[英国]キングス・ファンドが介護サービス不足についてレポート

2024年3月13日、独立慈善団体のキングス・ファンドは、社会的養護年次報告書「ソーシャル・ケア360(Social Care 360)」の2024年版を公表しました。

キングス ファンドは、1897年、当時のウェールズ皇太子、後のエドワード7世によりロンドンのボランティア病院への資金を集めるために設立されました。調査と分析を通じて英国の健康とケアの改善に取り組んでいます。

報告書によれば、2022/23年の介護サービスの傾向は次のとおりです。

  • 財政的支援は引き続き厳しくなってきており、介護費用が援助される基準は2010/11年以来変わっていない。
  • 地方自治体が負担する介護サービス費用は、インフレを上回るペースで増加し続けている。2015/16年に比べると、成人の週平均費用は1,400ポンドから1,540ポンドに増加し、高齢者は670ポンドから840ポンドに増加した。
  • 約7万人の海外からの労働者を受け入れたにもかかわらず、介護人材の欠員率は依然として過去2番目に高い水準にある。
  • 2015/16年と比べて、家族等無給の介護者数は約19,000人減少し、レスパイトケアを受けている人は21,000人減少している。

詳しくは下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://www.kingsfund.org.uk/insight-and-analysis/long-reads/social-care-360

menu