令和6(2024)年9月25日、警察庁は、聴覚障害者に配慮した警察用車両新型警光灯の導入を発表しました。
警光灯は、パトカーなどの屋根に載っているいわゆるパトライトのことで、パトカーが緊急走行時に警告音とともに点滅させます。
しかし、緊急走行時以外でも警告音は出さずに点滅させていることもあるため音が聞こえない聴覚障害者の場合、警察用車両が緊急走行しているのか通常の警ら時なのかわからないという問題がありました。
そこで新しい警察用車両警光灯では、発光パターンの違いにより、聴覚障害者が視覚で警察用車両の緊急走行時と通常の警ら時を判別できるようにしました。
具体的には、緊急走行時以外の発光パターンとして、1度光った後に蛍の光のように徐々に発光(2秒周期)する新しい発光パターンを追加して、緊急走行と区別できるようにしました。すこしおとなしい感じの発光パターンになっています。
令和6年度中に、新型警光灯を搭載した小型パトカー(420台)及び交通事故処理車(99台)を各都道府県警察に順次配分し、運用を開始するとのことです。
詳しくは下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://www.npa.go.jp/news/release/2024/20240927001.html