[経産省・国交省]電動車のための公共用充電施設におけるユニバーサルデザイン・バリアフリー対応に関するガイドラインを作成

令和6(2024)年8月2日、国土交通省は、「電動車のための公共用充電施設におけるユニバーサルデザイン・バリアフリー対応に関するガイドライン」を公表しました。

電動車とは、いわゆる電気自動車のことで、車椅子利用者なども公共充電設備を利用できるようにするためのガイドラインです。

令和5年10月、経済産業省が策定した「充電インフラ整備促進に向けた指針」において、多様な利用形態の実現に向け、不特定多数の方が利用する公共用充電施設については、ユニバーサルデザイン・バリアフリー対応を進めることとされました。そこで、経済産業省と国土交通省は、充電インフラ事業者・施設設置管理者・障害当事者団体へのヒアリング等を行い同ガイドラインを作成しました。

ガイドラインの内容としては、例えば、充電器周辺については次のような整備が求められています。

○標準的な整備内容

  • 少なくとも一つの区画は有効幅を350cm以上とする
  • 充電器の設置面と駐車区画との間に2cm超の段差を設けない
  • 衝突防止パイプを設置する場合、80cm以上の間隔を設ける
  • 舗装はできる限り水平とする

○望ましい整備内容

  • 奥行について、車椅子用リフト付福祉車両等の利用を想定した乗降スペースを確保
  • 屋外の駐車施設に屋根等を設ける場合には、大型の車椅子用リフト付き福祉車両等の車両高さ(230cm以上)に対応した必要な有効高さの確保
  • 区画新設の際、建築物等からできるだけ近い位置に設置 等

詳しくは、下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/barrierfree/sosei_barrierfree_tk_000351.html

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