[国交省]バリアフリー基本方針の4次目標中間まとめを公表

令和7(2025)年4月18日、国土交通省は、バリアフリー基本方針の4次目標中間まとめを公表しました。

「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律(バリアフリー法)」(平成18年法律第91号)第3条に「主務大臣は、移動等円滑化を総合的かつ計画的に推進するため、移動等円滑化の促進に関する基本方針を定めるものとする。」とされており、国土交通省は、同基本方針を定め、その中で目標値を示しています。

現状では、第3次目標が示されていますが、目標期間が今年度末までとなっていることから、国土交通省は、現行目標の見直しを検討するため、学識経験者、高齢者・障害者等団体、事業者団体等で構成される「バリアフリー法及び関連施策のあり方に関する検討会」を開催し、昨年5月以降3回にわたって、検討を重ねてきました。

このたび、同検討会での議論等を踏まえ、主要課題の対応方針や次期目標に関する考え方を整理した「主要課題の対応方針及びバリアフリー法に基づく基本方針における第4次目標について(中間とりまとめ)」をとりまとめました。

主な目標案は次のようになっています。

なお、目標期間は、令和8(2026)年度から5年間です。

鉄軌道駅
<ホームドア・可動式ホーム柵>
➢令和12年度までに4,000番線(前期3,000番線)、うち、平均利用者数が10万人/日以上駅で900番線(前期800番線)を整備する。
<その他>
➢「原則全てバリアフリー化」の指標に、「障害者対応型券売機」「拡幅改札口」の指標を追加
➢高齢者、障害者等に迂回による過度な負担が生じないよう、駅及び周辺施設の状況、駅の利用状況及び構造等の制約条件等を踏まえ、
地域の支援の下、可能な限りバリアフリールートの複数化を行う。
鉄軌道車両
➢総車両数約52,000両のうち約80%(前期約70%)をバリアフリー化
➢新幹線車両及び特急車両の車椅子用フリースペースの整備を可能な限り速やかに進める。
バスターミナル
➢平均利用者数が2,000人以上/日の施設を原則として全てバリアフリー化
<ノンステップバス>
➢総車両数4.5万台のうち約90%(前期約80%)をバリアフリー化
航空機
全ての航空機のバリアフリー化(原則100%)
道路
重点整備地区内の主要な生活関連経路を構成する道路(約4,450km)の約77%(前期約70%)をバリアフリー化
建築物
➢床面積の合計が2,000㎡以上の特別特定建築物(公立小学校等を除く)のバリアフリー化率:約70%(前期約67%)
➢2,000㎡以上の国等の公共特別特定建築物(公立小学校等を除く)の建築工事のうち、着工前の段階で当事者参画を実施した工事の割合:原則100%
心のバリアフリー
➢「障害の社会モデル」の理解度 数値目標:約60%
➢障害のある人へ支援をしようとする人の割合 数値目標:原則100%
➢多様な他者とコミュニケーションをとって行動しようする人の割合 数値目標:原則100%

詳しくは下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://www.mlit.go.jp/report/press/sogo09_hh_000399.html