[英国]安楽死法案が下院を通過

2025年6月20日、英国下院議会は、賛成314票、反対291票で「末期患者成人法案(Terminally Ill Adults (End of Life) Bill)」を可決し、貴族院に送りました。今後貴族院で審議される予定です。

同法案は、イングランドとウェールズの成人の末期患者に自らの命を絶つ権利を与えるというもので、もし、法案が貴族院でも可決されれば、4年以内に施行されることになります。

同法案で、支援を受けて死を選択できる人は、イングランドとウェールズの末期患者で、

  • (a)自分の命を終わらせる決定ができる能力がある
  • (b)最初の宣言※の時18歳以上 ※自ら命を絶つことを2回宣言することになっている
  • (c)イングランドとウェールズの住民で最初の宣言までに12か月以上住んでいる
  • (d)イングランドとウェールズで治療を受けている患者

とされています。

また、末期患者とは、「進行性の病気により治療不能で、6カ月以内に死を迎えると合理的に予想される人」とされています。

また、障害や精神障害があることのみをもって末期患者とはされないことを明記しています。

支援を受けて死を希望する人は、精神科医やソーシャルワーカー、弁護士からなる委員会に申請します。聞き取り調査等をへて審査されます。

詳しくは下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://bills.parliament.uk/bills/3774