快適生活・暮らしのヒント-100円ショップはお宝いっぱい!、他

「新ノーマライゼーション」2025年11月号

加藤満裕美(かとうまゆみ)
社会福祉法人日本点字図書館

100円ショップはお宝いっぱい!

点字ディスプレイは検索やメモがすぐにできて必須の機器ですが、万全ではありません。その不便さを解消してくれたのは全面糊の付いた付箋紙。類似品の識別、一時的なメモ、食品の管理、墨字で印刷された書類の識別と、ちょこっとメモして貼り付けると大活躍です。

介助者と共に使える交通系ICカードなど、パスケースには複数のカードが。よく使うカード以外はスキミング防止カードケースに入れて収納すれば、一緒に持っていても1枚のみを読み取るので快適になりました。

こんなものがあったらいいなぁとひらめいたら100円ショップをのぞいてみるとお目当てのものに出会えるかも!

YouTubeは情報や趣味を広げてくれる、楽しいツール

はまったのが料理のチャンネル。卵の殻にヒビを入れる方法もYouTubeで学びました。

クッキングプロという調理器具を購入したのもYouTubeである程度使えることが判断できたからです。ボタン操作であること、ビープ音がでること、レシピの紹介を機械の操作方法も含めてしていたので、すぐに使えました。商品の検討や購入した後の取り付け方法、使い方などまずはYouTubeで検索してみると解決できることもあるのです。

趣味の編み物も、声の説明でずいぶん理解できるものがあると知り、楽しんでいます。作りたい作品を選び、取り掛かれる喜びは世界を広げてくれます。

日々の運動不足を何とか解消したい!?

出かける際にはなるべく階段を使おうと思ってみても、エスカレーターに引き寄せられます。強制的に運動をしたいと思って、ジムに入会を希望しても、付き添いがいることを条件にされ、高いハードルがありました。そんな中、すんなりと入会できたのがカーブスです。

女性専用のフィットネスで、機械の使い方やフォームなど丁寧に説明してくれました。しかし、すべて自力でできるわけではなく、空いているロッカーを教えてもらったり移動の際のサポートはお願いしています。視覚障害者に向いていると思うのは、合図と共に決められた順序で一斉に移動するため、経路を覚えれば一人で何とかなります。

左へ1歩、前に3歩進むと次の機器があるとか、1歩下がって左手を伸ばすと次の器具に触れるとか、地図を頭に入れて動いていますが、次へ上手に移れないこともあります。そんなときにはコーチや顔なじみになった会員さんが手を貸したり、声で誘導したり。また、そのような方が街中で挨拶してくれたり、電車で声をかけてくれて、おしゃべりしながら一緒に歩いたりと、地元にちょっとしたつながりができて気分が上がります。

こんなものがあるといいな、あんなことができないだろうか。そんなとき、立ち止まって調べたり尋ねたりすれば、快適さが生まれるんですね。