[ESCAP]「アジア太平洋SDG進捗報告書2024年」を発刊

2024年2月15日、国連アジア太平洋経済社会委員会(United Nations Economic and Social Commission for Asia and the Pacific: ESCAP)は、「アジア太平洋 SDG 進捗報告書2024年:革新的な行動の紹介(Asia and the Pacific SDG progress report 2024: showcasing transformative actions)」を発刊しました。

本報告書は、その名称のとおり、アジア太平洋地域のSDGの進捗状況の概要を記述しており、今年は、成功事例と進捗傾向、そして、域内のさまざまな地域が直面する独特の課題にスポットライトを当てています。これにより、特に最も弱い立場にある人々のSDG指標に関するデータの利用可能性を高めるための優先順位を導き出し、より公平でインクルーシブな開発戦略を策定するのに役立つ可能性があるとしています。

報告書の目次はつぎのようになっています。

第1章- 地域の発展···1
1.1 2015 年以降の SDG の進捗状況···2
1.2進捗状況: 目標外···5
1.3目標別のSDGの状況···8
1.4特殊な状況にある国の進展···22
1.5誰一人取り残さない···23
第 2 章- 各国の傾向と革新的な行動···25
2.1各国の実績···27
2.2データにみる革新 – 地域の例···30
 2.2.1デジタルおよび公共インフラストラクチャ···30
 2.2.2教育···35
 2.2.3雇用と社会的保護···38
 2.2.4生物多様性と自然···43
第 3 章- 利用可能なSDGデータ···46
3.1発展を解明する: アジア太平洋地域全体における利用可能なSDGデータの傾向···47
 3.1.1複雑さを解明する: 細分化によりSDGデータを理解する···49
3.2 SDG指標の使用に対する国家の取り組み···50
付録 1 : 技術ノート – 進捗状況を測定するための方法論···55
付録 2 : 進捗状況の評価に使用される指標···60
付録 3 : サブ地域グラフ···72
 太平洋···72
 東アジアおよび北東アジア···75
 北および中央アジア···78
 南および南西アジア···81
  東南アジア···84
付録 4 : アジア太平洋地域の国々と国家グループ···87

障害者に関しては、「2.2.3雇用と社会的保護」に多くの記載があります。

詳しくは下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://www.unescap.org/kp/2024/asia-and-pacific-sdg-progress-report-2024

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