「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2011年4月号
(第31巻 通巻357号)毎月1回1日発行 800円
(財)日本障害者リハビリテーション協会発行
【4月号の特集】
触法障害者への支援
~司法と福祉の連携を考える~
刑務所の受刑者の中に知的障害や発達障害のある人、高齢者が数多くいることが明らかになり、こうした矯正施設等を退所した後の社会復帰への支援のあり方が大きな課題となっている。これまで、障害に対する適切な理解や支援が十分でないために受刑者となってしまい、退所後も社会復帰が果たせず、結果として、犯罪を繰り返す「累犯者」になっていることが明らかになってきた。こうした状況を受け、厚生労働省は、2009年度より「地域生活定着支援事業」を創設し、全国に地域生活定着支援センターが設置されているところである。
今回の特集では、罪を犯した知的障害や発達障害のある人への支援の現状と課題について、本事業に関わっている関係者・支援者の声を集め、司法と福祉の連携のあり方を考える。
- 【グラビア】
- 家族が基本
写真・文:橋本和典
- 家族が基本
- 【時代を読む】
- 【特集】 触法障害者への支援~司法と福祉の連携を考える~
- 触法障害者の支援
―「司法と福祉の連携」を考える
浜井浩一 - 罪を犯した知的・発達障害者への弁護活動を通して思うこと
副島洋明 - 矯正施設を退所した知的障害者への地域生活移行支援
~施設での実践~
小野隆一 - 神奈川県地域生活定着支援センターの現状と課題
~職能団体としての特徴を生かして
山下康 - 滋賀県地域生活定着支援センターの取り組み
中川英男 - 相談支援活動を通して
松友了
- 触法障害者の支援
- 【わがまちの障害福祉計画】
- 埼玉県深谷市長 小島進氏に聞く
現場で一緒に汗をかける福祉の取り組み
聞き手:寺島彰
- 埼玉県深谷市長 小島進氏に聞く
- 【フォーラム2011】
- We Love コミュニケーション運動
松本正志 - ソーシャル・ファーム国際シンポジウム報告
上野容子
- We Love コミュニケーション運動
- 【文学にみる障害者像】
- ダウン症候群の青年が書いた自伝的エッセイ
『ナイジェル・ハントの世界』に出会う
菊地澄子
- ダウン症候群の青年が書いた自伝的エッセイ
- 【ワールドナウ】
- ハンセン病回復者・家族の自立支援
―インド、ゴパール氏の取り組みへの支援
十八公宏衣
- ハンセン病回復者・家族の自立支援
- 【列島縦断ネットワーキング】
- 〈福島〉聴覚障害の人も楽しめる字幕つきプラネタリウム投映の実施
安藤享平 - 〈長野〉個性豊かな人たちと共に働く
―農業に取り組む柿の木農場の仲間たち―
柿島滋
- 〈福島〉聴覚障害の人も楽しめる字幕つきプラネタリウム投映の実施
- 【ほんの森】
- 綾屋紗月・熊谷晋一郎著
『つながりの作法 同じでもなく違うでもなく』
評者:渡邉琢
- 綾屋紗月・熊谷晋一郎著
- 【工夫いろいろエンジョイライフ】
- 実用編●便利な音声式リモコン、他●
提案者:王崢(伊藤さよこ) イラスト:はんだみちこ
- 実用編●便利な音声式リモコン、他●
- 【震災支援情報】
- 【インフォメーション】
- 【編集後記】