「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2008年12月号
(第28巻 通巻329号)毎月1回1日発行 800円
(財)日本障害者リハビリテーション協会発行
【12月号の特集】
障害者と裁判員制度の課題
裁判員制度が来年5月21日からスタートする。裁判員制度は、国民が裁判に参加することによって国民の視点や感覚が裁判の内容に反映されることになり、国民の司法に対する理解と信頼が深まることが期待されている。
今回の特集では、裁判員制度の解説および障害のある人たちが裁判員になったときの配慮点などをご紹介いただく。また、司法関係者および障害当事者団体の方々からは、障害のある人が裁判員として議論に参加できるための課題点や被告人になった場合の障害理解についての配慮点などをご提案いただいた。
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【グラビア】
- 命をつなぐもの
写真・文:米山真人
- 命をつなぐもの
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【うたの森】
- 介護百人一首より
芝木しづ・日置紀 〈解説〉花田春兆
- 介護百人一首より
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【特集】 障害者と裁判員制度の課題
- 解説・裁判員制度
小野寺明 - 裁判員制度と障害者保障
小野寺明 - 障害者と裁判員裁判の課題
金岡繁裕 - 裁判員制度と視覚障害者
─模擬裁判を通じて見えてきた問題点とその解決に向けての一考察─
大胡田誠 - 聴覚障害者への対応と課題
田門浩 - 裁判員制度における知的障害者の課題
辻川圭乃 - 視覚障害者の参加を保障するために
鈴木孝幸 - 聴覚障害者が裁判員になるために
西滝憲彦 - 裁判員制度に望む
大久保常明 - 裁判員制度と精神障害者の参加について
有村律子
- 解説・裁判員制度
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【特別企画】
- 2008 私が選んだ今年の5大ニュース
杉澤哲哉・細川潮・新谷友良・高橋玲子・花田春兆・粂田哲人・杉野昭博・三上真二・濱田滋子・沖田大・山下かのう・村上和子
- 2008 私が選んだ今年の5大ニュース
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【1000字提言】
- “当事者研究”って楽しい!
伊藤知之 - 輝く笑顔の向こうに見える親の姿
大久保真紀
- “当事者研究”って楽しい!
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【トピックス】
- APDF新会長アラム氏に聞く
聞き手:松井亮輔
- APDF新会長アラム氏に聞く
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【文学に見る障害者像】
- ギュンター・グラス著『ブリキの太鼓』
─太鼓によって語られる「過去」
杉山雅彦
- ギュンター・グラス著『ブリキの太鼓』
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【列島縦断ネットワーキング】
- 〈福井〉「ケアサポート・春駒」の取り組み
大久保恵子 - 〈愛媛〉過疎高齢化産業低迷地域における障害者雇用促進
~地域振興と障害者雇用促進をミッションとした社会的企業の取り組み~
須田竜太
- 〈福井〉「ケアサポート・春駒」の取り組み
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【工夫いろいろエンジョイライフ】
- 実用編●電話の自助具「らくらくホン」、他●
提案:岡本幸子 イラスト:はんだみちこ
- 実用編●電話の自助具「らくらくホン」、他●
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【ノーマライゼーション総目次】
- 2008(平成20)年1月~12月
- 【編集後記】