかけて、22%以上減少した。特に90歳以上の高齢層は大幅に減少した。 ・障害のある女性の割合は、2011年から2021年にかけて10歳から14歳と15歳から19歳の間で顕著に増加し、イングランドでは6.8%から12.2%、ウェールズでは7.1%から13.3%に上昇した。 ・イングランドの最も貧しい地域は、それほど貧しくない地域と比較して、若い年齢層の障害率が高かった。例えば、最も貧しい地域では40歳から44歳の21.6%が障害者であったのに対し、それほど貧しくない地域では8.1%であった。 ・同様に、ウェールズの40~44歳のうち、最も貧しい地域では25.4%が障害者であったのに対し、それほど貧しくない地域では11.1%であった。 |
詳しくは下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://www.ons.gov.uk/peoplepopulationandcommunity/healthandsocialcare/disability/articles/disabilitybyagesexanddeprivationenglandandwales/census2021