令和5(2023)年12月28日、文部科学省は、「義務教育の在り方ワーキンググループ中間まとめ」を公表しました。
同ワーキンググループは、「中央教育審議会初等中等教育分科会個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実に向けた学校教育の在り方に関する特別部会」の下に置かれており、令和4(2022)年10月から9回の会議を開催し、以下の検討事項について、議論を行ってきました。
目次は、下のようになっています。
Ⅰ.はじめに・・・1 Ⅱ.義務教育の意義を踏まえたこれからの学校の在り方に関する基本的な考え方・・・4 1.義務教育を取り巻く状況・・・4 (1)個別最適な学びと協働的な学びの実現に向けた改革の方向性・・・4 (2)義務教育を取り巻く今日的な課題・・・4 ①新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響・・・5 ②児童生徒の指導上の様々な課題・・・6 ③質の高い教師の確保のための環境整備・・・7 ④情報化の加速度的な進展と学校における変化・・・8 2.義務教育の意義を踏まえたこれからの学校の在り方に関する基本的な考え方・・・9 (1)我が国における学校の意義・役割の歴史的経緯・・・9 (2)義務教育の目的と学校の役割・・・10 (3)日本型学校教育の強みと弱み・・・12 (4)目指すべき義務教育・学校教育の姿及び取組の方向性・・・13 ①義務教育の中核としての学校教育の役割・・・13 ②公教育としての共通性の担保と多様性の包摂・・・13 ③児童生徒と教師が集い、共に学び、生活する場としての価値の最大化・・・14 ④生涯学習社会を生き抜く自立した学習者の育成・・・16 ⑤義務教育の目的を達成するための創意工夫の発揮・・・17 ⑥公教育を支える学習基盤に係る一体的な検討・充実・・・18 Ⅲ.学びにおけるオンラインの活用・・・19 1.基本的な考え方・・・19 2.必要な方策・・・21 (1)義務教育におけるオンラインを活用した学びの充実のための取組・・・21 ①義務教育段階における活用方策・・・21 ②小中学校の連携・接続・・・24 ③中山間地域や離島等に立地する小規模校における活用・・・25 ④更なる推進のための遠隔教育特例校制度の見直し・・・27 (2)オンラインを活用した学びへのアクセスを保障するための取組・・・29 ①不登校児童生徒への対応・・・29 ②義務教育未修了者・形式卒業者への対応・・・31 (3)働き方や生活スタイルの多様化への対応・・・32 Ⅳ.おわりに・・・34 |
障害児関連では、「Ⅳ.おわりに」において、「不登校児童生徒に加え、特別支援学校や特別支援学級に在籍する児童生徒、通常の学級において通級による指導を受けている児童生徒、日本語指導が必要な児童生徒の増加等、子供たちの多様化が進む中にあって、子供たちの多様な教育的ニーズに対応し、一人一人の可能性を伸ばしていく誰一人取り残されない教育を実現していくためには、何より、学校教育を、全ての子供たち、そして子供たちの学びを支える教師にとって、ウェルビーイングを高め、実現できる場としていくことが求められる。」という記述がありました。
詳しくは下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://www.mext.go.jp/kaigisiryo/2022/mext_00034.html