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盲ろう者のしおり1998-盲ろう者福祉の理解のために-

社会福祉法人 全国盲ろう者協会

項目 内容
発行月日 1998年3月20日

目次

1 盲ろう者とは?

 「盲ろう者」という言葉を聞いてまず何を思いうかべるでしょうか?「盲の人」と「ろうの人」、「見えなくて聞こえない人」、「ヘレン・ケラー女史」……等々。
 全く見えなくて全く聞こえない「盲ろう」の様子を、ある重度盲ろう者は「光も音も届かない深い海の底で箱のなかに閉じこめられた状態のようだ」と表現しています。
 自宅に居ても、テレビの画面は見えません。音声も聞こえません。ラジオも新聞もほとんどの情報手段から閉ざされ、家族との会話でさえも困難をきわめます。単独での外出は危険が多く、絶望的な状況におかれています。
 まさに闇と沈黙に包まれた孤独な生活を送らざるをえない状況といえるのです。

 私ども全国盲ろう者協会では次のような方々を「盲ろう者」と呼んでいます。

    「身体障害者手帳に視覚と聴覚の両方の障害が記載されている人」   

 つまり、視覚・聴覚それぞれ6級以上の程度の障害が重複している方々を対象としています。
 視覚障害には全く見えない「全盲」から少しは見える「弱視」まで様々な見え方の違いがあり、また、聴覚障害にも全く聞こえない「全ろう」から少しは聞こえる「難聴」まで様々な聞こえ方の違いがあります。
 これを整理すると、盲ろう者には大きく分けて①「全盲ろう」、②「弱視ろう」、③「全盲難聴」、④「弱視難聴」の4つのタイプがあるということができます。(特にことわりのある場合を除き、以下「盲ろう者」には4つのタイプを含みます)

視覚障害者の程度
全盲(全く見えない) 弱視(少しは見える)
聴覚障害者の程度 ろう(全く聞こえない) ①「全盲・ろう」(全く見えなくて、全く聞こえない) ②「弱視・ろう」(少しは見えるが全く聞こえない)
難聴(少しは聞こえる) ③「全盲・難聴」(全く見えないが少しは聞こえる) ④「弱視・難聴」(少しは見えて少しは聞こえる)

※<参考>当協会では、身体障害者手帳の視覚・聴覚の障害があわせて1~2級の盲ろう者を特に「重度盲ろう者」と呼んでいます。
  (→詳細は11頁「6通訳・介助者(訪問相談員)の派遣事業のご案内」参照)


主題:
盲ろう者のしおり 1998

発行者:
社会福祉法人 全国盲ろう者協会

発行年月:
1998年3月

文献に関する問い合わせ先:
社会福祉法人 全国盲ろう者協会
〒162 東京都新宿区西早稲田2-2-8
(財)全国心身障害児福祉財団ビルB1F
TEL 03-5272-1691
FAX 03-5272-1692