[福岡県]ARグラスを活用した障がい者向けトレーニング開始

令和6(2024)年7月16日、福岡県は、日本財団、西鉄グループ、NPO法人セルプセンター福岡と連携して、実際に見ている映像をリアルタイムで共有できる「ARグラス」を活用し、障害者向けの業務訓練を開始することを発表しました。

本事業の流れは次のようになっています。

  • (1)西鉄各社で、障がいのある方に適した業務を切り出し。
  • (2)NPO法人セルプセンター福岡が、切り出した業務をマニュアル化。作業のポイントを説明する画像や動画を作成し、ARグラスで見られるようにする(訓練ツールの作成)。県と日本財団が経費を助成。オブザーバーとして助言も行う。
  • (3)障がいのある方は、ARグラスを使って視覚的に理解しながら、実践的な訓練を受ける。
  • (4)訓練後に、面接・就職へ進む。

西鉄グループ6社で切り出した業務は次のとおりで、全6コースについてこれらの業務訓練参加者を募集しています。募集内容は次のとおりです。

(1)募集コース 西鉄グループ6社で切り出した業務全6コース

社名主な業務
西鉄バス久留米・乗車サポート
・構内見回り
・高速バスのトランクの積み下ろしサポート
西鉄ステーションサービス・駅構内のクリーンキーパー
西鉄エアサービス・ポーター業務(手荷物受取、コンベアへ流す)
西鉄運輸・倉庫内ピッキング作業
西鉄観光バス・運賃計算書や手配書作成
西鉄エンジニアリング・作業日報による勤怠入力

 ※一部のコースは、ARグラスを使いません

(2)募集期間 令和6年7月16日(火)~9月30日(月)を予定

(3)訓練期間 令和6年9月~12月頃(うち1~3カ月間)を予定

 ※募集定員に達したコースから順次訓練開始

(4)訓練場所

  • 地域の就労系障がい福祉サービス事業所(就労移行支援・就労継続支援事業所等)
  • 障がい者専用テレワークオフィス「こといろ」(福岡市博多区博多駅東1-1-33 はかた近代ビル3階)

(5)募集人数 20名程度(各コース3名程度)

(6)実施内容

  • 障がいのある人にも見やすくわかりやすい業務マニュアルを活用します。
  • 地域の就労系障がい福祉サービス事業所(就労移行支援・就労継続支援事業所等)と連携して実践的な訓練を実施します。
  • 雇用前に実際の業務に即した訓練を行い、事前に障がい者と企業が業務とのマッチングを把握しておくことで、双方の負担を軽減し、長期安定雇用につなげます。
  • ARグラスやテレワークオフィスを活用し、訓練から就職へのスムーズな移行を目指します。

(7)受講後の対応

  • 就労定着支援施設と連携し、採用から定着までのサポートを障がい者及び採用企業の双方に提供します。

(8)参加費用 無料

詳しくは下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://www.pref.fukuoka.lg.jp/press-release/nishitetsu-arglasskunren.html

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