教員による申請から利用までの流れ

デイジー教科書の利用申請は、教育委員会、学校図書館、本人、保護者、支援者、教員、特別支援教育コーディネーター等が申し込むことができます。

ここでは、教員が読みの困難をもつ児童生徒の存在に気が付くところから、実際に使用するところまでの流れを、段階的に説明しています。

それぞれの段階で、教員側が行うこと、児童生徒に実施していただくこと、資料をまとめています。ぜひご確認のうえ、ご活用ください。

利用申請の概要については、以下を参照ください。なお、教員自身が申請するのは「一般提供申請」の方法です。

01
必要性

把握

紙の教科書では授業を受けにくく困っている児童 生徒がいたときに

必要性の把握イメージ
  • 対象児童生徒の把握
  • 読みの困難さの評価
    (アセスメント)
  • 支援の体制作り
02
体験

申請

デイジー教科書の導入を検討したり、申請するときに

体験・申請イメージ
  • 効果が期待できそうか確認(事例の参照、体験版の利用)
  • 申請手続き
03

準備・利用

承認のメールが来たときに、申請した児童生徒毎に、
それぞれ専用のIDとパスワードを設定し、

QRコードを発行しましょう

あとから[児童生徒・教科書・下学年の教科書]の追加や修正もできます。

1
ログイン名とパスワードの設定
  • 児童生徒用ログイン名とパスワードの設定
詳しく
2
再生方法の選択や端末の準備
  • 再生方法の選択や端末の準備
  • 端末の設定
  • ログイン方法を教える
  • 再生方法を教える
詳しく
3
追加・修正申請手続き
  • 追加・修正申請手続き
詳しく

1.必要性の把握

紙の教科書では読みが不得手で、授業を受けにくくて困っている児童生徒がいませんか。

以下のリスト※に一つでも当てはまる項目があったら、状況を把握して支援の体制を作りましょう。

  • A. 逐次読みになってしまう
  • B. 勝手読みをしてしまう
  • C. 特殊音節(きゃ・ぎゃ等)を読むのが苦手
  • D. ひらがなが読むことが苦手
  • E. 単語の切れ目が分かりづらい
  • F. 漢字を読むのが苦手
  • G. 集中して読むのが苦手
  • H. 文の内容を理解するのが苦手

など

※デイジー教科書の利用申請における読みの困難さの確認項目です。

教員側が行うこと

  • 対象児童生徒の把握
  • 読みの困難さの把握・評価(アセスメント)
  • 支援の体制作り
    (特別支援教育の専門家や学校関係者、保護者等と連携しましょう。)

児童生徒に実施していただくこと

  • 読みの困難さの把握・評価(アセスメント)へのご協力

参考資料

詳しく知りたいかたはご参照ください。

2.体験・申請

デイジー教科書の導入を検討し、準備します。

デイジー教科書の活用事例を参照するとともに、体験版によるお試し利用を通して、効果が期待できそうか確認してみましょう。

2-1.確認・体験

教員側が行うこと

  • 効果が期待できそうか確認
    • デイジー教科書を導入した事例の参照
    • 体験版のお試し利用(無料です)
    • 教科書サンプル版の利用(無料です)

児童生徒に実施していただくこと

  • 体験版、サンプル版のお試し利用

参考資料

詳しく知りたいかたはご参照ください。

体験版については、実際にお試しいただくことをお勧めいたします。

2-2.申請(一般提供申請)

デイジー教科書の申請はどの端末からも可能ですが、メールアドレスが必要です。
また、当協会からのメールが受信できることが必要です。
利用する教科書は、在籍学年よりも下の学年の教科書を利用することができます。

医学的な診断は必須ではありませんが、読みの困難さの状況についての申告が必要です。

事務局による審査があるため、申請から承認まで1週間ほど時間が掛かります。
承認されたらメールが届きます。

届いたメールには必要なリンクや説明が掲載されているので、よくご確認ください

教員側が行うこと

  • デイジー教科書の利用申請
    • 年度ごとに必要です
    • 申請者(教員)の情報は、年度を更新した際に引き継ぐことができます
    • 利用する児童生徒の読みの困難さについては、年度ごとに必要です。
    • 利用する教科、学年、発行者の登録は、年度ごとに必要です。
  • アンケートへのご協力(年度末)

児童生徒に実施していただくこと

  • アンケートへのご協力(年度末)

参考資料

申請に必要な書類やアンケートについて記載されています。申請前にご確認ください。

3.準備・利用

承認メールが届いたら、端末を準備して、利用を開始します。

QRコードやID・パスワードによるログイン方法と基本的な再生方法を把握し、対象の児童生徒にログイン方法や再生方法を教えましょう。

3-1.児童生徒用ログイン名とパスワードの設定

教員(申請者)と児童生徒では、閲覧できる教科書の種類や、ログイン後の各種設定・更新機能に違いがあるため、必ず児童生徒毎のログイン名とパスワードの設定を行いましょう。

事例

この事例は、2名の児童生徒(小3、小6)に対して、異なる教科を申請した場合です。

教員(申請者ID)

  • 児童生徒用ログイン名、パスワードの設定
  • 申請者情報の更新
閲覧できる教科書は申請した教科書のすべて

小3国語、小3理科、小6国語

児童生徒1(小6)ID

閲覧できる教科書は児童生徒1用のみ

小6国語

児童生徒2(小3)ID

閲覧できる教科書は児童生徒2用のみ

小3国語、小3理科

教員側が行うこと

申請の承認メールが届いたら、最初に申請した人数分の児童生徒毎にログイン名とパスワードを設定しましょう。なお、ログイン名は固有の値のため変更できません。

3-2.準備・利用

再生方法を選択し、端末を準備しましょう。

再生方法のお勧めは、「ブラウザ再生」です。端末の標準ブラウザで再生できるため、どの端末でも再生できます。

ネットワーク接続がない環境でも使用したい場合は、「オフラインプラス再生」をお勧めします。

選択した再生方法にあわせて端末の準備ができたら、設定したログイン名とパスワードを用いて児童生徒毎にQRコードを発行して操作方法を説明しましょう。

設定にあたって必要な情報が記載されています。必ずご確認ください。

教員側が行うこと

  • デイジー教科書の再生方法の選択
    • 「ブラウザ再生」、「オフラインプラス再生」、「アプリ再生」から選べます
  • 端末の準備・設定
  • QRコードの発行
    • 利用する児童生徒ごとにそれぞれ別のQRコードが必要です
  • ログイン方法・再生方法を児童生徒に教える

児童生徒に実施していただくこと

  • 利用したい環境についての聞き取りへのご協力
  • 利用方法の説明を受ける

参考資料

再生方法の詳細は、こちらからご確認ください。

3-3.追加・修正申請

申請が受理された状態でも、年度内に、利用する児童生徒や教科書について追加・修正があれば都度申請が必要です。追加・修正方法は、こちらからご確認ください。

なお、追加・修正申請についても事務局による審査があるため、承認まで1週間ほど時間が掛かります。

教員側が行うこと

  • 追加・修正が必要な内容の把握
  • 児童生徒を追加する場合は、読みの困難さの評価(アセスメント)と支援体制作り

児童生徒に実施していただくこと

  • 読みの困難さの把握・評価(アセスメント)へのご協力(追加する児童生徒)