「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2012年7月号
(第32巻 通巻372号)毎月1回1日発行 800円
(財)日本障害者リハビリテーション協会発行
【7月号の特集】
難病者支援の課題と展望
わが国における難病対策は昭和47年(1972年)に始まった。主な支援策は医療費などの助成であり、生活や就労に対する支援策は身体障害者福祉法などの認定者に限られているため、支援の対象とならない「制度の谷間」の問題が指摘されてきた。
また、難病をもつ人は、障害認定の有無にかかわらず長期にわたる「痛み」や「しびれ」などの症状により日常生活や就労が困難になることも稀ではない。そのため、それぞれの疾患に特有な症状に配慮した看護や介護、住環境整備、就労支援などが強く求められている。
障害者総合支援法の対象範囲に「難病等」が加えられることを受け、今回の特集では、難病対策の歴史的経緯をはじめ、難病者支援の現状と課題および各分野ごとの今後の展望についてまとめ、新法に基づく支援策作成への提言とする。
- 【グラビア】
- じろじろ見てよ―鎌倉市議会議員 千一さん
写真・文:岩尾克治
- じろじろ見てよ―鎌倉市議会議員 千一さん
- 【時代を読む】
- 【お知らせ】
- 【特集】 難病者支援の課題と展望
- 難病患者支援の歴史的経緯
厚生労働省健康局疾病対策課 - 難病患者支援の現状と課題
福永秀敏 - 医療支援の現状と課題
―在宅看護の立場から~アコモケア在宅支援センターの試み―
松木満里子 - 神経難病患者の地域医療ネットワーク構築の課題と展望
川田明広 - 就労支援の現状と課題
伊藤美千代 - 福祉的支援の現状と課題
水谷幸司
- 難病患者支援の歴史的経緯
- 【1000字提言】
- 障害の主流化を問い直す
野際紗綾子 - 「生きにくさ」を抱えた人たち3
石川恒
- 障害の主流化を問い直す
- 【フォーラム2012】
- 【ワールドナウ】
- 【文学にみる障害者像】
- 【ほんの森】
- 荒井裕樹著
『ハンセン病療養所の自己表現史 隔離の文学』
評者:関義男
- 荒井裕樹著
- 【証言3.11その時から私は】
- 私が体験した3.11と石巻地域の今
石森祐介
- 私が体験した3.11と石巻地域の今
- 【知り隊おしえ隊】
- 最新の義足と義手
丸田耕平
- 最新の義足と義手
- 【列島縦断ネットワーキング】
- 〈福島〉金澤翔子美術館がいわき市にオープンしました
金澤泰子 - 〈東京〉社会貢献型 リボンヌ手芸部の取り組み
山口里佳 - 〈鹿児島〉鹿児島県難病相談・支援センターオープン
―地域ケア体制の構築に向けて
原田ケイ子
- 〈福島〉金澤翔子美術館がいわき市にオープンしました
- 【工夫いろいろエンジョイライフ】
- 実用編●軽くて、長さもピッタリ!傘の心、他●
提案者:勝矢光信 イラスト:はんだみちこ
- 実用編●軽くて、長さもピッタリ!傘の心、他●
- 【インフォメーション】
- 【編集後記】