[文科省]「令和の日本型学校教育」を担う質の高い教師の確保のための環境整備に関する総合的な方策について」答申

令和6(2024)年8月27日、中央教育審議会は、「「令和の日本型学校教育」を担う 質の高い教師の確保のための環境整備に関する総合的な方策について~全ての子供たちへのよりよい教育の実現を目指した、学びの専門職としての「働きやすさ」と「働きがい」の両立に向けて~」を答申しました。この答申は、令和5年5月22日に文部科学大臣からなされた諮問に答えたものです。

答申書の目次はつぎのようになっています。

はじめに …1
第1章 我が国の学校教育と教師を取り巻く環境の現状 …4
1.我が国の学校教育の現状 …4
2.学校が対応する課題の複雑化・困難化と家庭・地域をめぐる環境の変化 …6
3.我が国の教師を取り巻く環境の現状 …7
第2章 教師を取り巻く環境整備の基本的な考え方 …11
1.「令和の日本型学校教育」を担う教師及び教職員集団の姿 …11
2.教師を取り巻く環境整備の目的 …13
3.教師を取り巻く環境整備の基本的な方向性 …14
第3章 学校における働き方改革の更なる加速化 …16
1.「学校における働き方改革答申」を踏まえた取組状況等 …16
2.学校・教師が担う業務の適正化の一層の推進 …18
3.学校における働き方改革の実効性の向上等 …22
4.教師の健康及び福祉の確保に向けた取組の充実 …29
5.柔軟な働き方の推進 …33
第4章 学校の指導・運営体制の充実 …35
1.教職員定数の改善と教職員配置の在り方等 …35
2.支援スタッフの配置の在り方等 …44
3.多様な専門性を有する質の高い教職員集団の形成 …46
第5章 教師の処遇改善 …49
1.これまでの経緯 …49
2.教職の重要性を踏まえた教師の処遇改善の在り方について …50
3.職務や勤務の状況に応じた処遇の在り方について …54
第6章 教師を取り巻く環境整備の着実な実施とフォローアップ等 …57
おわりに …59

特別支援関連では、「第1章我が国の学校教育と教師を取り巻く環境の現状」「2.学校が対応する課題の複雑化・困難化と家庭・地域をめぐる環境の変化」において、「特別支援学校や小・中学校の特別支援学級に在籍する児童生徒、小・中・高等学校の通常の学級に在籍しながら通級による指導を受けている児童生徒など、特別の教育支援を必要とする児童生徒の数が急増している」、また、「第4章学校の指導・運営体制の充実」「1.教職員定数の改善と教職員配置の在り方等」「(3)多様化・複雑化する課題と新たな学びへの対応」では、「小・中学校の特別支援学級に在籍する児童生徒数や通級による指導を受けている児童生徒数が増加する中、小・中学校等の要請に応じて、障害のある児童生徒の教育に関し必要な助言や援助を行うという特別支援学校のセンター的機能の重要性が年々高まっており、こうした機能の強化に向け、特別支援学校の指導・運営体制の充実を図る必要がある。」等の記述がありました。

詳しくは下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/099/mext_00003.html

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