国際図書館連盟(International Federation of Library Associations and Institutions:IFLA)
解説
IFLAは、1927年に設立された図書館・情報のサービスおよび利用者の利益を代表する国際的な機関で、現在は150カ国から1600以上の図書館および情報関連団体が加入している。
毎年8月に開催されるIFLA年次大会(IFLA Annual Conference : World Library and Information Congress)には3000人以上の関係者が集う。2010年はイェーテボリ(スウェーデン)で開催された。2011年はサンファン(プエルトリコ)で開催さ れる。
IFLAには2011年3月現在、5つの部門(Division)、6つの中心的活動(CoreActivities)、43(*)の分科会(Section)、11の特定の問題に関心持つグループ(Special Interest Groups)、5つのジョイントアクティビティ(Joint Activities)がある。
*分科会は、名称が変わったり廃止されたりすることがあるため、発足当時の番号をそのまま保持している。分科会番号は48まであるが、実質的な分科会の数は、2011年3月現在は43である。
図書館における障害者の情報のアクセスと著作権に焦点を当てた活動を行なっているのは、「特別なニーズのある人々に対する図書館サービス分科会」と「印刷物を読むことに障害がある人々のための図書館サービス分科会」である。
2つの分科会の概要は以下である。
(Library Services to People with Special Needs Section : LSN)
【第3部門:図書館サービス部門(Division of Library Services)-第9分科会】
旧称:図書館利用に障害のある人々へのサービス分科会
(Library Serving Disadvantaged Persons : LSDP)
特別なニーズのある人々に対する図書館サービス分科会は、何らかの理由で従来の図書館サービスを利用できない人々への図書館及び情報サービスに携わっている。対象としては例えば、入院患者、服役中の人たち、老人施設に入所している高齢者、在宅患者、聴覚障害者、身体及び発達障害者などである。この分科会は国際フォーラムを開催してアイデアを出し合い、各々の経験を共有し、図書館及び情報サービスの有効性を促進し改善を目指したプロジェクトを開発し、あらゆるレベルでの国内的・国際的協力の推進を目的とする。
(Library Serving Persons with Print Disabilities Section : LPD)
【第1部門:館種部門(Division of Library Types)-第31分科会】
旧称:視覚障害者図書館サービス分科会
(Library for the Blind Section : LBS)
印刷物を読むことに障害がある人々のための図書館サービス分科会は、視覚障害者と他の理由で印刷物を読むことに障害がある人々を対象とした図書館サービスに取り組んでいる。主な目的は、この分野の国内的・国際的協力の促進、研究開発の奨励、情報へのアクセスの改善である。
日本障害者リハビリテーション協会では、IFLAで刊行された専門報告書(IFLA Professional Reports)のうち、"Guidelines for Easy-to-Read Materials"「読みやすい図書のためのIFLA(国際図書館連盟)指針」と"Guidelines for Library Services to Persons with Dyslexia"「ディスレクシアのための図書館サービスのガイドライン」と"Guidelines for Library Services to Persons with Dementia"「認知症の人のためのサービスガイドライン」を翻訳してDINFに掲載している。また、LPDに代わって、IFLA Directory 4th Editionを出版し、Directoryをオンラインで提供している。
外部リンク
- IFLANET (IFLA公式ページ(英語))http://www.ifla.org/index.htm
- International Directory of Libraries for the Blind -4th Edition -
(IFLAの世界の録音点字図書館の要覧のページ(英語)http://ifla.jsrpd.jp/
Dinfサイト内の関連ページ
- IFLA(国際図書館連盟)の障害者の情報アクセスに関する取り組み
- グローバル・アクセシブル・ライブラリー(GAL)プロジェクト最新情報
- 特別なニーズのある人々に対する図書館サービス分科会(LSN)の歴史的概観(PDF)
- 特別なニーズのある人々に対する図書館サービス分科会の歴史的概観(HTML)
- 新分野の開拓:印刷物を読むことに障害がある人々のアクセスを拡大するバーチャルグローバルライブラリーサービス
- IFLA/LSN主催「P3会議」報告
- 2009年P3(People:人々 Publishers:出版社 Public Libraries:公共図書館 )会議決議
- 図書館における新たな視点-認知症の人のためのサービスガイドライン-
- 認知症の人のための図書館サービスガイドライン
- アクセシブルな図書館サービスを目指して -盲人図書館分科会報告-
- 視覚障害者図書館および情報サービス事業の資金調達および管理システム: 国際事例研究
- 患者・受刑者・障害者分科会(Libraries Serving Disadvantaged Persons. LSDP) -難読症会議と病院患者図書館ポスター会議-
- 「視覚障害者図書館」サービス分科会
- 障害者のための図書館へのアクセス-チェックリストの紹介
- ディスレクシアのための図書館サービスのガイドライン
- 読みやすい図書のためのIFLA(国際図書館連盟)指針
- 図書館は障害者に何ができるか? -IFLA(国際図書館連盟)年次大会(2006)に参加して-








