「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2016年8月号
(第36巻 通巻421号)毎月1回1日発行 800円
(財)日本障害者リハビリテーション協会発行
【8月号の特集】
障害児支援の動向と課題
平成24年の児童福祉法改正で障害児施設体系の再編や放課後等デイサービス等が創設され、障害児支援が強化されたと言われる。その結果、放課後等デイサービスが急増し、株式会社なども含めたサービス提供事業者が多様化している。また、デイサービスのかけもちなどで、本来の親子関係の構築に問題が生じている、等の指摘もされている。
今回の改正で、重い障害などで外出が困難な子どもに対して居宅を訪問して発達支援を提供するサービスの新設や、保育所等訪問支援については乳児院や児童養護施設の障害児にも利用が拡大されるなど、障害児支援の地域ネットワークの強化が期待される。
特集では、障害児支援の動向をはじめ、放課後等デイサービスの意義や事業のあり方、地域における実践、支援を受ける子どもの母親の声など、さまざまな観点から制度改正による障害児支援の実態と課題を明らかにする。
- 【グラビア】
- 豪快な筆跡 共に母と読む詩
写真・文:中村年延
- 豪快な筆跡 共に母と読む詩
- 【時代を読む】
- 国際障害者年から35年
―「当事者主体」は定着したか
馬橋憲男
- 国際障害者年から35年
- 【特集】 障害児支援の動向と課題
- 障害児支援の動向
小島裕司 - 今後の障害児支援の在り方
―インクルーシヴな社会を目指して―
柏女霊峰 - 子どもにとっての放課後の意義から事業のあり方を考える
中村尚子 - 放課後等デイサービスの現状と課題
中嶋麻衣 - 横浜市南部地域療育センターにおける幼稚園・保育所への巡回訪問の実際と今後の課題
前島弘 - 世田谷区における障害児等保育についての検討と今後の取り組み
世田谷区子ども・若者部保育課 - 支援を受ける立場から
- 母親の就労と子どもの居場所
辻京子 - 「障害があっても地域で暮らす」ことと放課後等デイサービス
森佳代子 - 親たちの「おしゃべり会」から見えること
福井公子
- 母親の就労と子どもの居場所
- 障害児支援の動向
- 【1000字提言】
- 「まっちゃん」
佐藤一 - 実現しているインクルーシブ教育 子ども同士のつながり
長位鈴子
- 「まっちゃん」
- 【文学やアートにおける日本の文化史】
- 盲人と創作活動
―吉成稔「杖」を読む
佐藤健太
- 盲人と創作活動
- 【ワールドナウ】
- てんかんにおける予期せぬ突然死(SUDEP)をめぐる市民運動
河村ちひろ - アジア太平洋におけるDPI運動の進展
中西正司
- てんかんにおける予期せぬ突然死(SUDEP)をめぐる市民運動
- 【トピックス】
- 【知り隊おしえ隊】
- 【解説・障害者差別解消法】
- 教育に関する差別と合理的配慮
大谷恭子
- 教育に関する差別と合理的配慮
- 【3.11復興に向かって私たちは、今】
- 紙漉きとの出合いで新たな一歩
~のぞみ福祉作業所の5年間の取り組み
畠山光浩
- 紙漉きとの出合いで新たな一歩
- 【列島縦断ネットワーキング】
- 〈埼玉〉精神障がいを抱えた親とその「子ども」を応援します
~ぷるすあるはの活動
北野陽子 - 〈長野〉障害のある人の芸術活動、表現活動 ビートウッズの活動と特徴
~Not live without dance~
小山多恵子 - 〈愛知〉障害者が自然栽培で、農業を再生します。
里見喜久夫
- 〈埼玉〉精神障がいを抱えた親とその「子ども」を応援します
- 【工夫いろいろエンジョイライフ】
- 実用編●コミュニケーションの方法に一工夫、他●
提案者:酒井ひとみ イラスト:はんだみちこ
- 実用編●コミュニケーションの方法に一工夫、他●
- 【お知らせ】
- 【インフォメーション】
- 【編集後記】