[国交省]新しくユニバーサルデザインタクシーを認定

令和6(2024)年4月1日、国土交通省は、「標準仕様ユニバーサルデザインタクシー認定要領」を改正し、新たに追加された認定レベル準1に認定申請されたトヨタ自動車のシエンタ ウェルキャブ仕様タイプ1をユニバーサルデザインタクシーとして認定しました。

同認定要領は、平成24年3月に定められ、当該標準仕様を満たすユニバーサルデザインタクシーについて認定を行ってきましたが、移動等円滑化実績における直近のユニバーサルデザインタクシーの導入状況が都心に導入が集中している状況があったため、地域格差を是正し、主に地方部での需要に緊急的に対応するため、令和6年4月1日付で当該認定要領を改正し、新たに認定レベル準1を追加したとのことです。

同認定要領によれば、標準仕様には、次の3つがあります。

 (1) 認定レベル準1(レベル準1)
 (2) 認定レベル1(レベル1)
 (3) 認定レベル2(レベル2)

基本的にレベル準1からレベル2に向かってアクセシビリティ度が高くなっています。

例えば、乗降口の車椅子対応についていえば、つぎのような基準になっています。

レベル準1:車いすのまま乗車できる乗降口を1以上設け、その幅は 640mm 以上、高さは 1,200mm 以上とする。

レベル1:車いすのまま乗車できる乗降口を1以上設け、その幅は 700mm 以上、高さは 1,300mm 以上とする。

レベル2:車いすのまま乗車できる乗降口を1以上設け、その幅は 800mm 以上、高さは 1,350mm 以上とする。ただし、小型自動車(道路運送車両法体系に規定する小型自動車をいう。)の場合の幅は700mm 以上で良いこととする。

また、レベルによって、スロープの耐荷重等の仕様が異なるとのことです。

それぞれのレベルによって、以下のマークが車体に表示されます。

認定レベル淳1

レベル準1

認定レベル1

レベル1

認定レベル2

レベル2

詳しくは下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha03_hh_000424.html

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